十勝・大地の気に包まれて

四季の美しい十勝ですが 自然が厳しいからでしょうか

十勝に近づく 秋の気配

2015年08月28日 | Weblog
 今年の夏も、十勝の気温は上がりました。、熱中症でなくなる人もいて、高温に慣れない・・・というか、広大な大地、広大な空の下で農作業や庭造りなどをされている人が多いので、リスクも大きいです。また、家にエアコンが無い家も多いそうなので(我が家もそうです)、朝方から昼に至るまでに15度以上も気温が上がることが頻繁にある十勝では、温度差ショックという症状で体調を崩す人も多いと聞きました。

 そういう自分も、天気が良くて暑い日には屋外での撮影が多いので、あれやこれやと、熱中症対策をしました。その効果もあって、毎年、中程度まで進む熱中症にもならず、軽度のうちでもかなり軽い症状で済みました。
 一番効いたのは、やはりアイスノンや保冷材を首に巻くことです。その次がペラペラの半袖シャツでしょうか。毎年、紫外線を防ぐために長袖の服を着ていたのですが、今年は半袖、それも高機能繊維を使ったものを買っておいたので、楽でした。

 袖から出ているところ以外の日焼けは無く、薄いながらも紫外線を遮断していたようですし、薄い分、ひらひらとするので風が入り、上半身の蒸れは解消されていました。高機能繊維・・・すごいですね。
 
 さて、いよいよ十勝には、秋の気配が訪れています。日中でも車の中は別にして、外に出ると明らかに温度が下がった風が吹いていますし、夜は、自宅周りは虫も鳴かなない程の低い気温となっているようです。
 そうなってくると、『さよなら夏バーゲン』で買った激安処分品の半袖の服をもう少し着たかったり、身軽な装いでの外出や暮らしを、望んでしまいます(苦笑;)。

 まだ、8月なんですから、もう少し心地よい暑さを楽しみたいのですが、ホームセンターでは、暖房器具の各メーカーの最新機種の展示や、早期注文による工事料金の割引や、プレゼント品の案内が店内放送されていました。やっぱり、商売とはこういうものなんですね。
 とはいえ、最終の夏物の売り切りセールは未だのようなので、そちらの方は、非常に楽しみにして待っているのが客なんですね(笑!)。


    

天気予報では夏は終焉

2015年08月23日 | Weblog
 北海道・十勝の天候を肌で感じて暮らしていると、さすがに真夏の猛暑とは決別したような趣はあります。朝晩の気温の下がり方は、ヒンヤリというよりも少し寒いという塩梅で、深い霧が発生したり、夜露で車がビショビショになっていたり・・・。
 これは、大地よりも空気がずっと冷たいという事なんでしょう。それでも、空には秋よりも夏雲らしき雲が浮かび、虫の声より、セミの声を聞く時の方が多いですし、イベントにしても夏祭りが行われているエリアも多いです。

 とはいえ、そうこうしているうちに収穫の秋を迎えることになるのでしょう。太陽が輝いている時は夏の気持ちよさですが、日没が早まったり、夜明けが遅くなるのを実感すると、木々の緑、草花を見ても、少し秋の準備を始めているのかな… というふうに見えてしまいます。

 自分が十勝に越してきた当初は、8月もお盆を過ぎると、スイッチを切りかえたように寒くなり、テレビのコマーシャルも一斉に各社の最新型の石油ストーブや、雪道用のスタッドレスタイヤの準備を促すものがドカンと増えたものです。
 しかし、地球温暖化で北海道の天候もどんどん変わり、雪に閉じ込められる期間が短くなり、逆に熱中症で搬送される数が激増するという状況になっています。

 農作物についても、本来なら北海道で生育できない品種が育ったり(それも優良品種に)、北海道が本場の品種が、気温の高さによる被害を受けたり… この点でも、メリットとデメリットは裏表になっているようです。本当に自然相手の農業は難しいですね。

 さて、一昨年は記録的に雪が少なく、去年は記録的に雪が多かった十勝ですが、今年はどうなるのでしょうか。天気予報は全くあてにならないと言えば失礼ですが、毎日の気温の乱高下を感じて暮らしていると、そのようなだいたいの緩い予報は参考にもなりにくいのです(苦笑;)。
 とはいえ、順番なら雪の少ない年になるはずですから、気象庁よりも冬将軍にお願いして、期待する方が気楽なのかもしれません(笑!)。


   

十勝の気温はジェットコースター

2015年08月09日 | Weblog
 日々の最高気温と最低気温だけでなくて、その最高気温も毎日、大きく変化しているのが今の十勝です。十勝は広いので、一概に十勝全域とは言えませんが、自分の住むエリアと都市部である帯広を比べても、温度差が3~5度違う事はざらのようです。
 なので、自宅で朝を迎え、日中、帯広に出かけたとすると、明け方の屋外の最低気温と帯広で最高気温を迎えた時の温度差は軽く20度近く、日によってはそれ以上に温度差があるという事になります(苦笑;)。

 本州の多くのエリアは、屋外の温度が一日中高く、あとは冷房の有る無しの温度差という事になるので、温度差によるダメージは北海道ほどではないとしても、40度近い状況… やっぱり、北海道は良いです(苦笑;)。

 毎夏の仕事として、ガーデン、ガーデニング、花壇、庭園などの記録撮影があります。かれこれ20年近く携わっているのですが、この間、十勝に咲く花の種類、飛んでいる蝶の種類、また、撮影時の屋外の気温、紫外線の強さや量なども大きく変わりました。
 また、熱中症という言葉が年々多用されるようになり、自分も軽度から中度、さらに中度の重い状況まで陥ったことがあります。

 撮影場所の移動の為の運転中に、急にめまいがして、道路脇のポールに車の横を擦ったり、歩いている時にめまいがして気分が悪くなり、意識が遠のき始めたのを自覚したこともあります。
 マスコミの報道から、重症の熱中症は後遺症が出ることもある、と聞いていたので、その後の処置は一生懸命しました。やはり、水分補給、体を冷やすという事が、いかに大事が身に染みました。

 今年は、撮影にはクーラーボックスを常に携帯し、飲み物、保冷材、アイスノンなどを車に積んでいました。水だけではミネラル不足なのでイオン飲料と半々で摂るようにし、必要ならアイスノンで首などの動脈近くを冷やすこともし、なんとか、軽度の一歩手前ぐらいの『のぼせ』状態で切り抜けられました(まだ、夏は続きますが、取り敢えず撮影は一通り完了できました)。

 屋外、室内、そして運転中の車内も危険です。後遺症のことを考えるまでもなく、熱中症の発症は『突然』に近い状況ですから、ならないことを考えての対策が必要です。対処法より、予防重視なんですね。
 立秋を迎えたとはいえ、油断大敵、今年はいつまで暑いのでしょうか。まだまだ、要注意です。