ガエル記

本・映画備忘録と「思うこと」の記録

「タクシー・ドライバー」マーティン・スコセッシ

2017-01-15 07:10:58 | 映画
ムロン昔見てたものでありますが。今、見て主人公トラビスはキリストであったのだなと思いました。当時、過激に狂った男のように評されていたと思うけど、トラビスは狂ってるわけじゃない。
ジョディ演じる売春の少女はマグダラのマリアであるのだろうし、彼が生きていたことはキリストの復活を意味していたのだと思う。
本当に凄い映画なのだけど、大統領候補が演説で「あなたは自分が正義とおもうところを行わねばならない。あなたが政治を変えていくべきなのです」という言葉がそのままトラビスに対して伝えられているのが巧い演出なのですね。

ここに始まって「沈黙」を作ったスコセッシ。「沈黙」は今一番気になっている映画です。

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