十勝・大地の気に包まれて

四季の美しい十勝ですが 自然が厳しいからでしょうか

台風直撃の十勝

2016年08月20日 | Weblog
 異常気象と言われると、思いつくのは温暖化や気候変動、気象の激しい変化、海水温上昇などですが、最近の台風のコースにも、それを感じることがあります。
 今週、十勝を直撃した台風は、最初に北海道に上陸するという、滅多にないコースでした。過去に何度かあった時には、大きな被害を受けています。いつもは、熱帯性低気圧になるか、ならないかの勢力でやって来るのですが、今回は関東をかすめて東北地方の脇を北上する間に勢力をアップするという、掟破り!?の台風でした。

 森進一さんの歌でも有名な、北海道の襟裳岬付近に上陸した台風は、北海道のかなりの広さに爪痕を残しました。防風林の倒木や交通障害の発生は仕方ないにしても、フカフカのじゅうたんのような北海道の畑が水に浸かる被害、ビニールハウスの崩壊など、やっぱり被害は大きかったです。
 十勝の場合は、風による被害が予想以上に大きくて、今夜のニュースでも風でなぎ倒された農作物が映し出されていました。秋の収穫期に果物などが風で落とされる被害は報道されますが、今回の台風では、根がこれからシッカリする時期の作物が広範囲に倒され、中でもトウモロコシ畑の収穫が見込めなくなったという農家の方の悲痛な表情は、自然と共生している農業の厳しさを感じます。

 農家の方にとっては、雪融けから初雪までの間に行った農作業、払った労力分が収穫出来てこそ、当たり前なのだと思います。それが、日照不足、大雨、気温の変化、そして台風・・・では、大工場で作り出す工業製品のほとんどが出荷できないということ同じ事になります。これは、あるガーデナーが「花を育てていても、間もなく満開という時期に全部枯れてしまうほどの衝撃以上」というのは、良く分かるところです。
 ただ、それでも、風で倒された農作物の中にも、もう一度立ち直るものがあり、それらが収穫出来れば被害は必然的に小さくなります。それゆえに、今後の天気の動向が注目される所という報道もありました。

 やっぱり、努力は報われるべきですし、今年の収穫がまた、来年の作物の準備資金になるわけですから、農家の方々の喜びは買物し、消費しかできない自分のサイフへの優しさにもなる訳です。そこまで言うとヤラシイですが、本当に、みんなで応援したいと思います。


    

猛暑の十勝となりました

2016年08月05日 | Weblog
 北海道で一番暑い日も多い十勝ですが、今週に入って気温が上がり始めました。それまでは、比較的涼しい時間を送っていたので、いきなりの気温上昇は体に堪えます。外を走っていても救急車を見かけたり遭遇することも多く、ホームセンターの駐車場に救急車が入って来ているのを見たり、道路ぎわに止まって畑で倒れたらしい人を運ぶ場面も目撃しました。

 前のブログの投稿から、あっという間に3週間近く経ちました。その間、細々とした用事や、パソコンのハードディスクの写真の整理、機材(カメラなど)の画像チェックや、バッテリーの残量のチェックをする時間が多かったです。
 特にバッテリーは比較的高価なパーツであるものの、行方不明になったり、カメラに入れておいたりバッグに装備している間に放電してしまって、肝心の使いたいタイミングで役に立たないことがあるからです。

 写真の仕事は、常にスケジュール通りにある訳でなく、突然、「急きょ、ネットにアップしなければならないので、商品撮影を」依頼されることもあるのです。その時に、空のバッテリーばかりでは、燃料の切れたタクシーのようなもので、お手上げ状態になります(苦笑;)。
 このバッテリーですが、カメラによって違う事が多く、当然、充電するチャージャーもバッテリーの種類の数だけあるわけです。仕事に使うのだから、ちゃんと管理しているのだろう、と思われることもあるのですが、種類も数量も多いうえ、同じところにひとまとめにしておけないので、行方不明となる訳です(苦笑;)。


 さて、十勝は木曜日から日曜日までの4日間、食中毒警報が発令されています。真夏の前に、毎年台所周りの大掃除をするのですが、今年は色々他の事をしていて遅くなり、今週になって一生懸命やっています(笑!)。それにしても、夏生まれの有り難さでしょうか、それとも大阪出身のせいでしょうか、ずっと暑くなってしまえば何とかなるようです(笑!)。
 でも、気を抜かないようにしないとクーラーが無い家なので、それなりの注意を払う必要があります。