ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

今季はどうなる事か

2011年10月02日 | スポーツ関連

昨日行われた「ライオンズvs.ホークス」戦は「0対3」でホークスが勝利を収め、2年連続のリーグ優勝を決めた。昨季は優勝を決めたホークスと2位のライオンズのゲーム差が最終的に0という大接戦のパ・リーグだったが、今季は昨日の試合前時点で2位のファイターズに12.5ゲーム差を付ける独走状態。パ・リーグではホークスを応援しているので、連覇は嬉しい限り。ホークスの選手達、本当におめでとう!!

 

「後3つアウトを取ったら、ホークスの優勝。」という時点で、ベンチ内にて涙ぐむ内川聖一選手の姿が印象的だった。「本当に優勝したかったんだなあ。」と感動する一方で、昨季の彼の古巣で在るベイスターズ体たらくには怒りを覚える。今季“も”身売り話が出始めているが、選手達が安心して闘える環境を作って欲しい。

 

ホークスの優勝は心底嬉しかったが、胴上げに関しては小言を言いたい。「優勝を決めた!」という余韻にどっぷり浸りたい気持ちは判るけれど、秋山幸二監督の胴上げ迄が余りに間が空き過ぎて、ダラダラした感が否めなかった。又、秋山監督の後に孫正義オーナー及ぶ内川選手の胴上げが続いたけれど、個人的には「引退を決めた選手」は別にして、「胴上げは監督だけ」という方が良いと思っている。ダラダラした感じが無いし、監督の胴上げをして直ぐに(内外野の)ファンの元へ駆け寄る方が、ファンも喜ぶと思うので。

 

パ・リーグはホークスが優勝を決めたけれど、セ・リーグの優勝はスワローズで99.99%確定だろう。今季の順位予想ではスワローズを5位に予想してしまった事を恥じ入るのみだが、「勝つ野球」というよりも「負けない野球」をしたスワローズの粘っこさは、小川淳司手腕による所が大。派手さの無い、寧ろ地味な監督と言えるが、「選手達が最大限に力を発揮出来る環境作りの上手さ。」や「此処ぞという状況での我慢強さ。」等は光る物が在った。

 

両リーグの優勝チームが決まった後には、クライマックス・シリーズ(CS)が控えている。過去に何度か書いている様に、「CSのメリットは認めているものの、総合的に考えると『野球ファンを白けさせてしまう。』等のデメリットの方が大きいのではないか?」と、ずっと思っている。昨季はレギュラー・シーズンを3位で終えたマリーンズがCSを勝ち上がり、最終的に日本一になった。ルールに則った形で日本一に輝いたマリーンズは心底凄いと思うし、其の日本一にけちを付ける気は毛頭無いが、「長期間を闘い抜き、リーグ優勝を成し遂げたチーム同士が日本シリーズで闘って欲しい。」という考えがどうしても在り、個人的には「CSを無くして欲しい。」と思っている。仮に愛するジャイアンツが2位乃至は3位でCSに進出したとしても、「リーグ優勝したチームが日本シリーズに進むべき。」という考えは変わらないし。

 

セ・リーグの優勝がスワローズという前提で書くけれど、終盤に来てのヨレ具合を考えると、CSで勝ち抜けない可能性も低くは無さそう。又、ホークスに関しては「兎に角プレーオフで勝てない。」というのがジンクスとなっており、独走の今季で在っても「又、勝ち抜けないのではないか?」という不安が。下手をすれば「両リーグ共に優勝チームが日本シリーズに進出出来ない。」、即ち「リーグで2位以下のチーム同士が、日本シリーズを闘う。」なんてケースも充分在り得る。そうなった時でも、CSは来季も続けて行くのだろうか?


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6 コメント

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「レギュラーシーズン1位」=「優勝」をやめれば…… (青空百景)
2011-10-02 10:55:58
パ・リーグだけでプレーオフをやっていた時には「プレーオフの勝者がすなわちリーグ優勝」だったのに、両リーグ共通の「CS」になった時「レギュラーシーズン1位がリーグ優勝」としてしまったのがまずかったと思っています。
このためCSが「日本シリーズ出場チームを決めるためだけのもの」になってしまい、レギュラーシーズンと連動したポストシーズンゲーム、ではなくなってしまいました。
バスケットボールでもアイスホッケーでも、プレーオフ制を導入している競技は全て「プレーオフの勝者が即ちリーグ優勝」であり、レギュラーシーズン1位のチームがプレーオフで敗退しても、本人達もファンも「本当は我々が優勝だったのに」などと(かつての一部ホークスファンのように)言い出したりはしません。
去年の日本シリーズ、千葉マリンスタジアムには「ホークスの分も、ライオンズの分も、ファイターズの分も、バファローズの分も、イーグルスの分も、俺たちは闘う」というフラッグが掲げられていました。レギュラーシーズン2位でも3位でも、「正々堂々とリーグの代表になった」ことには間違いがないのですから、それで日本シリーズの価値が落ちるとは私は思いません。豊田泰光氏のような人が「恥ずかしいから出場を辞退しますと何故言わぬ!」と騒ぎ出さない限りは。
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Unknown (spade)
2011-10-02 13:28:19
神宮でのクライマックスが2nd(11/2~)と仮定すると寒そう、せめて昼間にやれと思ってしまう。日本シリーズにいたっては11/12~…寒い。

確かにクライマックスがあるからか優勝のありがたみも少しになりましたね。
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>青空百景様 (giants-55)
2011-10-02 16:30:58
書き込み有り難う御座いました。今回は此方にレスを付けさせて貰います。


昨季のマリーンズ及び其のファン達が見せた「他の5チームの為に闘う。」という姿勢は凄く良かったし、自分もジーンと来ました。又、レギュラー・シーズンは3位だったけれど、其れで日本シリーズに進出した事に関して、マリーンズの選手達は何等引け目を感じる必要が無いとも思っていますので、豊田氏が主張する「辞退」云々には共感を覚えません。


レギュラー・シーズンという「長期戦」と、日本シリーズという「短期戦」は自ずと闘い方が異なりますし、レギュラー・シーズンで勝利を収めたとしても、必ずしも短期決戦で勝利出来るとは限らない。昨季の日本シリーズで言えば、「“彼の時点で”一番勢いを持って短期決戦を勝利出来た。」のはマリーンズだったという事実は動かし様が無いのも確か。

唯、其れは頭で理解しているのですが、古くからプロ野球、其れもセ・リーグの試合を中心に見続けた身からすると、「長丁場を闘い抜き、やっと優勝出来たというのに、日本シリーズに出場出来ない可能性が在るというのは、何か気の毒だなあ。」という思いがどうしてもしてしまうんですよね。前にも書いた比喩ですが、「1問10点のクイズを着実に正答し、最終問題前で2位に300点差を付けて独走していたチームが、最終問題の正解点数がいきなり400点となり、大逆転を食らってしまった様な理不尽さ。」みたいな感じが在って。

そういった「感情面の納得の行かなさ」の他にも、「CSが出来た為に、日本シリーズが御負けみたいな存在になってしまった。」というのも在ります。此れも以前に書いたのですが、プロ野球界の「タイトル」が余りに多くなってしまったが故に、タイトル自体の重さが軽くなった様な感じと似ているかも。飽く迄も個人の感覚で在り、青空百景様の様な捉え方が在るのも理解は出来るのですが・・・。
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>spade様 (giants-55)
2011-10-02 16:34:46
書き込み有り難う御座いました。

今季のCSや日本シリーズの概要がどうなっているのかは知らないのですが、節電の絡みからもデー・ゲームが多く組まれる可能性は在るかもしれませんね。TVの前で観戦している分には無関係なれど、実際に生で観戦&プレーしている人達にとっては、ドーム内なら未だしも、野外というのはしんどい環境ですし。
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神宮 (spade)
2011-10-05 19:06:32
明治神宮大会は日程変更してますね。
http://www.student-baseball.or.jp/game/jingu/

六大学・東都大学野球は10月中で終了

盛夏のオールスター、しかも屋外球場開催分を昼間に強行させたテレビ局を考えると、土日は昼間にやらないとも限らないですね
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>spade様 (giants-55)
2011-10-06 01:17:07
書き込み有り難う御座いました。

未曾有の大災害により節電を心掛けなければいけない状況下とはいえ、野球界も大きな影響を受ける年となりましたね。こういう状況下だらこそ、そしてプロ野球で相当の利益を受けて来たマスメディアだからこそ、プロ野球を盛り上げる様な話を積極的に取り上げて欲しいのだけれど、鬼の首を取ったかの様に「~は観客動員数が大幅減!」みたいな報道をしているのは、実に残念な事です。
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