扉口のある壁面の製作の続きです。3ミリのプラパイプと2ミリの丸棒を使って、中央部の仮の支持柱を作りました。
中央部の仮の支持柱が仕上がりました。B棟は建物の半分ずつをユニット方式で作りますので、半分の建物の片側は壁面がありますが、もう片側には何もないので、いざというときに支えるものがありません。仮に屋根も付けるとなれば、どうしても臨時の支持材が必要と名乗ます。そのための仮の支持柱でした。
続いて、同じ3ミリのプラパイプと2ミリの丸棒を使って、扉のヒンジ部分を作りました。
こんな感じで作りました。
3ミリパイプの中に2ミリ丸棒を仕込んで5ミリほど突き出したものを4個、これを通す筒として3ミリパイプを4個作りました。
このように両者を合わせるとヒンジが出来上がります。普通は羽根部分も作るのですが、ここでは軸棒部分のみとして、それぞれを扉口と扉とに付ける方法でやってみました。
扉のほうには、このように3ミリパイプの筒を付けました。
左右とも同じように取り付けました。寸法と位置を間違うと全てがズレてしまうので、何度も定規やスコヤで計測して確認し、接合状態の遊びを0.5ミリ設けて取り付け位置を算出しました。
扉口のほうにも左右の上下に位置を定めて、3ミリパイプの中に2ミリ丸棒を仕込んだ軸棒を取り付けました。
接着前に、マスキングテープで仮留めした状態で、扉のはめ込みリハーサルを3度ほど繰り返しました。
接着固定が完了しました。寸分の狂いもなくピッタリとおさまりました。
かくして左右の扉もこのとおり、観音開きに開きます。ヒンジ部分は上から差し込んではめ込むだけですので、扉を上に持ち上げれば、そのまま外せます。設計段階にて、なるべく取り外し自在の扉を作りたいな、と思って色々考えて、この方法に落ち着いた次第でした。
全てを自作で作るのは大変ですが、あれこれ悩んで試行錯誤を重ねる分、面白さも増してまいります。 (続く)