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伯爵高校 Ⅳ号戦車G型(1号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版) 作ります!! その1

2024年03月09日 | ガルパン模型制作記

 数あるガルパンコミックのなかでも絵が美麗なことで知られる「樅の木と鉄の羽の魔女」です。既に連載を終了して単行本も上下の2巻で完結していますが、私のプラモデル製作のほうはまだ完結に至っていません。

 作中に登場する伯爵高校チームの7種類の車輌のうち、これまでに制作したのは35(t)戦車、38(t)戦車A型、38(t)戦車E型、Ⅲ号戦車N型、Ⅲ号突撃砲G型の5種類です。そして現時点でキットが手元に有って製作可能なのは、あと1種類でした。

 

 すなわち、上図の伯爵高校戦車道部部長にしてチーム隊長の毬奈・コンスタンティネスクの搭乗車でした。左上に1号隊長車、Ⅳ号戦車G型と明記されています。

 

 そのⅣ号戦車G型の作中車です。大洗女子学園あんこうチームの搭乗車H型仕様を思わせる完全なシュルツェン装備型で、相違点も数ヶ所しか見当たらないほぼ同型の車輌です。

 

 細かく探せば、幾つかの相違点が見られますが、目立つ箇所といえば、砲塔左右の発煙筒、主砲の同軸機銃のガード、前面の予備履帯ぐらいでしょうか。いずれも実際のG型に見られる要素ですが、厳密には1943年4月から5月にかけて生産された前期型の特徴を示しているようにみえます。

 

 ですが、色々と探してみたところ、G型の適応キットは色々とあるけれど、初期型や中期型や後期型が殆どで、作中車のような前期型の完全なシュルツェン装備タイプの適応キットは非常に少ない事が判明しました。私の知る限りでは、ドラゴンのスマートキットCH6594番、ボーダーモデルのBT001番、ズベズダのZV3674番の3点ぐらいで、しかもその3点が、私が探し回っていた時期には、模型店の店頭にも通販サイトにも見当たりませんでした。

 

 その代わり、上図の、ドラゴンの旧製品をグンゼ産業がOEMにて販売していた時期の品が、たまたま立ち寄った大阪のブックオフで1500円で売っているのを見つけました。このキットは厳密には後期型にあたりますが、完全なシュルツェン装備のタイプです。足りない部品は、手持ちのジャンクに大体ありましたから、これで作ろうと決めて購入しました。

 

 中身です。開封された品であったので、袋入りではありませんでしたが、使用された形跡も無く、全てのパーツが揃っていました。

 

 組み立てガイドです。これを見れば元製品がドラゴンの旧キットのシリーズであることが分かります。現行の製品群に比べれば精密さにやや欠けるかもしれませんが、タミヤやズベズダよりはまだマシなレベルに見えました。

 

 いかにもドラゴンの組み立てガイドですね。

 

 ステップ1では、車輪類と下部車体を組み立てます。ガイドの指示通りに進めます。ガルパンのⅣ号戦車にはつきものの、誘導輪のスポークの6本への改造も、今回は必要ありませんでした。作中車の誘導輪のスポークは史実通りの7本であるからです。

 

 手始めに車輪類を組み立てました。作中車の足回りは描写シーンが非常に少ないので分かりにくいですが、起動輪に関してはあんこうチームのD型と同じ前期型であることがコミック下巻124ページ3コマ目の描写から知られます。誘導輪のほうもF型以降のタイプであるのが下巻134ページ2コマ目の描写から分かります。

 したがって、作中車は外観上はだいたいG型の前期型に等しいことが分かります。いわゆるガルパン仕様とおぼしき独自の要素は見られないように思いました。

 今回の使用キットは後期型でしたので、起動輪も後期型の通常タイプになっています。製作当時、手元にはD型の起動輪のパーツが残念ながらありませんでしたので、仕方なく上図のようにキットのパーツをそのまま使用しました。
 誘導輪のほうは前期型も後期型も共通ですから問題はありませんでした。転輪のハブキャップも中期型で、キットのパーツと同じでしたのでそのまま使いました。

 

 仕上がりました。起動輪だけが作中車と違うのが残念でした。それで、起動輪だけは接着せずに取り付けて、完成後に前期型タイプの起動輪が入手出来次第、交換出来るようにしよう、と考えました。

 その場合は、履帯がベルト式であれば好都合ですが、今回のキットのパーツは連結式の組み立てタイプでした。なので、完成後に起動輪だけを外して交換する、という方法は履帯の解体も伴うので諦めざるを得ませんでした。なかなか思い通りにはゆかないものでした。

 残る方法は、今回のキットの組み立てと塗装作業が完了するまでに、なんとかして前期型タイプの起動輪を入手する事でした。模型サークルの次の定期会合日には、確かキットやパーツの譲渡交換会も予定されていたな、と思い出してひとまず様子を見ることにしました。

 

 下部車体と上部転輪の組み立てに進みました。こちらはストレート組みでした。

 

 組み上がりました。ドラゴンの旧キットシリーズは、現行シリーズほどにパーツの分割が細かくないので、組み立て作業が楽でした。ガルパン戦車をプラモデルで作って楽しむ時に、今回のようなドラゴンの旧キット等の、簡単に組めるキットを選ぶのもひとつの方法であるだろう、と思います。  (続く)

 


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