7月26日に「公共の電波で買春暴露」という記事(以後、当該記事と記す。)を書いた。フジテレビの男性アナウンサーと吉本芸人が、同局で24日未明に放送された「25時間テレビ」内のコーナーで、ドイツにて買春行為をしたと”思わせる”過去を面白おかしく語っていた事に対し、自分の不快感を表した内容だった。その後、多くの御意見を頂戴したのだが、その中に「内容面で誤りが在る。」という御指摘を何人かの方がして下さった。「(ドイツでの買春行為は)違法行為では在るが」という部分に関して、「ドイツでは売買春行為は合法で在り、違法行為という記述は誤り。」というのである。早速、調べてみた所、御指摘の通りドイツでは売買春行為は合法とされている事が判明。裏を取るという初歩的な作業を怠った事を恥じると共に、誤った記述をしてしまった事を改めて謝罪申し上げる次第。本当に申し訳在りませんでした。
当該記事には多くの御意見を頂戴したのだが、諸々の経緯を鑑みて、コメント欄に私見を書くよりも、別記事できちんと書いた方が良い様に思われたので、此処に記事とさせて戴く。
さて、本題に入る前に触れたい事が在る。それは、この記事に戴いた多くの御意見の中に、非常に残念な事に”明らかな”煽り目的&喧嘩腰で書き込みをされた方が居た事だった。以前にも何回か書いたが、当ブログでは異論&反論は大歓迎のスタンスを採っている。自分の記事は愚痴の延長線上の様な存在に過ぎず、偏った内容で在る事は自覚しているので、色々な御意見を戴く事は自分自身の参考になるし、勉強にもなると思っているからだ。自分の意見に皆が「賛成!」では、何処ぞの独裁国家の様で不気味なものだ(笑)。
しかし、どんな意見で在れ、他者のブログに書き込む以上は”最低限の常識”を持って成すのが然るべきであると考える。考えて欲しい。見ず知らずの人間の家を訪れた際に泥棒ならいざ知らず、いきなり土足で家に入り込む人間は居ないだろう。書き込む際も同じだと思う。「初めまして。」等と畏まられる程のブログではない。「おっす!」でも「毎度!」でも全く構わない。でも、いきなり「あん??言ってみろ!!」という恫喝的な書き方は如何なものか?そんな調子が延々と続く内容は、例え内容に”論”が存在していても、説得力を欠くものになるのではないか。その旨を当該者に説明させて戴いた所、御理解戴けたと思っていたのだが、相変わらず煽り&喧嘩腰の姿勢を改めて戴けなかった為、此処への書き込みを御遠慮申し上げる事とした。
自分の意に副わない意見を、次々に削除していくのは愚かの一言。人それぞれに個性が在る様に、その意見や思想も十人十色で当然だと思っている。だからこそ、今迄に”論”が在る書き込みを削除した事は皆無。一度だけ削除したのは、単に”感情をぶちまけただけ”のもの。其処には論というものが皆無だったので、削除した上、削除した理由を書かせて戴いた。
議論と喧嘩は異なるものである。議論によって見識が深まる事は在っても、喧嘩は非生産的で不毛なだけ。ましてや、最初からその目的が煽りや喧嘩を吹っ掛ける”様な”書き込みは、不快さしか残さないだろうし、此処を覗いて下さった方々へも失礼なだけと考える。此処の管理者として、その様な不快さから来訪者を守る義務が在るし、”最低限の常識”をも守って戴けない方の書き込みを拒否する権利も在ると思う。従って、その様な書き込みに関しては、今後も管理者権限で削除させて戴く事を、此処に改めて表明させて戴く。
前置きが非常に長くなった事を御詫び申し上げる。此処から当該記事に関しての、私見を改めて書きたい。
*********************
① 売買春に付いて
先ず、自分の誤った記述によって論点が曖昧になってしまった事に、己の責任を痛感している。これ又、異論&反論は在ろうが、個人的には売買春は必要悪と思っている。当ブログを何度か覗いて下さった方は既知の事と思うが、自分は聖人君子でも何でも無い。寧ろエロい事は好きで在る(笑)。確かに、売買春に諸手を挙げて賛成ではないし、良いイメージも持っていない。でも、だからと言って「売買春を無くせ!」等と叫ぶつもりもないし、”原則的に”必要悪として存在していて仕方ないものとも思っている。だからこそ、当該記事に”敢えて”過去の記事をリンクさせる事で、売買春の是非を問題にしている訳ではないのを旗幟鮮明にしたつもりだった。故に、この記事でも売買春の是非を論議する事は避けたい。
② 当該記事で論点としたかった事
これは2つ在る。1つは、「公共の電波で、売買春行為を意図的に取り上げるべきなのだろうか?」という事。そして、もう1つは「笑いの”質”」に付いて。この2つに関して疑問を感じずにはいられず、個人的な不快感として書いたのが当該記事。「正義漢ぶってなんだ?」という”決め付け”をされたのだが、正義云々からではなく個人の不快感を表明したに過ぎない。
そもそも正義等というのは、極めて曖昧なもの。いみじくも今、「STAR WARS エピソード3 シスの復讐」を上映しているが、悪の親玉であるダース・ベイダーにも、彼なりの正義が在った筈なのだ。ヒトラーにも彼なりの正義が在ったのだろうし、個々人で正義の本体は異なるもの。だからこそ、正義を振り翳してどうこうという安直な考えは持っていない。
あくまでも個人の不快感で在り、それが正しいと他者に強要するつもりも毛頭ない。寧ろ、この2つの事柄に対して不快感を覚える自分は、理由は後述するがマイノリティーな存在で在ろう事も自覚しているのだ。そして、不快感という感情に基づくものだけに、数学の問題を解く様に明確な”正解”が在る問題でもないと思っている。国語の読解問題の如く、人によって捉え方が幾つも在る様な正解の無い事柄ではないかと。
③ 「公共の電波で、売買春行為を意図的に取り上げるべきなのだろうか?」
当該記事を書いた際、「問題となった番組や、それを問題として取り上げた記事をきちんと見ないで書いている。」と、これ又勝手に”決め付け”をされたのだが、これも反論申し上げたい。その場面をリアルタイムでは確かに見ていない。だが、取り上げていた記事に”全て目を通した上で”、「本当なんだろうか?」と疑問を感じたので、色々検索した結果、その場面の動画を確認する事が出来た。内容的に記事として書かれていた事と同じだった為、自分も記事にする事にしたのだが、とは言え全てを通して見た訳でもないので(一連の買春発言の部分は確認したが。)、敢えて文中でも「売買春を面白おかしく取り上げた”のだそうだ”。」と記させて貰った。
公共の電波で、売買春行為を取り上げる事に、自分は疑問を感じるし、不快感も覚える。仮にそれが”匂わせた”発言で在ってもだ。その不快感の中に、「ドイツでも違法行為で在るのに」という勘違いから生じた部分が在った事は認める。でも、それが全部ではない。寧ろその事よりも、当該記事で紹介させて戴いた記事にも触れられている様に、人身売買によって、有無を言わさず売春婦(夫)として働かされている人間が少なからず存在している現実(過去、何度かドキュメンタリー番組で取り上げられ、その中にはドイツも含まれていた。その時も、売買春行為自体違法と勘違いしていた自分では在ったのだが(^o^;;;。)が在るにも拘わらず、売買春行為を公共の電波で取り上げるのはどうなのだろうか?という思い。(①で「売買春を”原則的に”必要悪として存在していて仕方ないものと思っている。」と書いたのも、人身売買や幼児売春等の、本人の意思に基づかない強要されたケースは別問題と思っているからだ。)
合法なのだからとか、深夜という時間を選んで放送しているのだから、何を垂れ流しても良いという話ではないと思う。当該記事でも、「TPOを弁えず」と書いたのも、そういった思いが根底に在るからだった。
話が飛躍し過ぎるかもしれないが、例えば米国人がTVで「原爆を落としたからこそ、日本は終戦を早く迎えられたのだ。終戦を早く迎えた事で、より多くの人間が死ななくて済んだのだから、日本人は我々に感謝して欲しい位だ。」と”仮に”発言したとする。戦争という異常な世界に於いては、勝利国の正当性が絶対視される。原爆投下自体も合法とされるのだろう。この合法とされる事を踏まえた上記の発言を、日本人がTVで見たらどう思うだろうか?
又、小泉首相がドイツ訪問した際、”公の場で”ホルスト大統領に向って、「いやあ、昨日はドイツ娘を売春宿で買ったのですが、最高の身体でしたよ!」等と発言したとする。例え合法な”ビジネス”(”御遊び”)で在ろうとも、ドイツ国民はどう思うだろうか?否、日本国民ですら不快に思う人が居るのではないだろうか。
これが、飲み屋とかで交わされている仲間内の与太話で在ればどうでも良い事。その手のエロ話を耳にして、「そんなえげつない話をするな!」等と指摘する筈もないし、寧ろ率先してエロ話に参加する自分だ(笑)。問題なのは、有料チャンネルといった限られた人間が”意識的に”見る放送ではなく、公共の電波を使って垂れ流された事。自分にはどうしても、TPOを弁えていなかったとしか思えないのだ。
④ 「笑いの”質”」
「あの場面で買春の話に食い付かないのは、芸人として”空気を読めていない”。」という書き込みが在った。「空気を読む」という言葉も極めて曖昧なものだと思うし、”余り”好きな言葉ではない。
新人歓迎コンパの席で一気飲みを強要され、それを断ると「御前、空気読めない奴だなあ。」と言われるのを恐れ、一気飲みした挙句に死亡してしまったケース。又、彼の鬼畜団体”スーパーフリー”に属していた人物が、「『こんな事して良いのだろうか?』という思いは常に在った。でも、あの状況でそれを言ってしまうと、”空気が読めない奴”と排除されるのが怖くて、レイプを止める事が出来なかった。」と後悔の念を述べているのを嘗てTVで見た。「空気を読む」事が絶対的に正しいとも言えない一面ではないか。
内輪ネタや客いじり、弱者虐めとも思える行為等で笑いを取る風潮が強い当世の御笑い。そういった事も御笑いの一手段だとする意見も在るだろうし、実際問題、そういった御笑いタレントが持て囃されているのだから、それを支持する人間がマジョリティーを占めているとも言える。「あの場面で的確に空気を読み、買春発言した芸人は偉い!」とする”考え方が在る”のも否定しないし、自分の意見を強要するつもりは無いが、あの”内輪ネタ”は自分には不快に思えたし、TPOを弁えない発言だったという思いはマイノリティーの立場だろうが譲る事が出来ない。笑いの質としては、極めて低レベルに思ってしまう。
下ネタ自体を否定している訳ではない。笑いと下の話が切り離せない関係に在る事も、あながち間違いではないからだ。高度な笑いの技術と知識を兼ね備えた上での下ネタは、とてつもない笑いを生み出す事も在る。だが、これもあくまでも高度な笑いの技術と知識を兼ね備え、且つTPOを弁えた下ネタで在ればこそと自分は考える。あの場面は果たしてそうだっただろうか?
⑤ 最後に
そもそもナベツネ風に言えば、「何故に”たかが”TV放送や芸人の事で其処迄熱くなるのだ?」と言われるかもしれない。その答えは、TV番組が大好きだし、それ以上に芸人が堪らなく好きだから。「笑われるのは容易いが、笑わせるのは半端でない技術と知識が必要。」と考える自分にとって、芸人は尊敬すべき対象でもある。
ところが現実に戻った時、TVは度を越した下衆さを曝け出し、芸人、否、最早芸人とは呼べない単なる御笑いタレント達は、安直な笑い取りに走っている様に思えるのです。この事は、自分にとってとても哀しい事で在り、不快以外の何物でもないのです。勿論、これは個人の思いです。
唯、放送局が国(総務省)から放送免許を交付された上で運営されている現実を考えると、度を越した下衆な放送を続ける事が結果的に放送局自身の首を絞める事に繋がるのではないかと懸念します。くだらない政治介入をさせない為にも、TPOを弁えた放送をして欲しいという思いも在るのです。
今回問題になった番組は、高視聴率を稼いだと報じられていました。異論&反論を戴いた方が、「フジテレビのレベルに問題も在ろうが、面白がって見ている視聴者の存在がバックボーンに在るのも事実。」と書かれていましたが、これは全くその通りです。需要が在るからこそ供給が在る訳で、その意味では視聴者の側も意識を問われる問題だと思います。
以前より、マスメディアの”おかしさ”には何度か触れて来ました。どの放送局も疑問を感じる部分を多く抱えておりますが、中でもフジテレビは最も疑問を感じる局というのが、今回の問題以前から一貫して書いている自分です。でも、今回はたまたまフジテレビが問題になっただけで、その他の局も同じ事を起こす可能性は否定出来ませんし、「フジテレビだけが悪」とする論調&意図には賛成出来ないです。それに、買春行為を思わせる発言をした男性アナや芸人をスケープゴートにしたいとも思っておりません。問題の根は、マスメディア全体と、そして視聴者の側にも存在していると思っています。
*********************
早く記事を書き上げたかったのですが、如何せん遅筆な上、思いの丈を詰め込みたいと欲張ってしまった為、こんなに遅くなってしまいました。話があっちこっちに飛んでしまい、判り難い内容になってしまったかとは思いますが、最後迄読んで戴けた事に感謝の意を表させて戴きます。
久々に無い頭を振り絞って書いたので、知恵熱が出そうな予感が。
当該記事には多くの御意見を頂戴したのだが、諸々の経緯を鑑みて、コメント欄に私見を書くよりも、別記事できちんと書いた方が良い様に思われたので、此処に記事とさせて戴く。
さて、本題に入る前に触れたい事が在る。それは、この記事に戴いた多くの御意見の中に、非常に残念な事に”明らかな”煽り目的&喧嘩腰で書き込みをされた方が居た事だった。以前にも何回か書いたが、当ブログでは異論&反論は大歓迎のスタンスを採っている。自分の記事は愚痴の延長線上の様な存在に過ぎず、偏った内容で在る事は自覚しているので、色々な御意見を戴く事は自分自身の参考になるし、勉強にもなると思っているからだ。自分の意見に皆が「賛成!」では、何処ぞの独裁国家の様で不気味なものだ(笑)。
しかし、どんな意見で在れ、他者のブログに書き込む以上は”最低限の常識”を持って成すのが然るべきであると考える。考えて欲しい。見ず知らずの人間の家を訪れた際に泥棒ならいざ知らず、いきなり土足で家に入り込む人間は居ないだろう。書き込む際も同じだと思う。「初めまして。」等と畏まられる程のブログではない。「おっす!」でも「毎度!」でも全く構わない。でも、いきなり「あん??言ってみろ!!」という恫喝的な書き方は如何なものか?そんな調子が延々と続く内容は、例え内容に”論”が存在していても、説得力を欠くものになるのではないか。その旨を当該者に説明させて戴いた所、御理解戴けたと思っていたのだが、相変わらず煽り&喧嘩腰の姿勢を改めて戴けなかった為、此処への書き込みを御遠慮申し上げる事とした。
自分の意に副わない意見を、次々に削除していくのは愚かの一言。人それぞれに個性が在る様に、その意見や思想も十人十色で当然だと思っている。だからこそ、今迄に”論”が在る書き込みを削除した事は皆無。一度だけ削除したのは、単に”感情をぶちまけただけ”のもの。其処には論というものが皆無だったので、削除した上、削除した理由を書かせて戴いた。
議論と喧嘩は異なるものである。議論によって見識が深まる事は在っても、喧嘩は非生産的で不毛なだけ。ましてや、最初からその目的が煽りや喧嘩を吹っ掛ける”様な”書き込みは、不快さしか残さないだろうし、此処を覗いて下さった方々へも失礼なだけと考える。此処の管理者として、その様な不快さから来訪者を守る義務が在るし、”最低限の常識”をも守って戴けない方の書き込みを拒否する権利も在ると思う。従って、その様な書き込みに関しては、今後も管理者権限で削除させて戴く事を、此処に改めて表明させて戴く。
前置きが非常に長くなった事を御詫び申し上げる。此処から当該記事に関しての、私見を改めて書きたい。
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① 売買春に付いて
先ず、自分の誤った記述によって論点が曖昧になってしまった事に、己の責任を痛感している。これ又、異論&反論は在ろうが、個人的には売買春は必要悪と思っている。当ブログを何度か覗いて下さった方は既知の事と思うが、自分は聖人君子でも何でも無い。寧ろエロい事は好きで在る(笑)。確かに、売買春に諸手を挙げて賛成ではないし、良いイメージも持っていない。でも、だからと言って「売買春を無くせ!」等と叫ぶつもりもないし、”原則的に”必要悪として存在していて仕方ないものとも思っている。だからこそ、当該記事に”敢えて”過去の記事をリンクさせる事で、売買春の是非を問題にしている訳ではないのを旗幟鮮明にしたつもりだった。故に、この記事でも売買春の是非を論議する事は避けたい。
② 当該記事で論点としたかった事
これは2つ在る。1つは、「公共の電波で、売買春行為を意図的に取り上げるべきなのだろうか?」という事。そして、もう1つは「笑いの”質”」に付いて。この2つに関して疑問を感じずにはいられず、個人的な不快感として書いたのが当該記事。「正義漢ぶってなんだ?」という”決め付け”をされたのだが、正義云々からではなく個人の不快感を表明したに過ぎない。
そもそも正義等というのは、極めて曖昧なもの。いみじくも今、「STAR WARS エピソード3 シスの復讐」を上映しているが、悪の親玉であるダース・ベイダーにも、彼なりの正義が在った筈なのだ。ヒトラーにも彼なりの正義が在ったのだろうし、個々人で正義の本体は異なるもの。だからこそ、正義を振り翳してどうこうという安直な考えは持っていない。
あくまでも個人の不快感で在り、それが正しいと他者に強要するつもりも毛頭ない。寧ろ、この2つの事柄に対して不快感を覚える自分は、理由は後述するがマイノリティーな存在で在ろう事も自覚しているのだ。そして、不快感という感情に基づくものだけに、数学の問題を解く様に明確な”正解”が在る問題でもないと思っている。国語の読解問題の如く、人によって捉え方が幾つも在る様な正解の無い事柄ではないかと。
③ 「公共の電波で、売買春行為を意図的に取り上げるべきなのだろうか?」
当該記事を書いた際、「問題となった番組や、それを問題として取り上げた記事をきちんと見ないで書いている。」と、これ又勝手に”決め付け”をされたのだが、これも反論申し上げたい。その場面をリアルタイムでは確かに見ていない。だが、取り上げていた記事に”全て目を通した上で”、「本当なんだろうか?」と疑問を感じたので、色々検索した結果、その場面の動画を確認する事が出来た。内容的に記事として書かれていた事と同じだった為、自分も記事にする事にしたのだが、とは言え全てを通して見た訳でもないので(一連の買春発言の部分は確認したが。)、敢えて文中でも「売買春を面白おかしく取り上げた”のだそうだ”。」と記させて貰った。
公共の電波で、売買春行為を取り上げる事に、自分は疑問を感じるし、不快感も覚える。仮にそれが”匂わせた”発言で在ってもだ。その不快感の中に、「ドイツでも違法行為で在るのに」という勘違いから生じた部分が在った事は認める。でも、それが全部ではない。寧ろその事よりも、当該記事で紹介させて戴いた記事にも触れられている様に、人身売買によって、有無を言わさず売春婦(夫)として働かされている人間が少なからず存在している現実(過去、何度かドキュメンタリー番組で取り上げられ、その中にはドイツも含まれていた。その時も、売買春行為自体違法と勘違いしていた自分では在ったのだが(^o^;;;。)が在るにも拘わらず、売買春行為を公共の電波で取り上げるのはどうなのだろうか?という思い。(①で「売買春を”原則的に”必要悪として存在していて仕方ないものと思っている。」と書いたのも、人身売買や幼児売春等の、本人の意思に基づかない強要されたケースは別問題と思っているからだ。)
合法なのだからとか、深夜という時間を選んで放送しているのだから、何を垂れ流しても良いという話ではないと思う。当該記事でも、「TPOを弁えず」と書いたのも、そういった思いが根底に在るからだった。
話が飛躍し過ぎるかもしれないが、例えば米国人がTVで「原爆を落としたからこそ、日本は終戦を早く迎えられたのだ。終戦を早く迎えた事で、より多くの人間が死ななくて済んだのだから、日本人は我々に感謝して欲しい位だ。」と”仮に”発言したとする。戦争という異常な世界に於いては、勝利国の正当性が絶対視される。原爆投下自体も合法とされるのだろう。この合法とされる事を踏まえた上記の発言を、日本人がTVで見たらどう思うだろうか?
又、小泉首相がドイツ訪問した際、”公の場で”ホルスト大統領に向って、「いやあ、昨日はドイツ娘を売春宿で買ったのですが、最高の身体でしたよ!」等と発言したとする。例え合法な”ビジネス”(”御遊び”)で在ろうとも、ドイツ国民はどう思うだろうか?否、日本国民ですら不快に思う人が居るのではないだろうか。
これが、飲み屋とかで交わされている仲間内の与太話で在ればどうでも良い事。その手のエロ話を耳にして、「そんなえげつない話をするな!」等と指摘する筈もないし、寧ろ率先してエロ話に参加する自分だ(笑)。問題なのは、有料チャンネルといった限られた人間が”意識的に”見る放送ではなく、公共の電波を使って垂れ流された事。自分にはどうしても、TPOを弁えていなかったとしか思えないのだ。
④ 「笑いの”質”」
「あの場面で買春の話に食い付かないのは、芸人として”空気を読めていない”。」という書き込みが在った。「空気を読む」という言葉も極めて曖昧なものだと思うし、”余り”好きな言葉ではない。
新人歓迎コンパの席で一気飲みを強要され、それを断ると「御前、空気読めない奴だなあ。」と言われるのを恐れ、一気飲みした挙句に死亡してしまったケース。又、彼の鬼畜団体”スーパーフリー”に属していた人物が、「『こんな事して良いのだろうか?』という思いは常に在った。でも、あの状況でそれを言ってしまうと、”空気が読めない奴”と排除されるのが怖くて、レイプを止める事が出来なかった。」と後悔の念を述べているのを嘗てTVで見た。「空気を読む」事が絶対的に正しいとも言えない一面ではないか。
内輪ネタや客いじり、弱者虐めとも思える行為等で笑いを取る風潮が強い当世の御笑い。そういった事も御笑いの一手段だとする意見も在るだろうし、実際問題、そういった御笑いタレントが持て囃されているのだから、それを支持する人間がマジョリティーを占めているとも言える。「あの場面で的確に空気を読み、買春発言した芸人は偉い!」とする”考え方が在る”のも否定しないし、自分の意見を強要するつもりは無いが、あの”内輪ネタ”は自分には不快に思えたし、TPOを弁えない発言だったという思いはマイノリティーの立場だろうが譲る事が出来ない。笑いの質としては、極めて低レベルに思ってしまう。
下ネタ自体を否定している訳ではない。笑いと下の話が切り離せない関係に在る事も、あながち間違いではないからだ。高度な笑いの技術と知識を兼ね備えた上での下ネタは、とてつもない笑いを生み出す事も在る。だが、これもあくまでも高度な笑いの技術と知識を兼ね備え、且つTPOを弁えた下ネタで在ればこそと自分は考える。あの場面は果たしてそうだっただろうか?
⑤ 最後に
そもそもナベツネ風に言えば、「何故に”たかが”TV放送や芸人の事で其処迄熱くなるのだ?」と言われるかもしれない。その答えは、TV番組が大好きだし、それ以上に芸人が堪らなく好きだから。「笑われるのは容易いが、笑わせるのは半端でない技術と知識が必要。」と考える自分にとって、芸人は尊敬すべき対象でもある。
ところが現実に戻った時、TVは度を越した下衆さを曝け出し、芸人、否、最早芸人とは呼べない単なる御笑いタレント達は、安直な笑い取りに走っている様に思えるのです。この事は、自分にとってとても哀しい事で在り、不快以外の何物でもないのです。勿論、これは個人の思いです。
唯、放送局が国(総務省)から放送免許を交付された上で運営されている現実を考えると、度を越した下衆な放送を続ける事が結果的に放送局自身の首を絞める事に繋がるのではないかと懸念します。くだらない政治介入をさせない為にも、TPOを弁えた放送をして欲しいという思いも在るのです。
今回問題になった番組は、高視聴率を稼いだと報じられていました。異論&反論を戴いた方が、「フジテレビのレベルに問題も在ろうが、面白がって見ている視聴者の存在がバックボーンに在るのも事実。」と書かれていましたが、これは全くその通りです。需要が在るからこそ供給が在る訳で、その意味では視聴者の側も意識を問われる問題だと思います。
以前より、マスメディアの”おかしさ”には何度か触れて来ました。どの放送局も疑問を感じる部分を多く抱えておりますが、中でもフジテレビは最も疑問を感じる局というのが、今回の問題以前から一貫して書いている自分です。でも、今回はたまたまフジテレビが問題になっただけで、その他の局も同じ事を起こす可能性は否定出来ませんし、「フジテレビだけが悪」とする論調&意図には賛成出来ないです。それに、買春行為を思わせる発言をした男性アナや芸人をスケープゴートにしたいとも思っておりません。問題の根は、マスメディア全体と、そして視聴者の側にも存在していると思っています。
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早く記事を書き上げたかったのですが、如何せん遅筆な上、思いの丈を詰め込みたいと欲張ってしまった為、こんなに遅くなってしまいました。話があっちこっちに飛んでしまい、判り難い内容になってしまったかとは思いますが、最後迄読んで戴けた事に感謝の意を表させて戴きます。
久々に無い頭を振り絞って書いたので、知恵熱が出そうな予感が。

笑いの質と言う物も、たどって行けば放送の質、更には放送機関の質と言った具合に、最後は国民の質にまで話題がエスカレートするものと考えます。
いずれにせよメディアに於ける表現する側の自由、選択する側の自由、これは最低限守られていくべき事だと思っています。しかし現在それを唯一歪めている物があるとすれば、企業(広告)とマスコミの『相互利益の』根深い関係ではないでしょうか?.......私の淡い期待は、放送のデジタル化と、IT技術、また高度な録画機材の出現によって、その構図が急速に崩壊しつつあると言う事です。
これを機会に、TV業界が『広告収入』をあてにしなくなる構図になれば、おのずと笑いの質にも変化がおとずれる?......といいのですが、甘いかな?
上記の件、法曹界では有力説なのですね。失礼しました(^o^;;;。なんちゃって法学部出身なのですが、昨今の法律事情には全く疎くなってしまった為、恥ずかしい私見を書いてしまいました。
あれだけ注意喚起されていても、振り込め詐欺や似非宗教に引っ掛かってしまう人が少なくない世の中ですので、公共の電波を使っている以上は、それなりの配慮が必要という面は言えますね。
後、自分の質問に関して回答を戴きまして、有難うございました。それで、話が全て繋がりました。
今回の一件に懲りず、宜しければこれからも長く御付き合いして戴けると嬉しいです。
一寸話がずれてしまうかもしれませんが、原爆投下に付いての日米の認識の差は、「加害者の側はその行為を忘れがちだが、被害者の側は何時迄も忘れる事は無い。」(どっちが加害者で、どっちが被害者かという捉え方自体も、これ又認識の差が在りそうですが。)というのと同じ根っこに基づいているのではないかと思います。
「空気を読む」能力は社会に於いて重要性を持つ事は自分も否定しません。集団の中で生きて行く以上は、当然求められる能力だと思います。それ故に、記事でも敢えて「”余り”好きな言葉ではない。」と部分否定的な書き方をしました。上記した様に、社会で生きて行く為に「空気を読む」能力が必要で在るのは事実なれど、その一方でその”読んだ空気そのもの”が本当に読むべきものだったのかというのも在るのではないかと。
10時45分のUnknown様達が指摘されている、「今回の一件はマスメディアに乗せられた部分も在るのではないか?」という部分に目を向けると、もしかしたら自分もそういったマスメディアが”読んで欲しいと思っている空気”を正に読んでしまい、乗ってしまったと言えなくもないのかなと(笑)。
嘗ては「ウンコチンチン」といったギャグで笑っていた時代から、過度に人を貶めて笑いを取る時代を経て、今や買春ネタも笑いの一手段となってしまった。どんどんエスカレートして行ってる様にも感じられますね。何処かで自主的に歯止めをかける必要が在るのかなあとも思ったりします。
重複しますが、百歩譲ってあの場で芸人として空気を呼んで買春ネタをする必要が在ったとしても、アナウンサーという立場でそれを”匂わす”発言で応じる必要が在ったのだろうかという思いは依然残ります。それだけ、アナウンサーという職業への重みが無くなって来ている(これは芸人の立場が低いと言っている訳ではないので、誤解無き様に。)と言われてしまえばそれ迄なのですが(^o^;;;。
えーっと、ここの所ですが、メディア論の基本の部分で、すでに議論はされ尽くされていて、有力説して落ち着いてるみたいですよ。これ関係の判例もでてたのかな?一応、DAIの意見ではなく、一般的に有力と思われる説です。7~8年前のジュリストかなんかに詳しく載ってた気がします。
>でも、そうなると「じゃあ、”垂れ流し度”の高い民放番組を見ずに、その可能性の低いNHKを見れば良いじゃないか。」と言われてしまう気もします。
そりゃ、誰もが高等教育を受けていたら、そう言ってしまえばおしまいかも知れませんが、そういう問題じゃないですからね。例えば、田舎のおじいちゃんおばあちゃんとかね、疑うことを知らない人はたくさんいますからねぇ。だからこそ、「公共」という言葉が使われるわけで。
現に、その程度の反論が出てくるかも知れない、と身構えないといけないこと自体、高等教育がなされていない証になりかねない、っつーのはいかにも皮肉ですよね。(苦笑
まあ、今のメディアは明らかに「何か」おかしいですよね。
taka様は漫才やコントをされていたんですね。笑いの世界って本当に奥が深くて大変だと思います。記事でも書きました様に、笑いの世界が堪らなく好きな男ですので、TV番組のみならず、芸人さんの生の”板”を結構見て来ました。大阪に行く機会が在ると、先ず板を見に行っていました。時間帯によっては、客が数え切れる程しか居ない中、必死に笑いを取ろうと頑張っている芸人さんの姿。TV番組では受けている様な内輪ネタや下ネタを連発するも、クスリとも笑いが起こらないシビアな場は、本当に大変だなあと感じます。これが良い悪いは別にして、若いおっかけファンの多いルミネthe吉本等では、ドッカンドッカン受けたりするのですから、面白いものです。
そう言えば以前、あのやすきよのマネジャーを務められ、吉本の常務も務められた木村政雄氏が面白い話をしておられました。彼曰く、「今の笑いは小手先の笑いに走り過ぎている。」と。具体例として、売れっ子のナインティナインが久方ぶりに大阪の板に立ったそうなのですが、TVと同じ調子でネタを繰り広げたものの、場内は余り沸かなかったそうなのです。瞬発的な笑いを求められるTVの弊害というのも在るのかもしれません。
唯、内輪ネタや下ネタが全く駄目だとも思っていないのです。記事でも触れましたが、高度な笑いの技術と知識を持った上での下ネタは、半端でない破壊力を持ち得る事も在るからです。内輪ネタも時には面白いでしょう。要は、適度な範囲だと思うのです。
「空気を読む」という能力が芸人さんに求められるのも一理でしょう。あの場面で、且つ今の御時世ではあのネタを振るのが主流で在り、面白いのかもしれません。でも、個人的には「うーん。」と思ってしまうんですよね。それが又、笑いの難しさに繋がるのかもしれませんが・・・。
これからも宜しく御願い致します。
TVをBGM感覚で取り敢えず付けているという人は結構居ると思います。自分もそんな一人ですが、その意味で言えばDAI様の書かれている様に、自ら積極的に情報を得ようとしない限り得られない新聞よりは、番組内の言動に触れる(触れさせられる)可能性は高いかもしれません。でも、そうなると「じゃあ、”垂れ流し度”の高い民放番組を見ずに、その可能性の低いNHKを見れば良いじゃないか。」と言われてしまう気もします。
唯、それは判断能力に自身が責任を負うべき或る程度の年齢が行った者に付いて言える事で在り、そうではない子供達の事を考えると、自主規制というか、公共の電波を使う者としてのそれなりの自覚が求められるのではないかと。
堀江社長の言動にはどちらかと言えば好感を持てない自分ですが、彼の言っていた言葉で、「これ迄はマスメディアに主張の場を握られ、真意を捻じ曲げられて伝えられていた事が多々在ったと思うが、ブログというツールの御蔭で個々人でも明確に思う通りの主張が出来る様になったのは在り難い事。」というのには頷けるものが在ります。
giants-55様の丁寧な対応には頭が下がる思いです。
自分もあのような発言はするべきではないとの主張は理解できましたし、giants-55様も自分の主張したマスコミのおかしさに理解を示してくださったので、あの議論の応酬はお互いに有意義なものになり、非常によかったと思います。
また、自分の書き込みを今改めて見直すと、序盤の法に固執しすぎた点は、あまりにも一方的すぎる内容であったかなと反省もしております。
ちなみに『批判的な内容』というのは、番組を見ていないと前置きしているにも関わらず、スポニチの記事を一方的に取り上げた上で、『買春をした』と佐野アナ及びフジテレビを批判しているブログが多かったということです。
ここも言葉が足りなかったようで、申し訳ありません(汗
しかし、笑いの質っていうのは、また別の議題になってしまうのですが、かなり難しい議題ですね…。
『売春云々発言』などが笑いのネタになる=『日本人のレベルの低下』
に直接、繋がっているか自分的には正直、答えが出せません。
実際、当時ドリフを批判していた人達からすれば、あれも立派な『日本人のレベルの低下』でしょうし…。
自分が言うのも、ちょっとおかしいかもしれませんが、本当におつかれさまでした。
これからも、ちょくちょく覗かせていただきますので、よろしくお願いします。
③について
アメリカ人は学校で「原爆投下は正しかった」と習ったのですからTVでそのような(仮に)発言をしても仕方ないかと思います。戦後50周年の時だったと記憶していますがニューヨークで原爆展を日本の団体が行おうとしたところ一度出た許可が取り消されました。理由は「あまりにも残酷すぎるから」でした。
米軍退役将校からも批判があったそうです。もしかすると“反米的”と感じたかもしれませんね。広島や長崎の資料館もアメリカ人には不快に思うのでしょうか。
日本人の中にも南京の南京事件(現在教科書で“虐殺”は使われていないようですから)の資料館を不快に思う人がいます。あれは確かに度が超えているそうですが、私は南京、広島、長崎には行ったことがないので良く分かりません。
結局のところ「された国」の資料館を「した国」の人間は好まない、と言ってしまっても完全に的外れではないのでしょう。
④について
「空気を読む」のは実に重要です。家族、友人、学校、会社。人は常に「空気を読む」ことを求められています。日本人にとって極めて重要な概念です。そしてそれができぬ者は冷笑の対象になります。そこでは多数の意思が正義です。
笑いの“質”についてですが、「売春」だって今や“ネタ”の一つでしょう。今は言葉(若年層の間で)がかなり「尖ってきています」。死ね=バカ・アホ。おかしい=キチガイ・シンショウ・ガイジ・キモイなど。そんな状況ですから売春も「笑い」の対象になっておかしくないのかもしれません。実際、結構受けていたのでしょうか。
今や笑いとはいかに対象(弱そうな人が多い)を「いじり」、「こけ下ろす」かですから。「売春」も格好のネタでしょうね。
こんなことを思う私も言葉が尖り脳が麻痺していると言えるでのしょうか。
荒らしてしまった等とはとんでもないです。そもそもは、誤った内容を書いてしまった事が発端で在り、自ら蒔いた種と言えます。その事で、此処に来られた方が不快な思いをされた事、本当に申し訳なく思っております。10時45分のUnknown様を始めとして、異論&反論を書いて下さった方の殆どは、極めて常識的な書き込みに終始して戴いたと思っておりますし、論点がぼやけて来た際の”交通整理”をして戴いた事も感謝しております。
書いて下さった事へのレスを早く付けたかったのですが、色々バタバタしておりました故、こんな遅くなってしまいました。申し訳在りません。「異論&反論だからレスを付けて貰えないのか?」と御不快の念を持たれてはと思いましたので、途中経過をちょこちょこ書かせて戴いた次第です。
記事でも触れましたが、異論&反論は大歓迎です。その事によって新たな発見やモノの見方に気付かされる事も在るからです。しかしながら、残念な事に”あの方”は書いてもいない事を”意図的に決め付け”、それを元に相手を”叩く”というやり方を直して戴けなかった為、不本意では在りましたが管理者権限で(宣言以降の書き込みを)削除させて戴きました。議論ではなく、単なる煽りの要素が強く感じられたからです。(「ソープランド内の売買春行為が、日本では認められている。」というのも、かなり飛躍した主張に思いました。良く、「パチンコ玉を換金するのは違法ではないのか?」とか「AV俳優の行為は売春に当たるのではないか?」(この件に関しては、以前「ナンパモノが消滅!?」(http://964.jp/Z2Ow)のコメント欄にその合法性の根拠を書きましたが。)という話題が出ますが、あれは法的に合法の範疇ですが、ソープランドの売買春の場合はあくまでも御上の”御目こぼし”、つまり”黙認”で在って合法ではないはずです。まあ、”あの方”もその点は判っていて、書いたのでしょうが。)
異論&反論で色々考えさせられる事が在りました。自分がこの一件を知ったきっかけはネットの記事に拠ってでした。つまり、リアルタイムでは見ていない訳です。その後に、当該場面を動画で見て確認したとはいえ、マスメディアに”乗せられた”という面も在ったかもしれません。
又、限りなく”クロ”(この場合のクロというのは、買春行為が違法云々という意味ではなく、買春行為をしたという意味に於いて。)と思われるもので在ったとはいえ、ズバリ買春したとは言っていない男性アナウンサーの発言を、ズバリ言ったかの様に潜在意識の中で捉えていたのも、マスメディアの報道が何処か影響していたのでしょう。(唯、アナウンサーという立場に於いては、誤解を招く発言は慎むべきと思いますし、あの発言自体は非常に不適切であったという認識は変わっておりません。)
過去の記事を読んで戴けると御判りだと思いますが、自分は一貫してマスメディアの”おかしさ”を批判し続けて来ました。昨年の球界の合併騒動でも見られた様に、「オーナー側=悪、選手達=正義」と単純な”対立軸”を仕立て上げ、世論誘導するやり方にも違和感を覚えました。選手の側に肩入れしたい気持は強かったのですが、選手の側にも身勝手さを感じる部分が在り、オーナー側を叩くばかりなのはアンフェアではないかと。そして、この騒動が収まれば、次は手の平を返した様に今度は選手側を叩き出すだろうと、過去の遣り方を踏まえて懸念していましたが、その様になったのではないでしょうか?
ですから、今回の男性アナウンサーをスケープゴートにしたい訳でも、フジテレビ=悪と糾弾したい訳でもなく、マスメディア全体の問題として取り上げたかったのです。(マスメディアの誘導が問題とされる御見解には、自分も全く同感です。)
フジテレビにも良い番組は多く在ります。日曜の14時(関東圏)から放送されている「ザ・ノンフィクション」等は、毎回色々考えさせられます。又、嘗て深夜帯に多く見られた”実験的番組”(古くは「カノッサの屈辱」、最近では「トリビアの泉」等。)は見るべきモノが在りました。所謂、”御色気番組”でも面白いものも。
幼少時、ドリフ世代の自分は彼等の番組を好んで見ていましたが、それ等の多くは俗悪番組としてPTAから糾弾されていました。でも、自分はそうは思わなかったし、今でも同じ思いです。今回の買春行為を笑いのネタにしたと思える事柄も、今の若い人達にとってみれば何でもない事なのかもしれないし、それだけ自分が保守的に年を食ったのかもしれません。
でもそうで在っても、やはりTPOを考えた場合、あの”ネタ”はTVで垂れ流すべきではなかったと思っている自分です。これはあくまでも私見で在って、”正解”と強要するつもりはないし、それ以前にこの件に正解等は無いというのは記事内でも触れた通りです。
今回の経験は良い糧となりました(笑)。これからも宜しく御願い致します。
P.S. 今回の件を多くのブログが取り上げ、その多くが批判的な内容と在ったのですが、これはどういう”方向”で批判的だったのでしょうか?「マスメディアの取り上げ方に批判的」だったのか、それとも「男性アナウンサーの発言に批判的」だったのか。時間が無くて、この件に付いては他者のブログを殆ど見ておりませんので、宜しければ参考迄に御教示願えると幸いです。
私も読んでてきなこさんみたく途中から怖くなってしまったんですが、giants-55さんのや10時45分のUnknownさんなど、みなさんの責任ある丁寧な対応を見て、最後は感動しました^^
なかなか匿名のネットでここまでできませんよ!
私は漫才やコントをやってたことがあるんですが、自前のライブとかでは、似たような価値観を持つ若者が多いためか下品なネタのほうが楽にウケを取りやすいんですよね。だからアドリブはどうしてもそっちに走ってしまっちゃったりして。
でも、地域のお祭りや公民館など色んな方が集まる場で演る場合、そうはいかない。人によっては本当に嫌がられますからネタは相当吟味しないといけません。
テレビというものは、いろんな人が見るものですから、そのへん特に敏感にならなければいけないと思います。
公開収録の会場では芸人さんのファンが多いため、芸人さんはその場の「空気を読」んで客いじりやシモネタ、内輪ネタを多用してしまう傾向があるように思います。
しかしそれは自分たちで企画した個人的なライブではなく、あくまでテレビ放送されるもの。
その場ウケするだけでなく、ブラウン管の向こうにいる色んな層のお客さんを意識したマナーあるトークが必要だと思います。
なんだか今までの議論からビミョウに飛んでしまったような気がして気が引けます、すいません。
ではまた来ます、ありがとうございました~
「言葉」ってコワイですね、汗と一緒で出たら元に戻せません。あたしも何度、失敗したことか(汗)
でもカキコなら「読みなおし」ができますから、読みなおすチャンスを生かしたいですね。
でも、きなこは書いて読みなおしたのに、字が間違ってたり、変な文章だったりするの(汗)う~ん、反省。
きなこのコメントのまわりで、なんか起きてて怖くなっちゃったの、きなこ情けないなぁ~はぁ~
重ねて申し上げますが、買春は人道的に認められるものではないとの認識は同じです。
ただ、仮にフジテレビがこの企画を放送したのは公共の電波で取り上げるべきでないと私が認めたとしても、「なぜこの件だけこんなに騒ぐ?他にも公共の電波で垂れ流すべきでないゴールデンの番組はあるし、今までに似たような発言はいくらでもあったはず」との認識は今も変わりません。
まぁ、これは自分もちょっと論点が変わったり、曖昧でしたので落ち度があるのですが・・・。
この事件をきっかけにテレビ局と視聴者の質が向上するとしたらいいのですがね。
しかし、yochan様の『マスコミの誘導とか、個人的にどうでもいいことです』との発言はいかがなものかと。
インターネットで情報があふれかえっている時代にyochan様のようにマスコミの報道を受身のみで、一方的に信じる姿勢は危険だと思います。
そこから、ここの最初の記事でもあった『違法』との表現のように、情報が誤った方向へ誇張され、間違いの指摘がなければ、この記事を見た人が『違法なんだ!』と事実と異なる考えをもってしまう恐れが出ることは理解いただけると思います。
『この情報化社会で「TVで買春~」が突出してる問題とは誰も思ってないんじゃないですか。』との意見も大きく間違っています。
このニュースはヤフーのトップニュースで報じられましたし、gooブログのアクセスランキングでも1位を記録しておりました。
そのブログの多くが批判的な内容でした。
このことからもこの騒動は少なくとも、ブロガーの間では問題と捉えていたことは明白です。
長々とすみません、また論点がずれてしまっていますね(汗
ただ、今ではこの発言の是非ではなく、自分としてはこの件に関して、みなさんが多少なりともマスコミに流されている面もったし、『マスコミの情報を一方的に受け取るのではなく、しっかり分析するべき』との認識を持ってさえいただければ幸いとの認識です。
giant-55様とは違った面でのマスメディアのおかしさ、問題点を指摘したいのです。
私個人としてはここでの議論は、ためになったと認識しておりますし(まぁ、ネチケットの問題でケンカ別れになった方もいらっしゃいますが)、「発言自体は許されるべきではなかったのかも」との考えも理解できます。
管理人のgiant-55様
いろいろありましたが、このような場を消すことなく、反対意見も受け入れてくださったことに感謝いたします。
自分もテレビが好きということに変わりはありません。
意見の相違がここではるようですが、フジテレビも好きです。(菊間アナの件に関してはgiant-55様と意見は一緒でありますが)
これをきっかけにフジテレビが「いい意味」での『楽しくなければテレビじゃないじゃん』なってくれれば、いいかと思います。
乱文乱筆。なおかつ論点がずれているコメントで申し訳ございませんでした。
この情報化社会で「TVで買春~」が突出してる問題とは誰も思ってないんじゃないですか。いつもと違う状況で管理人さんも大変ですね。。
対応お疲れさまです。
きちんとした対応には、恐れ入ります。
自分にはここまでできません。
問題の放送は見てないのですが、自分の考えもおおむねgiants-55さんと同じです。
こんなことTVの放送で取り上げるネタですか?
笑いの質も落ちたなあ。。。
これは確かにそうなのですが、メディアとしてのテレビの性質を考える上で、テレビというのはつけておくと、嫌でも目には行ってくるという側面があり、その点で、自分から積極的に情報を得ようとしないと得られない新聞とは一線を画するところです。
メディアに関し、表現の自由といわれますが、新聞に比べ、テレビにはより多くの規制が掛けられてしかるべき、と(法的に)、されているのは上記の、テレビは受動的に情報を与えるという性質があげられます。ここ重要なので要チェックです。
※ちなみに、新聞の役割として、テレビの監視というものがあります。最近、私的なものとして、ブログなど新しい媒体がでてきたのは嬉しい限りですよね。
確かに、視聴者が馬鹿なのは仕方ありませんが、馬鹿な視聴者を作っているのもテレビですからね。自分、今回のことに関しては、おおむねgiant-55さんの意見に賛成です。
の法律をどうこう言ったつもりはないのです。ドイツの売春合法化も、オランダのマリワナ合法化も勇気ある立派な決断であると考えております。私が>『ドイツでは合法であると言うような主張は、あまり胸を張って言うような事ではない..』と言ったのは、『ここ』でそれを唱える数名の方々に対しての発言なのです。....『貴方は日本人なのだからドイツの法律云々をすべきでない』と言われてしまったのですが、日本人であるにも関わらず『ドイツでは合法だ!』と豪語する方.....他国の法律云々しているのは、いったい誰なのでしょう? 少なくても、ドイツ政府が売春を合法化した『相手はドイツ国民』であるのが基本ではないでしょうか?...まして他国から買春目当ての観光客が流入して来る事は、HIVウィルスの流入と言うリスクから考えて、場合によっては再び売春非合法の決断をしなければならなくなる可能性を含んでおります。...以上の事からも、日本を代表するレベルのTV局としてやって良い事と悪い事を弁えて欲しいと言う主張に深く賛同する訳であります。
また、『笑い』に代表される放送内容の質に関しましては、こちらの管理人様とは過去に数回意見交換をしましたし、長くなってしまうので遠慮いたします。