ステップ7では背面部と履帯を組み付けます。私の製作では、履帯は塗装後に取り付けますので、ここではステップ7の工程は飛ばします。
ステップ8では、上部車体に内側から取り付けるパーツを5個つけます。そのうち、前面につけるC2は作中車でも実車でも無く、そのあたりは鉄板で覆われていますので、一応、裏返しで付けて前面装甲上にて出っ張らないようにしました。
ステップ7の背面部を取り付けた状態です。
ステップ8に進みました。
前面につけるC2だけを裏返して取り付けました。またA2は作中車では描写がなされているシーンが見当たらず、実車にも見えないので、取り付けないでおきました。
ステップ9では上部車体と左右のフェンダーを組み立てます。フェンダーのステーはエッチングパーツになっており、ガイド図ではL字形に折り曲げて付ける指示がありますが、実車ではフェンダー天面部にのみ付いていて、車体側面部には付いていません。それで、エッチングパーツは全てプラ板に置き換えます。前端のPE20だけが2本並んだ形状ですが、これも1本に直してプラ板で貼り付けます。
さらにL-60の初期形状に戻して合わせるため、操縦手ボックスの張り出しの左側を縮めます。今回のキットのトルディは、L-60の操縦手ボックスを拡大した改修型であるからです。この操縦手ボックスの張り出しの形状は、作中車では把握出来ていなかったためか、曖昧に描かれてトルディの拡大された状態に近いように見えます。
ステップ9で組み合わせる上部車体と左右のフェンダーA1、A12です。2本の白い棒板は、ステーのエッチングパーツを置き換えるプラ板です。あらかじめエッチングパーツの幅に合わせてカットしてあります。
組み上がりました。ステーのエッチングパーツを全てプラ板に置き換えました。実車もこの形状です。
続いて、L-60の初期形状に戻して合わせるため、上図の操縦手ボックスの張り出しの左側を縮めます。今回のキットのトルディは、L-60の操縦手ボックスを拡大した改修型であるので、それを改修前の元の形状に戻すわけです。
カットしてプラ板で貼り直して、L-60の操縦手ボックスの形状に仕上げました。
ステップ10では、車体上部各所の部品を取り付けます。操縦手ハッチのA17はさきの改造に合わせて小さく直します。
ステップ10で取り付ける車体上部各所のパーツ類です。
操縦手ハッチのA17以外を組み付けました。
操縦手ハッチのA17です。
操縦手ハッチのA17は、さきに改造した操縦手ボックスの形状に合わせてカットして作り直します。
ハッチも縮めて合わせました。これで操縦手ボックスの改造が完了しました。 (続く)