眼力Blog

反日国の動向をウォッチしています。
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中国外務省、南シナ海「埋め立て近く完了」致します!

2015年06月17日 | 安全保障

埋め立ては、中止したでよー

あとは文句言うなや! 

オバマ閣下! 中国様が左様申しております。

> 中国外務省、南シナ海「埋め立て近く完了」 米との摩擦回避か
 2015/6/16 14:12 (2015/6/16 20:13更新)日経新聞

 【北京=島田学】中国外務省は16日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で進める岩礁埋め立てについて「既定の作業計画に基づき、埋め立て作業は近く完了する」と発表した。23日から米中戦略・経済対話が始まるのを前に、ひとまずこれ以上の埋め立てはしないと宣言し、米国との摩擦を避ける狙いがありそうだ。

 埋め立て完了後は「関連の機能を満たす施設の建設を進める」とし、人工島の港湾整備や様々な関連施設の建設を始める方針も示した。

 中国が本当に埋め立てをやめるかどうかははっきりしない面も残る。「埋め立てはこれで十分というわけではない」とする中国軍関係者は多い。今後、国際社会の関心が薄れ、ほとぼりが冷めるのを待って埋め立て地を再び広げる可能性はある。

 中国側がこのタイミングで埋め立て完了を宣言したのは、米側が中国の進める埋め立ての「速度と規模」(ケリー米国務長官)を批判し、周辺海域への軍艦派遣の構えを見せたことがある。

 中国側は「米国が批判しているのは、埋め立て自体ではなく『速度と規模』だ」(軍関係者)ととらえ、埋め立てをひとまずやめることが米国との妥協点になると判断したようだ。

 11日には、中国軍制服組トップの范長竜・中央軍事委員会副主席が訪米してカーター米国防長官と会談しており、ここで米国側の感触を探ったとみられる。

 中国外務省の陸慷報道局長は16日に発表した談話で、岩礁埋め立ての目的について「軍事・防衛上のニーズを満たすため」と明言した。同時に「海上捜索救助や気象観測などの分野で、国際的な責任と義務を履行する」とした。岩礁埋め立てについては「中国の主権の範囲内だ」との従来の主張を繰り返した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO88122440W5A610C1EAF000/



実際には何も譲ってはいない、予定通り事を運んでいるだけ。

オバマ大統領 さあ、どうする?

中国側の対応はいつもながら狡猾だ。

埋め立ては事実上終わったも同然、だからもうこれ以上の埋め立てはしないということか。

これまでの埋め立ては、「軍事・防衛上のニーズを満たすため」、一区切りついたから止める。

これから進めるのは、軍事・防衛上の施設を建設するすこと、埋め立てじゃないからね。

このままことを進めて行けば、軍のお望みどおりの要塞化した不沈空母が出来上がる。

中国は図々しくも「これくらい認めてくれ」と

なんとまあ、虫のいい物言いでしょう。

こんなこと中国軍に認めていたら、南シナ海だけに止まらず西太平洋への侵出も止められなくなる。

>中国は施設建設もやめよ 米高官が批判 南シナ海問題
2015.06.17

 米国務省高官は16日、記者団に対し、中国による南シナ海の岩礁埋め立てについて「停止すれば歓迎するが、中国は軍事拠点化を進める方針を明確にしている」と述べ、埋め立てだけでなく施設建設もやめるよう要求した。

 高官は「周辺地域のほかの国はどこも中国による埋め立てを支持していない。中国はこの件で孤立している」とし、中国は地域の緊張緩和に逆行するような行動を取っていると批判。23日からワシントンで開かれる「米中戦略・経済対話」で米政府が南シナ海問題を取り上げると明言した。

 中国外務省は16日、埋め立ての関連工事を「近く完了させる」と発表。埋め立て工事完了後には軍事や海難救助のための施設を建設するとも宣言した。 (共同)

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150617/frn1506171203004-n1.htm



米国務省も見くびられまいと「施設建設もやめれ」と言うが・・・

そんな声(要求)には、中国側は馬耳東風(聞く耳持たず)だろうね。

というのも、11日訪米した制服組軍トップの范長竜・中央軍事委員会副主席は、カーター米国防長官との会談で、
「中国の領土に、軍事的な防御施設を配置することに非難の余地はない」と一蹴している。

一方で「南シナ海の問題は米中両国に関係する問題の1つにすぎず、双方は高所から、もっと重大な国際問題に関心を払うべきだ」嘯いた

南シナ海問題を矮小化し、米中関係にはもっと他(ウクライナ問題・AIIBなど)に、重要なことが、幾らでもあると南シナ海埋め立て問題から、米国の関心をそらそうとする発言をしてる。

アメリカ国防総省の当局者も、
「米中両国は、意見の異なる問題についても話し合う」と付き合っている(わらい

中国側は、何もしない出来ないオバマ大統領の弱腰を見透かしているから、懐柔策に出ている。

オバマ米大統領が行動を伴わない警告だけしても、中国にとっては痛くも痒くもない。

その上、オバマ米大統領埋め立て中止しましたか」と、妥協を図るかもしれない(わらい

何故、そう思うかと言えば、オバマ大統領は再々世界の警察官はもう辞めたと言っている。

その後の世界の流れを見れば、オバマ大統領はその通りに有言実行している。

イランの核開発、シリア問題、リビア問題・・・・みんな然り

こんな大統領では、頼りにする方が馬鹿を見る。

そのいい例がウクライナ いまどうなっている?

南シナ海問題の重要性にアメリカ自身が気付くよい機会でもあるはずなのに。

ここで弱気に中国と妥協すれば、先々必ず米国の覇権は中国に奪われる。

これはアメリカ自身の問題でもある、アメリカの議会、軍、国民がそのことに気付かないと、やがて米国は衰退していくほかない。

歴史を顧みれば、ファシズムが暴走を始めるのは得てして暴走を止められる大国の指導者が、ファシズムと妥協したことで起きている。

フィリピンやベトナム、そして日本も、いまでも米国の力を信じている。

中国独裁ファシズムを止められるのは、米国のほかに無いからだ。

しかし、悲しいかな、オバマ大統領には期待は持てない。

次の大統領まで、今のままの状況で止まっていて欲しいが、相手はファシズム中国だ、鬼が出て来る前の2年の間が勝負と踏んでいるだろう。