ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

2015年05月25日 | 其の他

以前にも書いたけれど、自分は“タモリ氏の笑い”というのが好きじゃ無い(初期の頃は、面白いと思った事も在ったが。)けれど、彼の主張には「そうだよなあ。」と納得出来る物が結構在る。然し・・・。

 

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木村拓哉がタモリの夢を持たない生き方を全否定『無いなあ・・・そういう考え方は。』」(5月23日、トピックニュース

 

22日放送のラジオ番組What’s海賊団 木村拓哉のWhat’s UP SMAP! 」(TOKYO FM)でSMAPの木村拓哉が、タモリの「夢」に纏わる考え方を否定した。

此の日の番組では、木村がリスナーから届いた10日放送の「ヨルタモリ」(フジテレビ系)に関するメールを読み上げた。

 

「ヨルタモリ」では、タモリが「夢を持つ生き方」に付いて言及し、其の中で夢が在る様じゃ、人間終わりだね。夢の達成される前の期間は、全く意味の無い、つまんない期間になる。等と主張していた。

 

同日ゲスト出演していた草剛もタモリに同意夢に向かって頑張ろうぜみたいな。じゃ、叶っちゃったら、どうすんのって話で。等とコメントしていた。

 

木村は、リスナーからのメールで此れを知ったそうだが僕は、(夢は)必要だと思う。と、2人の意見に真っ向から反対する立場を表明した。

 

木村は「夢が叶った後」にシフトする草の考え方に疑問を持った様で、『夢が叶った後、どうするの?』って思う?叶ったら、最高にハッピーじゃないですか。何で其処で、其方に頭がスイッチするんだろう?と不満を零した。

 

因みに、木村自身には幾つもの夢が在るそうだ。「こんな所、行ってみたいな。」、「こんな人と、一緒に御仕事してみたい。」といった夢が1つ叶うに、「本当に出来た!」、「思いっ切り、全力で遣りたい。」と感じるのだとか。

 

木村にとっては、夢が叶う度に「叶うんだったら、次も持つべき。」と考える、其処で終わりにはならないそう。其の様に自分の考えを吟味した上で、改めて「夢を持たない生き方」に付いて、「無いなあ・・・そういう考え方は。」と全否定していた。

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当該番組を見ていないので、前後の流れやニュアンスが判らないけれど、記事で記されているコメントを見る限りでは、タモリ氏や草氏の主張には全く共感出来ない。逆に、木村氏の主張には共感。

 

人の考え方は色々在って当然だけれど、「夢が在る様じゃ、人間終わりだね。」という理由が良く判らない。夢の大小は無関係に、夢を持つからこそ、生き甲斐って生まれる物では無いのだろうか?「夢が在る様じゃあ、人間終わりだね。」というのは余りにも虚無だし、皮肉な考え方をすれば、様々な物を得て来たタモリ氏だからこその境地じゃないだろうか。

 

「夢の達成される前の期間は、全く意味の無い、つまんない期間になる。」というのも理解不能夢が達成される前の期間が辛ければ辛い程、実際に達成された時の喜びは増すだろうし、仮に達成されなかったとしても、其の期間は自身の血肉になると思うので、「つまんない期間」と自分は捉えられない。

 

草氏の「夢が叶っちゃったら、どうすんの?」というコメントには、「叶ったら、新しい夢を持てば良いじゃない。」と思う。

 

「『誰もが、夢を持たなきゃ駄目!』みたいな体育会的押し付けが嫌い。」という思いがタモリ&草両氏には在って、そういった意味合いを含んでのコメントならば、其れは理解出来なくも無いが・・・。


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2 コメント

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>ぷりな様 (giants-55)
2015-05-26 02:10:52
書き込み有難う御座いました。

誰だったか忘れていましたが、以前、或るプロ野球OBが話していた事を思い出します。彼は高校野球で実績を残し、大きな期待を掛けられてプロ野球の道に進みました。然し、球界では全くと言って良い程に実績を残せず、数年後には“解雇”。当時の事を彼は、「子供の頃から、『絶対にプロ野球選手になるんだ!』という夢が在った。其の夢実現に向かい、半端じゃ無い努力を続けたので、実際にプロ野球選手になった時は、本当に嬉しかった。でも、燃え尽き症候群とでも言うんでしょうかね?夢だったプロ野球選手になった時点で、達成感が一杯になってしまい、心の何処かに『そこそこの練習をしていれば、大活躍出来る筈。』という慢心が生まれてしまったのだと思う。『此れじゃあ駄目だ。』と気付いた時は、もう遅かった。」みたいな趣旨で話していました。

紹介戴いた昔話、面白いですね。「何としても実現したいと思っていた夢よりも、直近にもっと実現したい夢を作らせた事で、最初の夢を忘れさせた。」というのは、心理学のテクニックとしても在りそう。
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ご無沙汰しております (ぷりな)
2015-05-25 22:38:34
私としても、夢を持って夢に向かって頑張ることは生きがいになると思うし、1つの夢が叶ったら次の夢を探せばいいじゃないかと思います。希望の職業に就くことや大きなことを成し遂げることだけでなく、「何処に行く」「何を食べる」「誰に会う」といったことも「夢」という言葉で表していいと思っています。

ただ、夢によっては「夢は叶ってしまったらひたすら現実。叶ってからが勝負」という面もあるのは確かでしょうね。「燃え尽き症候群」や「昇進うつ病」という症状もあるくらいですし。また、希望の職業に就けたということで、そこで満足して鳴かず飛ばずになる人々や有頂天になって羽目を外してしまう人々もいるでしょう。

昔話で、罪人が打ち首になる直前に殿様に対して「死んだら化けて出て仇をなしてやる」と言ったところ、殿様は「ならば首を刎ねられたらそこの岩にかじりついて証といたせ」と言った。罪人の首は岩まで飛んで行って岩にかじりついた。怯える家臣たちに殿様は「あの者はわしがあのように言った時、岩にかじりつくことがすべてになって、化けて出るという目的は頭から消えてしまったであろう。そういう性質だから打ち首ものの落ち度をやらかしたのだ」と語った。そしてその罪人の幽霊が出ることはとうとうなかった― という話を読んだことがあります。タモリ・草薙両氏は長い芸歴の中で、そういう性質のアイドルが出てきては消えていくのをたくさん見てきたでしょうから、そういう意味で「夢」に対する否定的な言葉を言ったのだとしたら、理解できなくはないです。
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