ガエル記

本・映画備忘録と「思うこと」の記録

高場乱

2019-02-12 07:19:51 | 日記
玄洋社、頭山満、と興味を持って色々読んだり見たり聞いたりしています。そのつながりで高場乱という教育者であり眼科医である女性にたどり着きました。

頭山満も読み難いですが「とうやまみつる」ですね。
高場乱に至っては「たかばおさむ」と読みます。家業を継いで女性で眼科医となり儒学者でもありました。
男装で帯刀もしていたという高場乱は人参畑で塾を開いており、そこに若き頭山満が入塾したということです。高場乱のもとでは多くの荒くれ者が学んでいたというなんだか少年マンガのような設定に惹きつけられます。
女豪傑でありながら華奢で病弱だったということです。

男尊女卑が特に激しい当時の九州で女性を師匠としたということ自体頭山満の自由さを感じます。

「乱とかいて乱を収める、という意味で名付けられた」というのもすごいです。

こういう話を読むと昔の日本でも女性がまったく活躍しなかったわけではなくいろいろな女性が存在していたのだなと思います。
とはいえ、やはり男装をし、男性名をつけたうえでのことではあるわけですね。
男装をし男性名であったからといって男性になりたかったわけではないと思うのです。
そういった複雑な気持ちも含めて女性で塾長となる高場乱、かっこよかったんだろうなあと思います。

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