十勝・大地の気に包まれて

四季の美しい十勝ですが 自然が厳しいからでしょうか

十勝で初氷

2017年10月14日 | Weblog
 北海道、十勝は『涼しい』から『寒い』へ移るのが早いです。紅葉する木にしたら、紅葉するタイミングが10月か11月か、それとも12月かという違いぐらいで、紅葉の条件がそれほど大きく違わないのかもしれませんが、今年の十勝は10月半ばに真っ赤に紅葉している木々や、紅葉から茶色の枯れ葉になって落ち始めている木をよく見ます。
 この時期になると思い出すのが、自分は紅葉に気が行きますが、「紅葉を見ると、秋よりも冬の長さを考えて気分が沈む」と、十勝生まれの人から聞いたことでしょうか。確かに、本州よりも厳しい冬が長いですから。

 でも、気温の低さ、雪の効用というのが有るそうです。まず、かなりの害虫がいなくなりますし、雪は畑の温度が下がりすぎるのを防ぎます。暑い所から涼しい所への移動は爽やかですが、寒い外から暖かい部屋に入る幸福感は、表が寒ければ寒いほど強くなります(笑!)。
 俗っぽいかもしれませんが、大阪生まれの自分は湿気を考えて連日鍋料理というのは精神衛生上良くなかったのですが、北海道の大型ストーブによる砂漠並みの感想では、鍋やり放題であり、洗濯物も部屋干しで十分、布団の湿気などは夜になるとすっかりサラサラになりますから、乾燥は気分的には好ましいです(笑!)。

 それはともかく、自分が見る限り、今のところ紅葉は素晴らしいと思えるところが少なくて、どす黒い紅葉から茶色の枯れ葉になって落ちている様子を見ることが多いです。とはいえ、まだまだこれから紅葉する木々もあるので観察したいと思います。ただ、タイミングとしては、氷が張るほどの急激な寒さにさらされると、それが、紅葉にどういう作用を及ぼすのかはわかりません。これも色々な条件があるのでしょう。

 毎年見事な紅葉を見せてくれる木々がある公園は、今のところイマイチな感じがするのでちょっと寂しいです。