十勝・大地の気に包まれて

四季の美しい十勝ですが 自然が厳しいからでしょうか

詰め放題と肉じゃが

2014年09月29日 | Weblog
 十勝に来て20数年余りとなりますが、住み始めた当初は殆どしなかったものの、徐々にやるようになり、このところ簡単なものなら出来るようになった事の一つに『料理』があります(笑!)。
 とはいっても、『料理』という文字を使うのも恥ずかしいほど簡単なもので、料理番組の『簡単レシピ』とか、『スピード・メニュー』ですら複雑に思える程の状況です(苦笑;)。

 ですが、以前のパターン・・・半額処分品になった弁当や惣菜を温めるとか、レトルトの食品に少し調味料を加えるというレベルからは脱していて、一応、野菜の皮をむいて切る程度の下処理は・・・気が向いたり、機嫌が良いとチャレンジします(笑!)。
 そんな折、先日、野菜の詰め放題を初めて経験し(お店のサービスですが)、大量のジャガイモを手にすることになりました。

 どうしたものかと思案中に、丁度、玉ネギの大袋のセール(あまりの安さに無意識に買ってました[笑!])、牛肉のセール品なのに更に半額処分!・・・2品をゲットしました。
 そして、なんと、ヤマサの『すき焼きのわりした』が賞味期限間近で箱積みに・・・こうなれば、もう、肉じゃがしか頭に思い浮かびません(笑!)。


 初めての肉じゃが作りですが、詰め放題のジャガイモを洗って皮をむいて乱切り、玉ネギは皮をむいてポンポンとタテ切り横切り、それらを自宅の一番大きな鍋に肉と共に放り込み、すき焼きのわりしたと水を入れて20分、煮込みました。
 ジャガイモの泥を落として、皮をむくまでは料理をしている感じでしたが、完成したとたんに・・・急きょ全予約がキャンセルになった民宿の厨房の趣となりました。半端ではない量の肉じゃが・・・これにも、初トライです(笑!)。

 やはり、芋を食べるとおならが出る・・・当たり前ですが、食べる量にも比例することが分かりました(笑!)。
 料理というのは完成した姿だけでなく、量も計算にいれないといけません(苦笑;)。


  

収穫の秋と塩味

2014年09月23日 | Weblog
 収穫の秋、十勝でも収穫作業で畑が賑やかですし、畑に向かう大型重機と道路ですれ違うことも多くなります。
 去年、引越しした住宅は、前の住宅に比べて台所が使いやすく、自炊の回数がかなり増えました。特に、閉店前の半額になった弁当を買う回数が激減し、もっと早い時間帯に新鮮な安い食材を買って自分で料理する方が、より経済的であることに、今頃気がつきました(笑!)。

 ただし、買い方によると食材の使い残しが出ると不経済ですし、何より味付けが不安定で、塩分の摂り過ぎや食べ過ぎには要注意です。
 以前、所ジョージさんが「どんな物でも油で炒めて、塩をふりかけて食べればオイシイのだよ」と言ってましたが、確かに、その危険性はあります。

 会席料理では、最初は薄味で調理したものを出し、徐々に塩味を強くしてゆくそうです。かなりの品数を食べる事になるので、最初から塩味の効いた物を出すと、最後まで美味しいと思える献立にするには、全体的に相当な塩分を摂る事になるそうです。
 素材の持つ美味しさを味わう調理法というのは、調味料をどれだけ使わないかという調理法でもあるようなので、関西出身の自分としては、そのように自分でもやりたいのですが、つい、塩を減らすと醤油やソースを多く加えてしまいます(苦笑;)。

 ただ、下処理の段階では、かなり塩を使うことが多いように思われます。魚、肉、野菜・・・下ごしらえで使う塩の量は、食材の水を抜いて食材の味を濃くする場合もあるので、ビックリする量を使うこともあるようです。要は、塩も使うタイミングなんですね。

 それで、ではありませんが、最近、賞味期限が近づいた漬物を買うことが多くなりました。特に白菜の漬物は、買ってきてすぐ水に浸けて塩抜きし、口に入れた瞬間は水臭くても、噛んでるうちに塩味が出てくるくらいになったら、カツオ節と減塩醤油を少したらしておかずにします。
 何というか、生の白菜なら相当量になるわけですし、葉の部分はコクが強くなって美味しく、ジクの部分はパリパリとした噛み心地が残っているので、浸かり過ぎゆえの美味しさを味わえます(笑!)。

 なるべく手を掛けないだけが食材を楽しむ調理ではなく、こういう手の掛け方は、また違った野菜の味わい方ですし、何より半額は・・・インパクトがあります(笑!)。


   

北海道の屋根に初雪

2014年09月17日 | Weblog
 万葉集では、雪は吉兆で農業にとっては目出度いとされるのですが、北海道では、冬季うつ病が問題になる季節が近づきつつあります。
 北海道に移り住んで25年、平地で遭難しかけたり、除雪作業でツライ思いを何度もしたにもかかわらず、西日本・・・というより、これは大阪生まれの目出度さ・・・いや、通販ではありませんが、個人の感想であるものの・・・まだ、半分は美しさ、自然の荘厳さを感じます(苦笑;)。

 雪が布団代わりになる(畑の温度が下がり過ぎないそうです)と、する農家の人や、冬に繁盛する商売、冬用のアイテムの販売などは、雪があっての、寒さがあって成り立つわけですが、でも、鑑賞する人は少ないかもしれません。
 たまに、車を止めて、夜空の月に映える雪原と日高山脈を眺めていると、横をゆっくり車が通り過ぎていくことがあります。

 たぶん、「どうかしたのかな」と、親切な地元の方だと思うので、そういう時は、なるべくコンビニなどでカップ・コーヒーを買ったり、携帯電話を耳に当てたりして何でもない風を装うことにします。
 異常気象で自然環境は毎年変化を続けていますが、十勝の方の親切さは、25年経った現在も健在です。


 さて、16日の火曜日、北海道の屋根といわれる大雪山系の旭岳山頂に、初雪が降りました。平年より9日、去年より3日早いそうです。ラジオのパーソナリティは、「もう一度、夏に戻らないかな~」と、本気で嘆いていました(苦笑;)。

 同じ大雪山系の黒岳では、例年にない久しぶりの素晴らしい紅葉が真っ盛りという報道も同日ありましたので、こちらは、いつもの秋冬の共演となっています。


  

北海道で紅葉スタート

2014年09月13日 | Weblog
 昨日のニュースで知ったのですが、北海道の屋根といわれる大雪山系の旭岳の山頂あたりでは、平年より一週間も早く紅葉がスタートしたそうです。
 それが、十年に一度と言われるほど素晴らしい紅葉だそうで、映像でもビックリするくらい鮮やかな紅葉が、ヘリコプターからの空撮で紹介されていました。

 北海道も、今年は季節が帯グラフのようにボンボンボンと並んでいるのではなく、季節感も実際の気候も、ジグザクの稲妻落とし(「サインはV」より[笑!])のようで、それが元で体調を崩す人も多いと聞きました。

 来週の十勝の週間天気予報では、十勝の市街地でも最低気温が9度の日があるようです。8度以下で紅葉が始まるといわれるので、郊外の気温が更に低くなると思われるエリアでは、久しぶりに9月中の紅葉が見られるかもしれません。

 そういえば、畑の防風林などを見ていると、葉っぱが少し茶色がかってきたような・・・そんな感じがしていました。
 人は右往左往しますが、自然は、本当にゆっくりですが、季節に対応した変化をしています。

 それはともかく、今年が紅葉の大当りであるなら是非とも撮影して、出来れば作品レベルの写真を撮りたいと思います。
 マイナス面を探していたら、ドンドンドンドン出てきますが(苦笑;)、こういう事をプラス材料にして・・・プラス材料に出来るのも、ラッキーなことだと思えます。


  

十勝の農産物は順調

2014年09月06日 | Weblog
 十勝ローカルのニュースでは、今年の十勝の農作物の生育状況についての報道がありました。天候不順などの色々なマイナス要因はありましたが、天候の持ち直し、農家の方の頑張りなどで、平年よりも順調に収穫が進んでいるとのことでした。

 車で走っていると、金時豆の畑などは、黄色系の渋い色が広がり、小麦、トウモロコシの畑などと雰囲気が違います。豆の畑は鞘の色が多いほど豊作なのでしょうから黄色であふれた畑は、豊作の証なんでしょうか。
 とはいえ、年間を通じて観光客らしき人が車を止めてまで撮影しているのが、風景に次いで多いのが小麦の畑のように思えます。一面に広がる黄金の穂は、やっぱり絵になるのでしょう。

 ジャガイモの畑は、初夏に芋の花が十勝の大地を飾るものの、収穫時は地味な畑となります。しかし、ひとたび収穫が始まると、収穫用の農業重機が畑を走る姿は大陸的な感じがして、自分は非常に好きです。
 子供の頃から見慣れた人はともかく、自分のように他から移り住むと、広大な畑に巨大な農業重機、そして、畑の一角でドンドン大きく、高くなってゆく収穫されたジャガイモの山は、収穫の秋、豊作の秋の趣が感じられるのです。

 毎年毎年、気象による色々な被害が報道されています。そのたびに農業関係の方々は、農作物を守る努力をされているわけで、本州で野菜が高騰している昨今、地元産の野菜を手ごろな値段で食べられる・・・やはり、十勝に住むありがたさの一つであると実感できます。
 そして、今年は順調なだけでなく、味も良いそうですから、秋の大きな楽しみの一つとなります(笑!)。