共に本業以外の部分でＴＫＯを食らう事に

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「ＴＫＯ木本　５億円超トラブルか」（７月２２日、スポニチ）

御笑いコンビ「ＴＫＯ」の木本武宏（５１歳）が、番組出演の見合わせをＴＶ、ラジオ各局に申し入れている事が２０日、判った。収録済みの番組に関しても、出演シーンのカットを申し出ている。本紙の取材で、５億円以上にも及ぶ投資トラブルが背景に在る事が判明した。

木本は司会を務める関西ローカルの番組「週末ライブ　キモイリ！」（ＫＢＳ京都）を、今月９、１６日と２週連続で欠席した。更に１９日放送の出演番組ＢＳ１１「アプリ学院！」では「６月１７日に収録された物です。」と不自然なテロップも表示された。木本のツイッターの更新も６月２８日で止まっている事から、「何か在ったのか？」と心配する声も上がっていた。

ＴＶ局関係者によると、木本側は、申し入れの理由に付いて投資トラブルを挙げている。同関係者は「親交の在るタレントや後輩芸人、スタッフ等に『こんな投資が在るよ。』と声を掛けて金を集めていたが、一緒に投資を進めていた人物と急に連絡が付かない状態になってしまった様だ。」と説明。木本が集めた金は「５億円以上に上るが、木本さんの元には残っていない。」（同関係者）といい、最早返金出来る状況に無い模様。関係者は「金額が余りに大きく、今後、警察沙汰になる可能性も在ると聞いています。」とし「展開によっては、出演見合わせでは済まない。事務所としては、契約解除に踏み切らざるを得なくなるかも知れない。」との見方を示した。

ＴＫＯは木下隆行（５０歳）が２０２０年３月に、所属していた松竹芸能を退社。ペット・ボトルを投げ付ける等の後輩へのパワハラが問題視されての事実上の解雇で、以降はコンビでの仕事もしていなかった。今度は、安泰と見られていた相方の木本が投資トラブル。額が余りに大きく、出資者の数も多いと見られるだけに、芸能界を揺るがす問題になる可能性も在りそうだ。
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「立場が上の人間には媚び諂うけれど、下の人間には横柄。」という木下隆行氏の噂は、随分前から見聞していた。だから、彼が２年前にパワハラ問題を起こした際も、全く驚きが無かった。だが、木本武宏氏に関しては悪い噂を見聞した事が無かったので、今回のニュースには驚いた。コンビ名では無いが、「共に本業以外の部分でＴＫＯ（テクニカル・ノックアウト）を食らう事になった。」訳だ。

「多額の投資トラブルに、木本氏がどう関わっていたか？」は今後解明されて行くだろうが、何れにせよ被害額が余りに大きい事を考えると、木下氏と共に彼も芸能界に完全復帰する事は難しいだろう。

「金銭トラブルから、身を亡ぼす事になった芸能人。」というのは昔から少なく無い。散弾銃で自殺した俳優・田宮二郎氏は、「Ｍ資金詐欺に引っ掛かり、多額の負債を抱えたのが原因。」と言われている。」。漫才コンビ「Ｗヤング」の中田治雄氏が自殺したのは、「野球賭博等で多額の借金を抱えたから。」と。又、物真似タレントの佐々木つとむ氏が刺殺されたのは、「ギャンブルにのめり込んだ挙句、多額の借金を抱えたから。」だ。

木本氏が元々、投資に入れ込んでいたのかどうかは判らない。相方の木下氏と“実質的に”コンビ解消状態になった事から、将来に不安を感じ、投資に入れ込みだしたのかも知れない。だが、「世の中に、そう旨い話は無い。」のだ。（「旨い話が全く無い。」とは言わないが、限り無く稀有だろう。）仮に旨い話で儲けたとしても、「もっと儲けてやろう！」と入れ揚げれば、必ずや大損するだろう。

自分の話で恐縮だが、「１０年前に宝籤で１００万円を当てた。」けれど、だからと言って「以降、宝籤により多くの金を突っ込む。」という事は無いし、其の１００万円は手を付ける事無く、銀行に預けた儘だ。又、２０年近く前、競馬で気持ち悪い程“大穴”を当て続けた事が在る。毎週の様に当たり続け、１ヶ月半位続いたろうか、多額の儲けが出た。でも、大当たり期間が終わると、今度は全く当たらなくなった。当たり続けていた間も買う金額は「１レースだけに千円程度。」というのは変えなかったし、当たらなくなったら「運が無くなったな。」と競馬自体を止めた。根が小心者というのも在るが、「こういうスタンスで在れば大損する事が無いどころか、儲けを全部失うなんて事は無い。」と思っている。木本氏も或る程度の所で身を引いていれば、こんな事にはならなかったろうに・・・。