十勝・大地の気に包まれて

四季の美しい十勝ですが 自然が厳しいからでしょうか

十勝、自宅周りは50センチ弱

2014年02月16日 | Weblog
 普段、雪が降らない所で大雪が降ると、大きな災害になる可能性があります。それは、これほど大雪にならなくても以前から言われたことですし、実際、そういう状況になってしまった今回は、報道では伝えきれないほどの被害があったと思います。
 先週と今週の大雪で、東日本の多くのエリアが受けた雪害の被害報道は、雪が降ることが当たり前のエリアに住む者として、大変だったことは簡単に想像出来ます。

 ニュースでも、車の事故や建物の倒壊、施設の崩壊などの扱いは大きく、当たり前といえば当たり前なんですが、今回のニュースで特に心が痛んだのは、除雪道具がなくて、お菓子の缶やチリ取り等で除雪されている方々、特に高齢者の方々のご苦労は、見るのも厳しいですね。
 今年の十勝は、いつもの年なら2,3度は経験しているドカ雪(自分が思うのは、一度に40センチ以上降る雪でしょうか)が無く、今回のドカ雪が、この冬、初めてでした。

 それでも、除雪道具はそれぞれの家にありますし、道路の除雪もスムースです。住宅地には、個人で除雪機をお持ちの方がいらっしゃって、その恩恵を受けたり出来るので、心理的・肉体的な苦労は少ないです。
 雪が降るのが当たり前・・・そういう所で暮らす大変さはありますが、少々の大雪なら地域ぐるみで助け合うという精神が出来ているのは、本当にありがたいです。

 地球温暖化と言われると、夏が異常に暑いのは分かりますが、あちらこちらで観測史上初というレベルの大雪や低温の冬・・・これからの気候変動への不安を感じます。
 これから雪がどのように降るのかは分かりませんが、その備えと暮らし方が変わるのは分かります。

 ただ、この大雪でのインタヴューで、「雪はキレイと思っていましたが、もう見るのもイヤです」と話していた関東の人ですが、自然の一部、自然だから・・・と思って欲しいと思うのは、雪慣れしているからでしょうか・・・いや、自分の、個人の感想ですね。
 雪のある地域の冬場のウツが、雪が原因の一つである場合もあると言われる事もあるので、やはり、降らないに越したことは無いのでしょう(苦笑;)。


   

家具の位置の印象

2014年02月08日 | Weblog
 昨年、引っ越した今の住宅の居間の大きな窓からは、前の住宅より十勝の空が広く見えるので、コーヒーを飲みながら窓の外を眺める時間が長くなりました。できれば、日高山脈上空に広がる空なら更に良かったのですが、それは贅沢ですね。
 窓の位置も高くて、窓も大きく、前よりもずっとよく空が見えるので、もっと喜ぶべきでしょう。日高山脈は、家から出て少し行くと見えるので、外出の楽しみとしておきましょう。

 そして、その大きな窓の右横には、引っ越した時に置いたまま使っている棚があります。高さはそれ程ない低いタイプの物で、扉もない安物です。もう、20年以上使っているものの、まだ使えるので引越しの時に持ってきました。
 そして、何も考えずに、その棚の背側を窓のある壁にくっ付けて設置し、昨日まで使っていたのです。

 ところが、どうも使い勝手が悪いというか、前の住宅に置いていた時よりも利用頻度の低いアイテムばかりを置くようになりました。居間のかなり良い位置にあるのに、頻繁に使う物を入れないというのは、その場所がもったいないという感じです。
 それで、今夜、位置を移動させるというより、試しに棚の向きを変えてみようと思い立ち、窓のある壁にくっついていた棚を90度左に回転し、つまり、棚の開放部を窓の方に向けて置き換えてみました。

 すると、どうでしょう・・・ただ、棚の左側(棚に向かうと右側)の板の側面がこちらを向いている・・・ただ、それだけなんですが、棚に入れるものを全部入れ替えようと思い、そうしました(苦笑;)。
 何というか、少し窓から離れたイスに腰掛けて窓と棚を眺めると、なぜか調和しているような・・・気分が落ち着くのです。

 言葉による説明だけでは難しいですが、前の住宅では開放部を自分に向けていたのに、今度の住宅では開放部でなく、棚の側板が自分に向いている・・・のに、納まりが良い・・・不思議です。
 空がよく見える窓の横に、道具類が全部丸見えなのが無意識にイヤだったのか・・・こういう事もあるので、今度の引越しでは色々勉強になります(笑!)。


   

食品ロスと生ゴミ

2014年02月03日 | Weblog
 昨日、一昨日は、食品の賞味期限のニュースや、食品ロスに関する報道について視聴する時間が結構ありました。食品や食材を商品にしているお店や、企業から出る賞味期限・消費期限の切れた、または切れそうな商品について気になっていたからです。

 都市圏や、大消費地域から出る燃やせるゴミの中には、生ごみが多く含まれていて、さらに、その中には、まだ食べられる食品や食材が相当量含まれているとのことでした。
 それに関して、食べ物をムダにしないという考え方と、食品の低価格の流通の為には、とにかく食品、食材を大量に売買の対象にしなければならないという、経済的な理由があるという意見がありました。

 確かに、食べる分しかキッチリ流通させないという、無駄が『0(ゼロ)』という社会は不可能だというより、怖いような気がします(苦笑;)。
 なので、その日の選択、食べたい物を選ぶ自由のためには、ある程度の余裕がある食品が並んでないと難しいですし、仕方が無い副産物なのかもしれません。

 その解決策の一つとして、十勝では、残飯や調理の際に出る生ゴミを堆肥として使うために、それらをゴミの日に回収しているところがあります。
 ゴミステーションの横に専用の収納容器を置いてあり、堆肥を作るためのルールに従った生ゴミを無料で回収してくれるのです。

 最近は、ゴミの収集が有料なのが当たり前なので、そういうシステムは家計の助けになるうえ、生ゴミの量が減り、さらに生ごみが含む水分を燃やせるゴミとして一緒に燃やす為の燃料代も助かるという三重のメリットがあります(笑!)。
 賞味期限の延長は、購入者が保管について配慮すればもっと延びるでしょうし、期限切れ間近な食品を必要とする・・・それらを有効利用している組織もあるようです。

 あとは、それらの賞味期限に関する廃棄商品や、消費期限切れでもまだ食べられる商品を輸送するシステムさえあれば、人の口に入らない食品はグ~ンと減るそうです。
 十勝の生ゴミの堆肥化システム、是非、東京などの大消費地で実現させられればよいですね。