自分で論文を投稿したことを「技術動向」ってこともないのですが、とりあえず地すべり学会誌に論文を投稿しました。タイトルは『2004年新潟県中越地震に起因する地すべりと土砂移動』というものです。またまた、手前味噌ですが、http://www.kankyo-c.com/lanslide.html このページを論文化したのもので、来年3月の地すべり学会誌「最近の大規模地震と地すべり」特集号に掲載される予定です。
実は私にとってこれが論文デビューなのです。その労苦は、今岡さんのブログにも書き込みました。
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論文を書こうとするほど、足りない部分が見えてくるのです。
”そつのなさ””論理的であること”がどういうことなのか、また、それに対する自分の実力が、文章や図表を通して視覚化されてしまうのですから、普段使っていない部分の神経を、すごく消耗しております。
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最近は知的所有権などの関連で、投稿論文が激減し学会は存亡の危機にあるのだそうです。しかし、論文というのは後世まで残ります。『手にとって読める状態にしておく』ことは「ネットにUPしておく」ことよりも、「考察の現場感覚」を養う意味で価値がありますし、読者の記憶も強くなると思います。
ところで地すべり学会は、「地域社会の安心・安全面からみた斜面災害防止のあり方と評価」という特集号を企画しているようです。このところ特集号続きで、ついに人文社会学の分野まで巻き込もうとしています。これはこれで歓迎したいのですが、あまり「受け狙い」の「安直」にならなきゃいいなと思いますが。。。
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