忘れえぬ体験-原体験を教育に生かす

原体験を道徳教育にどのように生かしていくかを探求する。

中学校教師のつぶやき06

2012年07月26日 | 中学校教師のつぶやき
第9話 『言葉のキャッチボール』

 キャッチボールは相手のボールをしっかりと受け止め、相手にとれるようにボールを投げ返すものです。
このことは、「会話」についてもいえます。
相手の言葉をしっかりと受け止め、相手に投げ返してあげなければ、楽しい「会話」を交わすことはできないからです。
相手の言葉をしっかりと受け止めるということは、相手の話を耳で「聞く」のではなく、心で「聴く」ということです。
 子どもに限らず大人でも、外であった出来事や悩みを家族に聴いてもらいたい、自分の気持ちをわかってもらいたいと思うことがしばしばあります。
楽しかった気持ちや、困った気持ち、悔しかった気持ち、つらかった気持ち、その時々の気持ちを共有してもらいたいのです。
「聴く」とは、相手の心情、思いを察してあげることです。
会話の内容だけでなく、感情をしっかりと受け止め、共有できることが大切なのです。
アドバイスよりも、まずは子どもの思いをしっかりと受け止めてください。
これからどうしたらよいかは、子ども自身がわかっているものです。


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