オー・チン・チン

３５年ぶりに北斗星司＆南夕子が再会した事への感動が、未だに余韻として残っている。「星司の心の中には、ずっと夕子が在り続けていたんだなあ。」と目頭が熱くなったのだが、「”現在の”星司に妻子が居るという雰囲気も無いのはその辺が理由だったのだろうか？」とくだらない想像もふと頭を掠めた。でも良く良く考えると、ハヤタや郷、ダン等、歴代のウルトラマン達（正確に言えばウルトラマン達の人間体）に妻子が居るという設定は記憶に無く、以前の記事「Ｍ：ｉ：Ⅲ」でも触れたスパイと同様、正義のヒーロー達にとっても妻子という存在は似つかわしくないのかもしれない。

「ウルトラマンＡ」と言えば、今は解散してしまった男性コーラス・グループのハニー・ナイツが主題歌を歌っていた。張りの在る美声が魅力的なグループで、特撮やアニメ、そしてＣＭソング（エメロンシャンプーのＣＭソング「ふりむかないで」は名曲！）等も数多歌っていたが、彼等の代表曲の中に稀代の”珍曲”とも言われる「オー・チン・チン」というものが在る。その詩はこちらを見て戴きたいのだが（歌声はこちら。）、「子供の頃の雪の朝　白く積もった庭に出て　チンチン摘まんでオシッコで　雪に名前を書いたっけ　オーチンチン　オーチンチン　あのチンポコよ何処行った♪」と、男性が幼少時に立ち小便した思い出を振り返った曲なのだ。

昨日放送された「スタ☆メン」で、「えー！？」と驚かされる話が取り上げられていた。何でも最近は、自宅の（洋式）トイレで”座りション”をする男性が増えているというのだ。アンケート結果が紹介されていたが、男性の３０％以上、特に２０代の男性では４０％以上が”立ちション”では無く、便器に座って小用を足しているとの事。

「洋式トイレで立ちションをすると便器の廻りに尿が飛び散る為、トイレ掃除をする者が嫌がるから。」というのが、自宅トイレで座りションが増加した理由とか。そういった話を耳にした事は在ったし、確かに実際にトイレ掃除をする人間の身になれば、座りションが好まれる御時世なのは理解出来るのだが、それにしてもこれ程迄に座りションをする男性が増えていたとは思ってもいなかった。斯く言う自分は一貫して立ちション派だし、廻りを見渡しても実際に座りションをしているという知り合いは居ないからだ。

ガキんちょの頃、悪友達と川原で”連れション”をしたり、その際に”放出水”をクロスさせて遊んだりしたもの。あくまでも今回の話は「自宅のトイレ」という条件付きなので外部ではどうなのか判らないが、個人的には「座りションが当たり前になってしまったガキんちょ達が、外でも立ちションをしなくなってしまった。」としたら一寸寂しい気もする。

１年程前の話になるが、公衆トイレで小用を足していた際に一人の大学生らしき野郎が入って来た。外に友人を待たしているらしく、「一寸小便行って来る。」と言って入って来たのだが、”朝顔”（男性用小便器の俗称。）がガラ空きにも拘わらず大便器の在る個室に入って行った。「あれ？大きい方も済ますのかな？」と余計な事を思っていたら、「ジャー！」っと”放出水”の音が聞こえた後に水を流して出て来たのだった。時間的に考えても、小用を足す為だけに個室に入ったとしか思えず、「何で？」と不思議でならなかった。

かなり以前、教師をしている知り合いから「最近の修学旅行では集団で風呂に入る際、水着を着用して入ろうとする男子生徒が居て困っている。」という話を聞いた。もしかしたら上記した子も、他人に”ナニ”を見られるのが嫌で個室に入ったのだろうか？それとも家のトイレと同様に、外出先でも座りションでないと駄目という事なのだろうか？