+++++ Van Romaine +++++
elmar35 さんのブログで Spin Doctors のアルバムが紹介されていまして、懐かしくその記事を読んでいたところ、Eric Schenkman というギタリストの名前が出てきました。何となく聞き覚えがあったのでライブラリをチェックしてみると、そこには "Make A Sound" というソロ・アルバムが・・・。あやうくその存在を忘れるところでした(苦笑)。購入当時のメモ書きも見つかったのでそれを元にまとめてみたのが本記事です。アンサー・ソングならぬアンサーポストといったところでしょうか(笑)。
本作 "Make A Sound" は Spin Doctors のギタリスト Eric Schenkman 率いる The Chrysalids のアルバムで、バンドとは袂を分かっていた時期のソロ作品です(現在 Spin Doctors はオリジナル・メンバーが集結して活動を続けています)。入手の動機は「Van Romaine が参加しているから」という単純な理由でして、それ以上でもそれ以下でもございません(苦笑)。そんないい加減な僕ですから最初は Eric Schenkman と Spin Doctors の繋がりなど全く知らず、マイナーなアーティストのアルバムだと思い込んでいました。その後、彼が Spin Doctors のギタリストだったことを知り、家にあるアルバムをチェックすることになるのですが・・・。何か冒頭の展開に似てますなぁ(笑)。
アルバム全体のトーンはかなり暗め、ルーズでサイケなサウンドは「ジャム・バンド + HENDRIX」といった趣です。Spin Doctors が得意としていたファンク的な要素はあまり感じられず、粗野なヴォーカルやウネリのあるベースが基本的なサウンドを形作っています。このあたり Spin Doctors では表現できなかったことをやってみたという感じですね。ただ何曲かで音揺れやノイズの混入があり、マスタリングのミスが目立つのは残念・・・。
お目当ての Van はすべてのドラム・パートを担当しており、こちらの聴き応えは十分です。アルバムの方向性に合わせてラフなサウンドにミックスされていますが、速いフィルにおける音の揃い方はさすがですし、リズムの組み立て方ひとつとっても非常に洗練されたセンスを感じます。Dave LaRue が John Petrucci や Joe Satriani と組むことで、知名度や評価を上げていったのに対し、未だ彼の名前が第一線に出てこないのが残念でなりません。
Eric Schenkman は後に Corky Laing (ex-Mountain), Noel Redding (ex-Jimi Hendrix Experience) と共に Cork というバンドを結成します。Van は彼らの 2nd アルバム "Out There" にもクレジットされています。こちらも機会があれば紹介したいと思います。
すみませんm(__)m
さて、Van情報ありがとうございます。
こういう現代的なギタリストのバックもしっかり
こなしてるんですね(セッションなんだから
当たり前か・・・^_^;)
最近ではVinnie Mooreのレコーディングに参加した、
なんて話も大分前の情報ですよね・・・
早く元気なドラミングが聴きたいです。
それではまたよろしくです。
当方の紹介並びに疑問をも解消頂き誠に感謝致します。
なるほど、見るからにマイナー嗜好一直線て感じですね。
シェンクマンはご指摘のようにジミヘンの影響が濃いと思います。
ちょっとランドウにも似たところもあったりしますしね。
もう一枚の方の記事も気長に待ってますよ。
ありがとうございました。
ロムっていただけるだけでもありがたいですよ(笑)。
今回改めて Van のディスコグラフィーをチェックしてみたのですが
最近は若干裏方系が多いという気がしないでもありません(苦笑)。
僕もプログレ/フュージョン系のスタイルで叩きまくる彼が聴きたいですね~。
自分の持っている Spin Doctors のアルバムだと思って読んでいたら
思わぬ名前が出てきてビックリでした(笑)。
もう一枚の Cork のほうも聴き直したのですが
今の自分にはかなりいい感じのレイド・バック・サウンド。
もう少し聴き込んだ後、記事を書いてみたいと思います。