忘れえぬ体験-原体験を教育に生かす

原体験を道徳教育にどのように生かしていくかを探求する。

中学校教師のつぶやき01

2012年07月22日 | 中学校教師のつぶやき
『暴力は暴力を生む』

子育ては、時として子どもを厳しく叱らなければならない場面があります。
子どもを厳しく叱ることも、時にはとても大切なことです。
しかし殴られて育てられた子どもは、殴られることを嫌悪しながらも、暴力をふるう子どもになることが多いように思います。
暴力を、知らず知らずのうちに学習しているからです。
家庭内暴力や幼児虐待のニュースが時々流れてきます。
幼児虐待や、子どもに暴力をふるう多くの親は、子どもの頃に同じように親から虐待や暴力を受けていたケースが多いとの研究報告がなされています。
心の深層に知らず知らずのうちに、暴力がすり込まれているからです。
子どもは、親や教師の行動様式を無意識の内に学習します。
心理学ではモデリングなどと呼びますが、教えてもいない親の行動様式が子どもに伝わる現れる現象です。
子どもは無意識の内に学習しているのです。
「子どもは親の背中を見て育つ」などと言います。
子どもは大人の姿勢を見て学習するのです。
子どもの模範となる姿勢で、親や教師は生活したいものです。

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