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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く21 その9  水楢橋と椿橋

2021年09月10日 | ゆるキャン△

 八橋小道の「桜橋」を渡って山道をしばらく進むと、次第に左手の樹木が低くなって視界が開けてきました。そのうえに前方に次の橋が見えてきました。

 

 作中で「三の橋」となっている「水楢橋」です。原作コミック第10巻121ページ3コマ目のアングルです。実際には八橋小道ラブロマンスロードの四番目の橋にあたります。

 

 橋というより斜面上に設けられた階段通路のような造りです。とりあえず登ってゆくと・・・。

 

 谷間に架かる水平の橋梁へと続いていました。原作コミック第10巻121ページ4コマ目のアングルです。作中では浸水していて、土岐綾乃が「ってびっちゃびちゃだし」と言っています。
 確かにこの橋だけ踏み板に防水処理がしてあるようで、雨が降れば水が溜まるようです。水平橋なので溜まった水が流れてゆかないようですが、水溜りのままでは渡れません。どこかに排水用の穴があるのかな、と探しても見当たりませんでした。

 

 原作コミック第10巻122ページ2コマ目のアングルです。水溜りになってしまった橋の欄干部につかまってたどっている志摩リンと土岐綾乃の姿が描かれますが、そこまでして避けるほどの水溜りにはならないのではないか、と実際の踏板部分の高さを見ながら思いました。この橋の長さは約18メートル、高さは約5メートルです。

 

 この「水楢橋」は大井川東岸の突き出た箇所に架かっているので、南を見ると接岨峡大吊橋が見えました。その距離感によって、八橋小道のどのあたりに居るのかを何となく掴みました。

 

 それからの山道は登り坂が多く、だんだんと高い所へ移ってゆく感じでした。奈良に居た頃に中世戦国期の城郭遺跡約300ヶ所余りを巡って山登りに慣れている私なので、相当の速さで歩きました。いつ遭遇するか分からないマムシ、ハチへの対策もあって、のんびりと歩いているわけにはゆかなかったのでした。

 ですが、ゆけどもゆけども前方にまったく人影を見なかったので、もしかして今日ここを歩いているのは自分だけかな、と何度か思いました。

 

 次の橋が見えてきました。赤いアーチ橋です。初めて先行者の人影も見えました。

 

 作中で「四の橋」とされている「椿橋」です。原作コミック第10巻122ページ3コマ目のアングルです。

 

 これは各地でよく見かける形式の橋です。いかにも橋、という感じです。長さ約26メートル、高さ約16メートルの、かなり高い位置に架かる橋ですが、歩道橋のような雰囲気なので、高所恐怖症の私でも楽に渡れました。

 

 原作コミック第10巻122ページ4コマ目のアングルです。志摩リンが「舘山寺にもこんな橋あるよね」と言ったのにすぐ「あ 志ぶき橋ね」と応じている土岐綾乃は、さすがに浜松市民です。

 このシーンから、志摩リンも舘山寺温泉に行った時に「志ぶき橋」の位置まで回っていることが分かりますが、原作コミック第5巻101ページからの舘山寺エリア訪問シーンでは「志ぶき橋」の描写はありません。
 というか、「志ぶき橋」は舘山寺参道筋の商店街からは西に外れた湖岸沿いにあり、そこは高級温泉旅館街の真ん中にあたるので、回り道しないと見られないのです。志摩リンもかなりあちこち歩き回ったのだな、とわかります。

 

 「椿橋」を渡っていると、大井川の対岸より列車の走行音がコトコトと響いてきました。お、アプト式列車が来たかな、とその方角を見ましたが、線路の殆どが山裾の木立の中を通っているためか、列車が見えなかったのでした。

 

 地図で接岨峡温泉駅の位置を確かめ、その方向に目を凝らすと、駅に停車しつつある列車の一部が赤く見えました。あ、あれだー、と思いながら、まだ奥大井湖上駅までしか乗っていない自分なので、またいつかアプト式列車に乗って終点の井川まで行きたい、絶対に行こう、と決めました。

 あと、いつかまた、ゆるキャンレンタルバイクでも井川までは行ってみたいと思います。畑薙までは距離的にキツそうなのでちょっと考えますが、レンタカーでの移動という選択肢もありますし、畑薙で泊まるという手もありますから、いろいろ調べて聖地巡礼のコース案を検討してみようと思っています。  (続く)

 

コメント
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