防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

安全講習

2008年08月16日 | 維持管理の時代
どういういきさつか、私が新入社員対象の安全講習をすることになりました。
安全とはなにか、リスクの分類、対処法としての指差し確認はありていなところ。
さらには上司との信頼関係、それに伴うモチベーションの維持など、、、多岐にわたります。

考えてみれば、自然災害を低減することも、自然対人間の安全管理です。危機管理や有事の行動心理などについては、共通点も多いと思って、ちょっと専門的な書籍、論文も読んでみようかと思っています。

そしたら、こんなコラムを見つけました。

労働現場の実態 
http://www.hufac.co.jp/index6.html
KY活動が事故を誘発している
http://www.hufac.co.jp/kyt.html

たとえば、「今日は雨だから・・・・すべって転ばないように・・・・
足元注意!」
・・・・って、朝のKY活動で・・・・確認しあうと・・・・・
すべって転びやすくなる。
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げげ、よくやってたなあ
私が現場いたときはたまたま事故りませんけどね。

今日は地中変位計のデータ整理で一日内業なのに、はさまればい、車にぶつからない
惰性のKY活動じゃあ、K(危険)Y(誘発)活動ですよね。

では逆にプラスイメージ、そして地質技術者であれば、よりよい成果品を作ろう、コア箱の保管場所を清潔に保とう。。とかプラスのイメージを確認し合えば、結果としておのずと事故も減るのでしょうか。

場数をこなしている人の生の声を聞きたいですね。


子供理科教室 - 竹内先生のサイトから -

2008年08月15日 | 災害の記憶と想像力

竹内篤雄先生のブログにこのような記事がありました。

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子供理科教室
http://takeuchi-atsuo.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_3533_1.html
でマントルは非常に高い温度なのに海水は冷たいママなの?と言われて困っておられ、「竹内さんと答えお願いします」と振られた。「海溝の下には厚い岩盤があり、その岩盤のために熱が海底まで伝わらないので、海底の海水の温度は低いんだよ」で子供は「ありがとうございます」といっていたので、理解して貰えたのだろう。昼休みには、保護者や子供から色々質問を受けた。子供相手の話を初めて行ったが結構面白い。興味あるように話せば、子供は理科に物凄く興味を持っている。今問題になっている子供の理科離れは理科を教える先生方に問題があるのではと、先日行った大阪の小学校の先生方との話し合いで思った。
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なるほど、そのとおりですね。
さらに絵を描くことができれば、なお興味がわくのではないでしょうか。

そしてさらに、理科で飯が食えるという産業とモチベーションを喚起することが最重要課題です。


立教大学芳賀先生のサイト

2008年08月13日 | 技術動向
やりがいをもって仕事を楽しむことでおのずと安全意識が高まってくる。
http://www.rikkyo.ne.jp/web/haga/

立教大学の芳賀繁先生は、心理学の立場から安全管理や事故防止のあり方に取り組まれている先生です。ホームページには論文やインタビュー記事などがダウンロードできます。とてもありがたいと思います。

楽しい仕事を後輩に残す。仕事がたのしいと安全意識が高まる。
そのとおりですね

1985年8月12日と地すべり

2008年08月12日 | 災害の記憶と想像力
その日のニュース速報の衝撃は今でも忘れません。
日航機がレーダーから消息を絶つ。

御巣鷹山の尾根に日航機123便が墜落し、520人もの犠牲者が出た1985年8月12日から、今日で23年目になります。
事故の衝撃があまりにも大きかったため、あまり語られなくなった災害があります。

地附山地すべりです。

1985年7月26に津午後5時ごろ、大轟音とともに大規模な
地すべりが発生。南東側の斜面が幅約450メートル、500万m3にもなりました。もう山の名前からして地すべり地形の存在を示唆していますが、この模様はテレビで実況中継されました。

建設コンサルタント

2008年08月11日 | 維持管理の時代
この業界は、いまが一番仕事が少ない時期です。長らく勤めてきた建設コンサルタントについて、そもそも論的に考えてみようと思い、ウィキペディアで調べてみました。それによると、

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建設コンサルタント(けんせつコンサルタント)とは、日本では国土交通省の建設コンサルタント登録規定に基づき国土交通省に登録された企業で、土木技術を中心とした開発・防災・環境保護等に関して、計画・調査・設計業務を中心に、官公庁および民間企業を顧客としてコンサルティングを行う業者(場合によっては個人)をいう。
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ここにリンクされているコンサルティングをクリックすると、
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コンサルティング (consulting) とは、業務または業種に関する専門知識を持って、主に企業(まれに行政など公共機関)に対して外部から客観的に現状業務を観察して現象を認識、問題点を指摘し、原因を分析し、対策案を示して企業の発展を助ける業務を行うことである。(途中略)そもそもコンサルティング企業とは、「業務における問題の発見・解決策の提案・業務の改善の補助、経営戦略への提言、などを中心に、企業の様々な業務を効率化するための提案自体を売り物にしている企業」 のことを言う。
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建設コンサルタントとは、なんだか逆のことが書いてありますね。

論文を投稿しました

2008年08月10日 | 技術動向

自分で論文を投稿したことを「技術動向」ってこともないのですが、とりあえず地すべり学会誌に論文を投稿しました。タイトルは『2004年新潟県中越地震に起因する地すべりと土砂移動』というものです。またまた、手前味噌ですが、http://www.kankyo-c.com/lanslide.html このページを論文化したのもので、来年3月の地すべり学会誌「最近の大規模地震と地すべり」特集号に掲載される予定です。

実は私にとってこれが論文デビューなのです。その労苦は、今岡さんのブログにも書き込みました。

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論文を書こうとするほど、足りない部分が見えてくるのです。

”そつのなさ””論理的であること”がどういうことなのか、また、それに対する自分の実力が、文章や図表を通して視覚化されてしまうのですから、普段使っていない部分の神経を、すごく消耗しております。
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最近は知的所有権などの関連で、投稿論文が激減し学会は存亡の危機にあるのだそうです。しかし、論文というのは後世まで残ります。
『手にとって読める状態にしておく』ことは「ネットにUPしておく」ことよりも、「考察の現場感覚」を養う意味で価値がありますし、読者の記憶も強くなると思います。

ところで地すべり学会は、「地域社会の安心・安全面からみた斜面災害防止のあり方と評価」という特集号を企画しているようです。このところ特集号続きで、ついに人文社会学の分野まで巻き込もうとしています。これはこれで歓迎したいのですが、あまり「受け狙い」の「安直」にならなきゃいいなと思いますが。。。


秋川雅史さんの「長崎の鐘」

2008年08月09日 | 雑感
今日は長崎の平和祈念日です。秋川雅史氏が、「長崎の鐘」をカバーしていることを知りました。
作曲者は「栄冠は君に輝く」「六甲おろし」で有名な古関裕而氏です。
夏本番です。

ハチの時間 地すべりの時間

2008年08月08日 | 資格に関すること

地すべり調査の途中、ハチの刺されてしまいました。3発、激痛でした。蝶のように舞い、ハチのように刺すとはよくいったもので、不意に急襲されるから効きますね。お~痛かった。ハチにしてみれば、こちとら忙しいのにのこのこきやがって ってな感じでしょう。

私が調査しにいった地すべりは、山が自分の重さに負けてずり落ちてしまい、斜面の上の方にくぼみ(しわ)があるというので、くまなく見てくるという調査でした。

国土交通省の地すべり防止技術指針(2008年1月)によると、地盤伸縮計が一日に10㎜(1cm)の変位で警戒、一時間に2㎜の変位が2時間あるいは、一時間に4㎜~10㎜続いたら避難(道路だったら通行止め)、貯水池だったら一日に1~4㎜で注意、または湛水中止

もちろん肉眼では見えません。

kon25さんのブログによると、

井戸は、なんと地すべりにより変形しております・・・
実際かなり怖いです!なにせ2.7㎜の鉄板と
125㎜H型鋼がグンニャリと曲がってますから
僕たち人間は、自然の恩恵を受けつつ生活してますが
時には、地震や水害などの自然災害の被害も受けます。
人間の英知で、立ち向かわなければならないのですが
勝てそうにありませんので、共存共栄しなくちゃ!
http://ten-shock.jugem.jp/?cid=6

これほどの地すべりってどんな間隔で動いているのでしょう。
試験に出そうです。

共存共栄のためには、まずは、この時間間隔を理解する必要がありそうです。


北京オリンピック

2008年08月08日 | Design with Nature
北京オリンピックが始まりました。
すでに多くの方が感想を述べているように、人海・物量にものをいわせた式典でしたね。
最大のアピールポイントは、中国で発明されたといわれる"紙”で、クライマックスの聖火点灯では壮大な絵巻物がスタジアムの傘下に描き出されました。

イアン・マクハーグ氏の著作「Design with Nature」は、基本的には西洋的な、幾何学的、整然としたなかに、自然の曲線美を調和させようという考えと思いますが、北京オリンピックの開会式を見ていると、アジアの「Design with Nature」は、全て曲線美の中にあると感じました。

星図・星座があるのは、前回オリンピックの開催されたギリシャと今回オリンピックの行われる中国です。天地人の「Design with Nature」の祭典が始まります。

『専任』の意味

2008年08月07日 | 資格に関すること

宅建の問題でこんなのありました。

Aが現地案内所を設置して、そこで法第35条の規定による重要事項の説明をさせようとするときには、その業務を行うのは専任の取引主任者でなければならない。

これは誤りなんです。

10区画以上bの一群の宅地を分譲する現地案内所には、1名以上の専任の取引主任者をおこなければならない。契約行為が大規模に行われる可能性がある場所では「法律に詳しい」「常勤」の者をいつくるかわからないお客さんのために待機させるのは妥当だが、重要事項の説明自体は「専任」でなくても可能

資格試験ならではのひっかけです。


ほぼ日刊イトイ新聞

2008年08月06日 | 防災・環境のコンセプト

妻がコピーライターの糸井重里氏の講演会にいってきました。そこで、ほぼ日刊イトイ新聞というwebサイトがあるということを知りました。

ほぼ日刊イトイ新聞
http://www.1101.com/index.html

かなり細長い画面に散文的に文章が並べられていますが、内容はすごく含蓄のある深い話が多いのです。いろんな分野のトップランナーの方のインタビューが多くあります。そのなかから、川勝平太先生の記事を紹介してみたいと思います。

川勝平太先生は、現在静岡文化芸術大学の学長の要職にあり、較経済史、英国議会史料の分析、西太平洋津々浦々連合の可能性を研究されています(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
新しい歴史教科書をつくる会賛同者・「美しい国づくり」プロジェクト・企画会議委員でもおられます。

さて、この美しい国についてですが、

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美しい」と感ずる心は、誰もが持っています。
その意味で「美しい」というのは普遍的でもあります。

「美しさ」を定義する必要はないでしょう。
定義すれば、美は逃げていきます。
美しいことが大事であり、
美しいたたずまいの国にすることが
大事だということを、
どこかで心得てさえいればよいのです。

「美しいとは何か」
これは言葉にする必要がないんですね、
感動を与えるものですから。
言葉を超えています。
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日本は「森と岩清水の文化」という繊細な優美な構造を持っています。
今のCO2に単純化した環境論は、この美しさを否定しているような気がしてなりません。


ねんきん特別便が届きました

2008年08月05日 | 雑感

ますぞえ大臣(彼が東京都知事に立候補したとき、ポスターには苗字がひらがなで書いてありました)からねんきん特別便が届きました。私は2回の引越し、3回の転職、4つめの会社に勤めているので、間違いがあるんではかなろうかと思いましたがなかったです。

それにしても、私たちが間違っているかもしれませんので気をつけてくださいとの趣旨で説明書きがくどいこと。本当に日本の役所はプレゼンが下手です。

作成年月日から届くまで、なんで3週間もかかるんのでしょうねえ。
防災もそうですが、カルテ、種類至上主義の弊害ですね。
『現場あわせ』という言葉が、彼らの辞書にはないのでしょうかねえ。


専門家の役割

2008年08月04日 | 防災・環境のコンセプト
太田さんのブログに「専門家の役割」という記事がありました。

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専門家の役割が何かという前に、なぜ世の中に専門家といわれる人が存在できているのかということを考えた方がわかり易いと思います。
 公的機関で防災を研究している専門家をイメージしてみましょう。彼らは国民から広く薄く徴収された税金によって生活の糧を得つつ、何も生産しない「防災」というものを研究しています。それは、繰り返し発生する自然現象で起きることを知ることにより、どうすれば人間の被害を少なくすることができるのかということを、納税者から「委託」されているのです。したがって、その「これだけわかったぞ!これでかなりの人が被害に遭わなくてすむようになるぞ~!」という答えを出す責務を負っているわけです。
 具体的には、災害の研究や教訓を一般の人に向けて啓発するアウトリーチ活動と、形ある制度(たとえば法律)にしていく役割を負っていると言えます。
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専門家いうのは、「自称」である限りマスコミに出てくる「ヒョーロンカ」と一緒ですね。公的に認められるには、何らかの資格が必要なんだろうなあ。。ブログやってるだけではねえええ。。

それぞれの夢

2008年08月03日 | 雑感

私の同僚が長期出張でレオパレスに泊まります。郷ひろみ的な声の歌が好きですね。

「それぞれの夢」Yo shimasa In oue

夢中でがんばる君へエールを
それぞれの夢の数は違うけれど
戻れない日々をさあ始めよう

そばにいるよ 君の笑顔が見える場所へ
Start Your Life Start Your Life ・・・
Start Your Life ・・・

夢中で手にしたカギは今日から
君だけの夢を開けるためにあるんだ
戻れない日々をさあ始めよう
そばにいるよ 君が笑顔に変わる場所へ