気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く20 その1  浜松メイワンのゆるキャンパネル展

2021年08月05日 | ゆるキャン△

 2021年7月20日、静岡出張の翌日から連休をいただきました。その機会を有意義に生かすべく、退勤後にそのまま浜松へ移動して、二日間のゆるキャン△聖地巡礼を急遽計画し、宿も掛川に予約しました。そのうえで、18時過ぎに浜松駅に着き、エキナカのメイワンに行きました。

 

 JR浜松駅の改札口前のコンコースで見かけた、ゆるキャン△のパネル展示の案内です。今年に入ってから色々とコラボ企画をしかけている浜松市なので、この種のパネル展示はいずれやるだろうな、と予想していたら、6月の弁天島企画イベントに続ける形で実施してきました。まずは、これを見ようと考えてやってきた次第でした。

 

 会場はメイワンの7階の中央広場、つまり催事フロアでした。会期は9月末までですから、夏季の企画として計画なり予算なりが組まれているのでしょう。その後に秋季の企画が何か立ち上げられる可能性があるわけですが、この種のパネル展示企画が観光宣伝および促進を第一目的とするのに合わせての、連動した企画が予定されているのかもしれません。

 

 パネル展示会場にあった本栖高校の5人のパネルは、弁天島に設置されているもののコピーであるようでした。もともと静岡県でのコラボ企画にあたって描き下ろされたデザインなので、既に静岡空港でのコラボ企画で見られましたが、これが県内共通のパネルデザインとして展開共有されるもののようです。既に浜松市に続いて掛川市でもこのデザインのパネル設置がスタートしています。

 

 ゆるキャンのパネルは、地域やコラボ期間によって幾つかの種類がありますが、静岡県下においては公式との連携による正式な観光振興企画として一定の予算が組まれているため、キービジュアルも正式に発注されて新たに描かれているわけです。
 そして静岡県当局はそのデザインを静岡県下の各自治体にて共有させて展開してゆく構想を持っているものとみられますが、西伊豆町のように独自にキービジュアルを発注してパネルも堂ヶ島エリアのバージョンを立てているところもあります。おそらくはこの二つの方向でゆるキャン△コラボ企画のキービジュアルおよびパネルが構築されてゆくもののようです。

 

 既に聖地巡礼向けのマップも幾つか配付されており、早くから積極的に取り組んでいた静岡県の姿勢が明確に示されています。マップも、私が見てきた限りでは静岡県版、浜松浜名湖版、浜松広域版、大井川エリア版、天竜浜名湖鉄道版の5種があります。他にもあるそうですが、2021年7月の時点で未確認です。

 

 これは浜松市が配布している浜松浜名湖版のマップです。私は弁天島のパネルを見に行った際に現地の観光案内所にて初めていただきましたが、その後はあちこちで配布しているようです。

 

 また新たなコラボ商品が販売されているようです。ゆるキャンの関連商品は、このような地域密着型、地場産業振興型のケースが殆どを占めており、企業による全国規模での販売展開はアニメイトなど一部に限られています。何でもかんでも、どこでも、というような無節操なスタンスとは明らかに一線を画しています。

 そのため、聖地関連のエリアへ行かないと買えない品が多く、それがゆるキャン△人気および聖地巡礼のありように一定の効果をもたらしているようです。もともと聖地関連のエリアで昔から売られていた品をゆるキャンパッケージに換えて販売しているケースが少なくないため、全体としては山梨県や静岡県なとでの地域限定、地産地消の傾向が最初から定着している感があります。
 公式のフリューさんは、そのあたりの戦略や配慮などがなかなかに上手いなあ、と思います。ガルパンの聖地大洗が早くから公式のバンダイさんの販売優先、儲け優先の全国的販売の利権構造に露骨なほどに染まって行ったのとは対照的です。

 

 今回のパネル展示は、既に静岡空港や富士川楽座で見た内容よりもさらに一般向けの紹介レベルで組まれていました。ファンなら熟知している基本情報を、丁寧に表示しているのは、ゆるキャン人気を通して地元の再発見、愛着心向上に繋げたいとの基本方針がハッキリしているからでしょう。
 上図右のキャラクター相関図などは、今までの他のパネル展示では見られなかったものですが、こういう展示もきちんと出して丁寧に説明するあたりに、浜松市当局の「ゆるキャン△愛」が感じられます。

 

 当然ながら、天竜浜名湖鉄道のラッピング車輌の案内もありました。地元の鉄道会社ですから応援の意味もあるのでしょう。惜しむらくはそのゆるキャン△車輌の運行が8月いっぱいまでであることです。もう少し長くやっていただきたいなと思いますが、天竜浜名湖鉄道としては、エヴァ関連の企画のほうに重点が移行しているようなので、ラッピング車輌にしてもエヴァデザインを今後はデビューさせるのかもしれません。

 

 パネル展示はこのようにパーティーションを並べて構築されていました。簡潔にして実用的、低コストの展示事例の典型です。この程度で良いと思います。

 

 見て行くなかで、あれっ、と思ったのが上図の濱名惣社神明宮の場面でした。これは見落としていました。このシーンもあったのか、と驚きました。アニメ2期にワンカットだけ出たようですが、記憶がありませんでした。

 ですが、この濱名惣社神明宮には、子供の頃に数回初詣に行っております。浜松の親戚が三ヶ日に住んでいた時期に、新年の集まりで行った際には、必ず伯父がこの濱名惣社神明宮への初詣に子供達を全員連れていってくれました。伯父の家から濱名惣社神明宮まで300メートルぐらいしか離れていなかったからです。
 なので、伯父も亡くなって久しい現在にあっては、懐かしい場所のひとつです。機会があったら、聖地巡礼というより子供の頃の思い出の地巡りの形で一度行ってみようか、と思います。

 

 弁天島温泉も、未だに行けていない聖地の一つです。現在の開春楼さんにあたりますが、コロナ禍下における閉館がずっと続いているようで、5月に弁天島のパネルを見に行った際にも立ち寄って見ましたが、営業している形跡が全く感じられませんでした。
 開春楼さんの公式サイトはこちらです。

 

 このスポットも近くまで行っただけだと思います。少なくとも浜名大橋の真下までは行っていなかった記憶があります。アニメの景色とは異なって、現地ではスーパー堤防の建設が進められ、私が2019年9月に訪れた時には、高い堤防が完成していて海浜の景観が失われていました。もはやアニメでしか見られなくなっている景色も、ゆるキャン△には少なくないな、と改めて感じました。  (続く)

 

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