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がしらのブログ

~回遊根魚の独言~

山道散歩 最終章

2009-02-07 21:27:21 | Weblog
また石垣です。(^_^;

山中の石垣ばかりで引っ張ってきましたが、

散歩最終章です。



しっかり積まれていても、たまには崩れます。

畑や田であれば、補修されるのでしょうが、

植林となっている今は、放置状態です。



この道は、

「そり道」と言われています。

昔、木材を積んだ、そりを引いた道だそうです。

いつの時代から、この地方で林業が行われていたのか分かりませんが、

昔はこの道を、多くの木材を積んだ、そりが通っていたんでしょう。



段々畑に植えられた杉。


家の近くの畑にさえ、猪や鹿、猿が作物を採りに来るのに、

ここで畑をやっていた当時はその辺大丈夫だったのでしょうか?

仮に、今ここで何かを栽培したとしても、

すぐに何かに荒らされるでしょう。

昔は何故出来たでしょうのか・・・



よく分からない建造物がありました。

近くにトタンが落ちていたので、

小屋でも有ったのでしょうか?

炭焼き釜なら、円く積まれているはずですし・・・



栗畑です。

ここも放置状態です。

今は、猿や猪の栄養源になっています。

栄養を付けた動物は、ますます増えます。

しかし、植林ばかりの山の中、

動物の食べ物はほとんど無いでしょう。

動物の住む場所を奪ったのは人間・・・。



苔むした道。



現役の場所に帰ってきました。

ちょっとした散歩でしたが、

色んな事を考えさせられ、想像した散歩でした。

この集落、一体、何百年前から人が住み始めたのでしょうか?

ここは熊野古道も通っています。


近くに、この集落を開いた人をまつっている、とされる場所もあります。

今度、行ってみたいと思います。

色々、調べたくなってきました。


山中の石垣話ばかりにお付き合い下さってありがとうございます。


石垣話、もうちょっと続くかもしれません。(まだ書く気かい! って言われそう(^_^; )


最後に、ウチの裏の石垣を。



うちのおじいさんが、

毎朝、谷に顔を洗いに行って、

石を1個ずつ持ってきて積んだ、と聞いています。

おじいさんの事を知る方に聞いたら、

ほとんどの方が「あの人は辛抱強い人だったわ~」と言います。

現在みたいに、

車道があって、

トラックでどこかから石を積んできて、

時には重機を使う、という作業ではありませんから、

本当に大変だったと思います。



そのお陰で存在する僕。

大切にしていきたいと思います。