ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

月光族

2007年01月16日 | 時事ネタ関連
移動中に聞いていたラジオ番組で、中国の若者事情を報じていた。経済成長著しい彼の国に在っては、我が国以上に貧富の差が大きいというのは以前から聞き及んでいたが、その差は一層拡大している様だ。そんな中、若者の間には月光族と呼ばれる人達が増加しているという。

三光作戦」なる呼称が在る。その実態の有無は別にして、「殺し尽くす、焼き尽くす、奪い尽くす」という行為を指しているとされるが、中国語で「光」は「使い尽くす」という意味が在り、月光族には月収を使い尽くしてしまう人達。という意味が込められている。中国の若者達の中には月収の殆どをブランド品購入に費やしたり、全てを注ぎ込んだ挙句にローン地獄に陥っている者が増加しており、特にファッションに入れ揚げる若い女性達(若い男性の間には、未だそれ程ファッションへの傾倒は無い様だ。)が、富裕層以外にも目立って来ているのだとか。昨年、彼の国の人材紹介会社が行なった調査によると、仕事を持つ女性の内70%が貯蓄をしていないという結果も残っている。

生活が豊かになって来ると、更に上の生活を望むというのは何処も同じなのだなあと感じる一方で、その時さえ楽しく生きられればOKといった先を考えない思考迄もが、同様に広まってしまうのは困ったもの。

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8 コメント

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人間は経済的な動物ではない。 (アラメイン伯)
2007-01-16 22:35:00
月光族。こんな人達がシナにもいるとは思いませんでした。
確かに自分の収入を超えて高価なファションに身を包むのはいきすぎだけど、人生は必要な物だけで成り立ってるわけではない。こういうのに幸せを感じるのも一つの価値観ではある。
社会主義が崩壊した理由の一端がこれですね。


人それぞれ収入に応じた支出内容。食料費に幾ら、教育費にいくら、レジャーにいくら。光熱費にいくらと。適正な基準があってそれを善良で優秀な官僚が発見すれば皆が幸せになれるとカン違いしたのが社会主義です。実はそんな基準なんて幻。

人生には多様な価値観があるのです。
共産党が支配する中国でこのような人達がでてくることは社会主義の論理が破綻している証拠だと思います。





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けっこう仮面の方が記憶にあります (マヌケ)
2007-01-16 23:21:23
人間が好奇心や欲望に突き動かされて動いている以上、社会主義だとか資本主義だとか以前に本能なのであってそれがどこまで到達するかの違いはあれ、しごく基本的なものだと思います。 欲しいものは欲しい。 単純ですね。 チャイナであろうがアメリカンであろうがジャパニーズであろうが情報が瞬時に平等に行き渡る狭い情報地図の中では同じレベルの物欲や食欲や性欲や所有欲などを持つのはなんら不思議ではないことです。 情報を閉ざしていた共産主義の壁やベルリンの壁が崩壊した一翼をになったのが衛星放送のアンテナです。 懸念すべきはあれだけの人口をかかえる中国がアメリカ型の大量消費社会へと向ってしまえばそれこそマグロも石油も手に入らないし環境破壊は深刻化するでしょう。 黄河も揚子江も下流域での大都市化から水資源の枯渇と上流域の砂漠化が深刻であると聞きます。 年々飛んでくる黄砂の量も増えている気がするのですが。  
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借りすぎには注意しましょう (マヌケ)
2007-01-17 09:21:55
人間が生きている以上、消費活動というのは当たり前のことなんですが、計画的に国が統制する配給や生産という共産主義や社会主義のやり方は統制を受けない(規制はあるが)自由な資本主義には勝てないですね。 今、いやな感じがするのが、気の毒な境遇の人や負け組み?というような人に手を差し伸べることや配慮することを社会主義呼ばわりする空気があることですね。 弱者をいたわる政策は人間の道徳的観点からしてしごく当たり前のことですし、心のありようの問題であろうかと思います。 負け組みというような言葉そのものも嫌いです。 ところで若い人が少し身の丈を超えて無理することができる要因が安易にお金が借りられる消費者金融がコンビに感覚になってしまったことに一つはあると思います。 そして、それに手を貸しているのがテレビのCMやグラビアアイドルだというところがトホホな感じです。 
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>マヌケ様 (giants-55)
2007-01-17 16:50:52
書き込み有難うございました。

近年、北朝鮮からの情報がボロボロと流れ出しています。「蟻の一穴からダムは崩壊する。」という喩えが在りますが、情報の流出は金王朝崩壊の予兆なのでしょうか。

システム的にコンビニ感覚で安直に御金を借り易くなったというのも在るとは思うのですが、以前にも書きました様に言葉のイメージというのも大きい気がします。「月賦」と表現するよりも、「ローン」と表現した方がその重さが軽くなる気がしますよね。ローンと呼ぼうが、結局背負うものは同じ。安直にサラ金に走ってしまう人達には、そういった言葉の”まやかし”に気付いて貰いたいです。
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アメリカでは (Spa supernova)
2007-01-21 16:48:44
家や車を担保にして大量に買い物をするのがある意味美徳で、それを煽るのがいわゆる「セレブリティー」たち。小学生がルイ・ヴィトンのサイフというのは日本だけとかつては揶揄されていましたが、アメリカでも同様の傾向が見られるようになってきたそうです。
ところで中国の社会保障は貧弱なのでしょうか。給与の一部が貯蓄、保険に自動で振り込まれるということはないのでしょうか??
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>Spa supernova様 (giants-55)
2007-01-21 22:16:10
書き込み有難うございました。

昨年のウイーク・デイに回転寿司屋に入った所、レジで会計を済ませている女子高生と思しき集団と遭遇しました。5人居たのですが、その全てがブランド品の財布(ブランド品に詳しくない自分ですら判る超有名なブランド。)を所有。そういった事は別段珍しくは無くなったのですが、集団でそういったものを見てしまうと一寸した驚きでも在りました。老婆心ながら、若い内からそういった物を持ってしまうと、長じるにつれて一寸やそっとの物では満たされない様になってしまうのではないのかなあと思ったりも。

中国の社会保障に付いて、下記の様な記事が以前載っていました。腐った官僚は、何処の国でも居るんですね(苦笑)。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20061019/111994/
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有名ブランド (Spa supernova)
2007-01-28 23:45:24
>長じるにつれて一寸やそっとの物では満たされない様になってしまうのではないのかなあと思ったりも

いや、案外とああいう品はガッチリしていて、使いづらいので、年を取るとより使いやすいものを選ぶかもしれません。典型例は帆布バッグの流行でしょうか。あれも見た目の割には随分高いですけど。あれを買うぐらいなら革の方がいいです。ただ使いやすさ、保存面では話は別ですが。
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>Spa supernova様 (giants-55)
2007-01-29 01:01:00
書き込み有難うございました。

根が貧乏性という事も在って、所謂ブランド品と称される物に関しては、出張先のシンガポールで同僚に「話の種に。」と進められて渋々?買った偽ブランド品のバッグを買った位しか思い当たらない自分。ですのでブランド品をどうこう語る事は出来ないのですが、概して使い勝手はそんなに良くは無いのですね。

帆布バッグというのも例の御家騒動で初めてその存在を知った程でしたが、正直見た目はピンと来るものでは在りませんでした。やっぱり自分は井川投手の様に、ブランド物のバッグよりも”コナン君の紙袋”(http://www.nikkansports.com/baseball/p-bb-tp0-20061129-123232.html)の方が好きかも(笑)。
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