私のサンダース大付属高校チーム車輌製作の14輌目は、上図のアスカモデルのM4A1シャーマンにしました。アリサ搭乗車の劇場版仕様で、最終章でもそのまま出ています。
アリサ搭乗車に関しては、既に2016年7月に劇場版仕様を、2017年12月にテレビ版仕様を作りましたので、アニメ版の2種類の仕様は再現し終えているのですが、アスカモデル製品の公式キットを作ってみたくなったので、今回チャレンジしてみることにしました。
私の製作においてはサンダース大付属高校チームのシャーマン系列は7輌を仕上げましたが、シャーマン愛に溢れたメーカーとして知られるアスカモデルのキットを使用したのは1輌のみでした。もっと色々アスカモデルのキットを試そうと計画していた身としては、それがちょっと心残りでした。
なので、2022年4月に中古ショップでたまたま上図のキットを見つけ、2000円で購入して、これでアスカモデルのキットを楽しもうと考えたわけでした。
中身は、アスカモデルの一般的な部品構成としてキット専用のランナーと共用パーツのランナーが入っており、他車輌との共用パーツは、単品で販売されているものと同じです。ガルパンのサンダース大付属高校チームの車輌の再現には欠かせない重要なパーツが色々含まれますので、以前から重宝しています。
プラッツ発の公式キットですので、説明書および組み立てガイドの表紙は、いつものガルパンコミック1ページです。
今回のキットは、だいたい劇場版の劇中車準拠ですが、細部はガルパン仕様での相違点が幾つかあります。制作の段取りは2016年7月に劇場版仕様を製作した際の流れとほぼ同じになりますので、ガルパン仕様への追加工作もほぼ共通となります。
ステップ1ではベルト式履帯を作ります。ステップ2からステップ4までは車輪類の組み立てを行ないます。全てガイドの指示通りに進めます。
ステップ1の履帯の組み立ては後送りにして、ステップ2からステップ4までの工程をまとめて行うことから始めました。関連のパーツを全て切り出して並べて準備しました。
一気に組み上げました。ガルパンのシャーマン系列は足回りがほぼ共通ですので、タミヤやドラゴンのキットで作っても作りは同じです。アスカモデルのパーツは精巧でパーツも細分化されていますが、組み立てそのものはスムーズに進みます。
ステップ5ではボギーを組み立てます。ガイド図では発砲ゴムシートとスペーサーAの選択制になっていますが、サスペンションを固定したいので、スペーサーAを使用します。
ステップ6ではデファレンシャルカバーを組み立てます。
ステップ5で組み立てるボギーの各部品です。一見すると難しそうなパーツ構成ですが、何度も作っているので慣れています。コツさえ掴めれば、そんなに難しくはありません。
慣れれば、1個を仕上げるのに1分もかかりません。
全6個のボギーが仕上がりました。左右で向きが異なるので、間違えないように並べて保管しました。
ステップ6で組み立てるデファレンシャルカバーのパーツ群です。デファレンシャルカバーという専門用語は、実はアスカモデルのキットで2016年8月に初めて作ったシャーマン・ファイアフライ(劇場版仕様)の製作時にガイド図にて知りました。そういう専門用語は、他社キットのガイド図ではなかなか見かけないからです。
アスカモデルのガイドでは、普通にシャーマン系列の各部の名称が出ていて参考になります。タミヤやドラゴンの説明ガイド図にはない、アスカモデル製品の魅力の一つです。流石にシャーマン愛に溢れるメーカーさんです。
組み上がりました。細かいパーツでも組み付けやすく、楽に仕上げられるのも、アスカモデル製品の魅力の一つです。 (続く)