岡本和真選手が二冠達成！

一昨日、セ・リーグはレギュラー・シーズンの全試合が終了し、個人タイトルが確定。ジャイアンツの岡本和真選手は本塁打王と打点王を獲得し、二冠に輝いた。「今季こそは、初タイトルを獲得して欲しい。」と願ってはいたけれど、まさか二冠に輝くとは・・・岡本選手、本当におめでとう！！！

長嶋茂雄監督が松井秀喜選手を、堀内恒夫監督が内海哲也投手を、そして原辰徳監督が坂本勇人選手を起用し続けた事で、彼等は素晴らしい選手になった。彼等が高い能力を有していたのは間違い無いけれど、「高い能力を有していても、其れを見抜いて起用し続けてくれる指導者に巡り合えず、失意の内に引退した選手が少なく無い。」事を考えると、彼等は恵まれていたと思う。

２０１５年にプロ入りして３年間、鳴かず飛ばずだった岡本選手。そんな彼の高い能力を見抜き、２０１８年に起用し続けたのが高橋由伸監督。高橋監督の存在が無ければ、“今の岡本選手”は無かったと言って良い。

今季終盤、打撃面で長いスランプに陥った岡本選手。個人タイトル争いをしているライヴァル達がガンガン数字を上げて来る中、「打てなくて、あっさりとベンチに下がって行く岡本選手の姿。」が余りにも淡白に感じられて、ジャイアンツ・ファンとしては何とも物足りなかった。元々感情を前面に出すタイプでは無く、腹の中では自分自身に対して強い怒りを持っていただろうけれど・・・。

「闘志を前面に出すけれど、セルフ・コントローズ出来ずに自滅する澤村拓一投手。」みたいなのは困るが、「何としてもライヴァル達に打ち勝つ！」という熱い闘志を前面に出した星野仙一投手や西本聖投手等の様に、岡本選手はもう少し闘志を前面に出して良いのではないか？クールな姿も悪くは無いが、“熱い岡本選手”というのも見てみたいし、そういう姿の先に“三冠王”という物が待っている様に思う。