WBS ワールドビジネスサテライト：テレビ東京 2017/05/26(金)

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●日米首脳会談 北朝鮮問題で連携確認 ・主要７ヵ国（Ｇ７)による首脳会議、タオルミーナ・サミットが イタリア南部・シチリア島で 26日開幕した。今回は アメリカ・トランプ大統領や フランスのマクロン大統領など ４人が初参加。一方、日本の安倍総理大臣は 今回で６回目と、２番目に多い“古株”。Ｇ７での存在感が増しており、議論をリードしたい安倍総理は、サミット直前に トランプ大統領と首脳会談に臨んだ。両首脳は 会談時間の半分以上を 北朝鮮問題に割き、日米の防衛態勢を強めるため「具体的行動をとる」ことで一致。また北朝鮮問題では 中国の役割が大きい点も 確認した。一方の経済については、「自由で公正な貿易が重要」という認識を共有するにとどめ、トランプ氏が掲げる保護主義には 踏み込まなかった。
●ネット上の買い物で… 詐欺が横行!? なぜ？・インターネット上の買い物が拡大する中で、リスクも増えている。大手通販サイトのアマゾンでは、注文した商品が届かない事態が発生。アマゾンのサイトでは 一定の費用を支払って出品者として登録すれば 誰でも物を売ることができるため、実は、商品を購入しようとした相手は アマゾンではないのだ。一方、アマゾンのアカウントが乗っ取られ、詐欺に利用される被害も。専門家は、犯人には 金銭だけではなく 個人情報を入手する狙いがあると指摘する。４月に現金などが出品されて物議を呼んだメルカリ。カスタマーサポートでは、24時間 200人態勢で 出品状況を監視しているものの、法律違反になりかねないｉＴｕｎｅｓカードや 医薬品が見つかる。利用者の増加とともに、規約をよく確認せずに 出品してしまう利用者がいる ためだ。メルカリは、自由に出品できるという特徴を守りながらも、出品状況のチェックを強化していきたいと話す。
●独占取材 日本初の“刑務所ホテル”とは？ ・明治時代に建設され、現在では重要文化財に指定されている旧奈良少年刑務所。きょう法務省は、この建物の運営権を 民間企業に売却し ホテルなどの複合施設に改築すると 発表した。中は広い敷地で、刑務所は入口を中心にして 扇状に広がる形をしている。独居房を改築して ホテルの部屋として使用する他、敷地内に ホテルも新設、およそ290部屋をつくる予定だ。今回の改築では、建物は 法務省が そのまま保有し 施設の開発や運営民間が行う方式を採用している。宿泊施設を運営する「ソラーレグループ」を主体に 計８社が参画するが、その８社以外にも 無印良品を運営する「良品計画」が参加している。良品計画は 近年地域に密着した取り組みに力を入れていて、奈良県ならではの 体験ができるコミュニティースペースも 作る。その土地ならではの 商品・体験を提供することで、消費者のニーズを掴もうとしている。
●反転攻勢へ シャープのＡＩｏＴ戦略とは？ ・シャープが発表した2019年度までの 中期経営計画には、自信を示す強気な数字が並んだ。ホンハイの調達力を活かした コスト削減などで ３年ぶりに黒字化したシャープ、今期は さらに 最終損益も４年ぶりの黒字となる見通しだ。さらなる成長に ４Ｋを超える８Ｋディスプレイと あらゆるものがインターネットにつながるＩｏＴに 人工知能＝ＡＩを合わせたＡＩｏＴが成長の柱になると強調した。19年度までに 家庭向けＡＩｏＴ事業の売上高を １兆円以上に伸ばす計画。しかし、この市場は 家電メーカーだけでなく 海外のＩＴ大手も しのぎを削る、競争が激化する中、ホンハイ流の戴社長の手腕が問われる。
●【ＴＨＥ行列】刺し身 食べ放題ランチ ・日本橋にある「おさかな本舗たいこ茶屋」は 30年以上、新鮮な魚を客にふるまってきた人気店。毎日 昼時になると 80人前後の行列ができる。客の目当ては、マグロやカツオなどの刺し身が 食べ放題のランチ（1,200円）。食べ放題となれば、それなりのコストがかかるが、店の大将・嵯峨さんは ある方法で カバーしている。その方法のひとつが築地に遅い時間に仕入れにいくこと。仲卸店は閉店間際になると値下げを行うため、魚を安く仕入れることができる。さらに、その中でも大将の目利きで 質の良い魚を見極めている。こうして食べ放題ランチを実現させているが、儲けは ほとんどないという。しかし、ランチをきっかけに 夜の集客につなげるのが 嵯峨さんの狙い。また夜には マグロの解体ショーを行い、売り切れなかった身は 翌日のランチで 無駄なく活用している。取材先：おさかな本舗 たいこ茶屋
●日本ＭＳ サーフェス３機種を発売 ・デスクトップモデルも投入し、アップルを追撃する。日本マイクロソフトは、「サーフェス」シリーズの新モデルを 来月から 順次発売する。主力のタブレット端末、「サーフェス・プロ」を ６月15日に 発売するほか、７月中旬には、学生や女性をターゲットにした、ノート型の「サーフェス・ラップトップ」を発売する。日本市場に初めて投入するデスクトップ型は、画面を斜めに倒して、指や専用のペンで イラストを描くことができる クリエーター向けの製品だ。
●４月の消費者物価0.3％上昇 ・総務省が発表した４月の消費者物価指数は、価格の変動が大きい生鮮食品を除いた 総合指数が、去年に比べて0.3％上昇し、４ヵ月連続で プラスとなった。原油価格の持ち直しで、エネルギー関連の価格が 上昇したことなどが要因だ。品目別では、電気代が0.9％上昇し、１年11ヵ月ぶりのプラスとなった。
●ＦＢＩ 大統領娘婿に関心 ・去年のアメリカ大統領選挙に ロシアが干渉した疑惑で、ＦＢＩ＝連邦捜査局が トランプ大統領の娘婿クシュナー大統領 上級顧問を調べていることが 分かった。ワシントン・ポストによると、クシュナー氏は 去年12月、駐米大使など ロシア当局者と複数回接触していて、ＦＢＩは、クシュナー氏が疑惑を解明する上での重要な情報を持っているとみている模様だ。
●米下院議補選で共和党勝利 ・アメリカ西部モンタナ州で 25日、来年の中間選挙の前哨戦となる連邦下院の補欠選挙が行われ、共和党のギアンフォート氏が 民主党候補に接戦の末、勝利した。ロシアとの関係を巡る疑惑で トランプ大統領の支持が低迷する中、与党共和党が面目を保った形だ。来月中旬には、保守色が強いジョージア州でも補選があるが、こちらも接戦になるとみられている。
●【トレたま】超聴診器 ・【商品名】超聴診器【商品の特徴】心電図と心音を録音・データ化して診断をアシストする【企業名】ＡＭＩ【住所】熊本県熊本市中央区黒髪２－３９熊本大学インキュベーションラボラトリー２階２－５号室【価格】未定【発売日】未定【トレたまキャスター】北村まあさ
●伊シチリア島から中継 Ｇ７サミット最新情報 ・イタリア南部のシチリア島で 26日、Ｇ７・主要国首脳会議（タオルミーナ・サミット）が 開幕した。主要なテーマの１つである北朝鮮問題については、安倍総理が最初に発言し、国際社会が連帯して 圧力をかけることが必要だとして、さらなる挑発行動があれば 一層厳しい制裁を科すべきだと訴えた。これには 全ての国が賛同し、北朝鮮問題は「新たな段階の脅威」だとの認識で 一致した。また、イギリス・マンチェスターで起きたテロ事件などを踏まえ、テロ対策についても Ｇ７が連携していくことで 合意した。一方、経済についても 足並みが そろうかどうかは 不透明。保護主義を掲げるトランプ大統領の登場に伴って、去年の伊勢志摩サミットの首脳宣言では明記された「保護主義への対抗」という文言は、今回は 盛り込まれないとの見方も出ている。Ｇ７サミットは 27日に首脳宣言を採択し、閉幕する予定。
●来週の経済と解説・【コメンテーター】ロバート・Ａ・フェルドマン氏（モルガンスタンレーＭＵＦＧ証券シニアアドバイザー）