冬の魚野川農園

積雪があり除雪隊の朝食で少し売り上げをキープしなければと思うほど暇なのに、夜中雪がぱらつく程度でほとんど降らなかった。
４-５人も２５人も同じことをしなくてはいけないから、どうせするなら多いに越した事は無い。
人に出が良い様に、夜降って昼間止んでくれた方が良いのに、中々うまく行かなくて朝食が終わる頃から多く降り出した。
空も雪面も境が無く、川沿いの木々がかすんでる所が地平線、でもその先からは徐々に霞んで全てが一つになっている。
雪が東より西に降っている。
日本海にきっと小さな低気圧が出来、そこに空気が流れ込んでいるからなのか、今日も一日雪かと眺めてると、新道島のほうが明るくなり、峰峰の杉の木が浮かび上がりまもなく雪の化粧をした木々や家並みが浮かび上がってきた。
いつしか小降りになって粉まみれになった鳶沢の峰や川の木々が眼前に迫ってきた。
マキ婆が出勤。
八郎場のハバの親父さんの葬儀で二日休んでいたのだが、休んでるうちにセリがでっかくなってと出してきた。
暮れにセリを使って根は水につけておいた物。
食べるのはもった無いほどの緑。
肥料をやってもう少し太らせるかと、マキ婆とタヌキの皮算用。


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