ステップ6では車輪類を車体に取り付けます。私の製作では、車輪類は塗装後の組み立てで取り付けますので、ここでは上部転輪の軸部B13のみを取り付けます。
上図のように上部転輪B10は塗装までランナーに付いたまま保管し、上部転輪の軸部B13のみを取り付けるほか、起動輪を仮組みするために軸のB7を右端に並べました。
上部転輪の軸部B13を組み付け、起動輪を仮組みしました。起動輪は可動で回転します。
ステップ7では連結式履帯の組み立てを行ないます。上図のガイド図に誤記があり、起動輪に巻きつける部分の履帯パーツTR1の枚数が5になっていますが、正しくは8です。この誤記については既にファインモールドさんに連絡済みですので、今後の生産分では修正される筈です。
履帯そのものは既に前倒しで作りましたから、ここでは2輌ぶんの車体の画像のみを載せます。
ステップ8では左側フェンダーの組み立てを行ないます。フェンダー上の四つのリブはエッチングパーツとなり、折り曲げ指示がありますが、上図右下の折り曲げ参考図には180度の折り曲げ表示があって、パッとみた限りではエッチングパーツのツメを180度折り曲げよ、と読めるのですが、実際にはツメの折り曲げは90度で足ります。
これについてもファインモールドさんに問い合わせましたところ、二つのツメを左右に90度ずつ合わせて180度折り曲げる、という意味の図示であると教えていただきました。なるほどと納得しましたが、人によっては解釈が異なるケースもあるようで、実際に交流仲間のモケジョさんが同じキットを製作した際に二つのツメをそれぞれ180度曲げて、それで穴に入らなくなってから間違いに気付いた、という事例がありました。それで図表示の180度の意味を分かり易くしてはどうか、とファインモールドさんに提案しておきました。
左側フェンダーのC1とエッチングパーツのリブ4つです。C1は御覧のとおり真ん中で細くなっていて、無理に持つと折れてしまいそうなので、慎重に取扱いました。
組み上がりました。
ステップ9では右側フェンダーの組み立てを行ないます。フェンダー上の四つのリブのエッチングパーツの折り曲げ指示は、参考図では180度となっていますが、これは前述のとおり二つのツメを左右に90度ずつ折り曲げ、合わせて180度折り曲げる、という意味です。
組み付けるパーツ群です。リブは細かいパーツなので、今回のような小型の車輌においてはプラよりもエッチングパーツで用意されるケースが少なくないようです。
組み上がりました。
今回のキットのエッチングパーツは、取り付けて二つのツメをフェンダー下で左右に90度ずつ折り曲げて固定したうえで、ブラシ付きの瞬間接着剤(タミヤCAセメント)で撫でて接着しました。ブラシ付きは使い易くて便利です。
かくして2輌ぶんの組み立てが完了しました。 (続く)