西住まほ言うところの「我々の機関車」が、建設中の戦車工場に到着しました。パンターG型を積んだ平積貨車1輌を牽引して、はるばる熊本から回送してきたようです。・・・って、ここ戦車工場の所在地ってどこ・・・?
真面目に解説する西住まほ。その述べるところによれば、これはもともと黒森峰女学園の保有車輌の一つであるようです。第二次大戦中にドイツ国防軍が使用したディーゼル機関車の1種です。その1/35スケールキットがトランぺッターから出ています。
早速、みんなが見にやってきました。感動気味に驚いている西絹代、自チームの蒸気機関車K-2形と早速比較していますが、そのK-2形の1/35スケールキットがあればなあ・・・。
ケイが「結構大きいね」と言ったのに対して、西住まほが「これでも小型に属するけどな」と返しています。確かにドイツ国防軍が使用したディーゼル機関車のなかでは小型に属します。標準型とされたWR360-C14の車長を縮め、重量を2トン軽くしたのがこのWR360-C12です。小型に属しますが、カール自走臼砲の牽引も可能だったそうです。
ケイが言う通り、この平積貨車にはシャーマンが2輌ギリギリで積めます。ちょっとはみ出しますが・・・。アンチョビが言う通り、アンツィオの車輌はP40、M41、CV33の3種類とも積めます。これもちょっとはみ出しますが。CV33だけならば横に並べて6輌積めます。
一応、運転室のインテリアも再現されていますので、屋根および後壁は取り外せるようにしてあります。多様多種の操作器がゴチャゴチャと並ぶ蒸気機関車に比べれば、ディーゼル機関車の操作器は少ないです。現在の電車の運転席の様子とあまり変わりません・・・。
この「我々の機関車」WR360-C12の製作レポートは次回より。 (続く)