岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

時にはお寺さんで学ぶ事だって・・

2009-12-23 13:47:58 | 日々の暮らし
今年初めての出動の朝の除雪の様子。 近年、北陸富山は気温が比較的高く、作業は午前中に済ませるに限る。

       
午後になると雪が融け出し重く、余計に時間が掛かるのだ。

この日はお寺さんのお道具磨きの当番が入っていて、8時半前に除雪を中断しお寺へ急いだ。

       

                   
お寺の数が多い北陸の片田舎にあって門徒数八百数十件の僕らのお寺さんはこの辺でも大きい方だ。

       
お道具磨きは当番制で、これまでバアチャンが家の代表で出ていたのだが、大雪もあって今回は代わって僕が参加した。

誰も競えとは言っていないのだが、光りの反射加減で他人の磨いたものが綺麗に見えるらしく、「まだだ まぁだだ」と言いながら、地金が減るのではと思うほど丹念に繰り返しながら磨く皆さん。

お道具は只の道具に過ぎないのだが、正に人の心が光らせるのだろうとつくづく感心した。

こう言う僕は、岳遊という名前もお寺さんから戴いたものだし、お寺の推進委員なるものに名前を連ねてもいるのだが、取り立てて信心深いという訳でもない。

いや、むしろ己の事にしか関心のない罪深い者だと思っている。 

そんな僕でも、たまの奉仕は心を和ませ、チョッピリ豊にしてくれるのだから、あり難い。

この日はお昼をお寺さんでご馳走になり、家に帰ってから朝の除雪の続きを行なった。

途中、完了しないうちに隣りの家に頼まれ除雪をしてあげる事になったのだが、何時になく丁寧にしてあげれたのも今日の事があったからだと思う。

感謝で合掌。