十勝・大地の気に包まれて

四季の美しい十勝ですが 自然が厳しいからでしょうか

今年の熱中症対策

2015年07月23日 | Weblog
 北海道内でも、十勝は冬は『厳寒の地』と言われていますが、夏においても『酷暑の地』という称号!?を頂く寸前で、7月22日は一雨あって、少し落ち着きました。
 7月に入ってから30度を超え、35度も超える日があり、もう、ある日においては日本一、気温の高いエリアとなっていました。

 35度を超えた日などは車の中が激熱状態で、こうなるとエアコンなども効きづらく、何やら焦げ臭いにおいがするようにさえ感じました。ウエットティッシュなどもドンドン蒸発し、肝心の使う時にはカサカサとなっていました(笑!)。
 こういう気候になることが年々多くなりつつあるので、農繁期には熱中症で倒れる方も増え、すでに今年は一名の方が亡くなっています。

 それに、暑いだけでなく、温度差も十勝はすごいのです。一日の中で、温度差が10度以上の開きがあるのはあたりまえで、ある日は20度近くまで差がありました。それに、日によって最高気温が10度も違うと、体の方も、気持ちの方も、ちょっと厳しいです(苦笑;)。

 それで、今年の熱中症対策として、

 ● 大型サンバイザーで顔を覆う
 ● アイスノンや保冷材で首を冷やす
 ● 小型のクーラーボックスを導入し、冷えた物を準備する
 ● つば広の帽子に後頭部と首の後ろの日除けがついた
   特製の帽子をかぶる
 ● 車のクーラーは点けっぱなしにする
 ● 炎天下の自転車レース用の超乾燥機能のある服を着る

 と、色々やっています。

 この中で効いた感じがするのは、アイスノンで首を冷やす事でした。

 とはいえ、アイスノンのソフトタイプは2時間の保冷機能があるとうたっていますが、実際は1時間でぬるくなってしまいました。
 そこで、次の激熱日のために、新たにスティック状の保冷材を購入しました。太さがトイレットペーパーの芯に軽く通るくらい、長さは15センチくらいでしょうか。これなら、かなりの時間が稼げそうです。ただし、その分、冷やし過ぎによる弊害や、低温やけどには要注意です(苦笑;)。

 夏は涼しい北海道・・・これは、昔の話となりました(イン十勝)。


    

一日の温度差20度の十勝

2015年07月10日 | Weblog

 7月9日の十勝の明け方は最低気温が10度足らずで、日中の最高気温が30度近くあったところもあったので、なんと、一日の温度差が20度という、体にキツイ一日となりました。とはいっても、温度差が無くて、夜、25度以上あっても良いか?! と訊かれたら、それも勘弁してほしいと答えるしかありません(苦笑;)。

 でも、この温度差というのは、ずっと暑い場合とは違う厳しさがあるのも事実です。人によるのでしょうが、人間の体温調節機能が働くのは、短時間の場合は5度までとか聞いたことがあります。
 それゆえ、冷房病という体の不調が引き起こされるのですが、温度差20度と言うのは経験しないと分かりにくいのかもしれませんが、気温が低い状態から高くなった時の体の状態は、冷えたグラスに熱湯を注ぐと割れてしまうように、体のあちこちに大きなストレスを与えるようです。

 特に、冷たい夜を過ごした後に、日中、車の中で30度を軽く超えるような状況で運転を続けると、これは水分補給だけでは体調を維持することが出来ないようです。それで、帰宅したら食事の前に、まず一眠りということになることが多く、そうして、温度差をしのいでいるのかもしれません。

 とはいっても、車の中でエアコンを入れれば何とか温度調整ができるのは有り難い方で、それにくらべて炎天下で農作業をされている方は、熱中症で救急搬送されることが多くなったので分かりますが、厳しさは半端ではないと思います。
 エアコンの効いた大きな農業重機で行う作業ならともかく、作物に与えるべき栄養分を奪ってしまう除草作業は人が手で行うことが多いそうなので、十勝のように甲子園球場なみの農地で農業をする農家のご苦労は・・・想像もできません。

 さて、週間天気予報では、週末は30度を軽く超える気温となる予報が出ている十勝です。温度差も20度となるようなので、特に冷房の効きにくい車の中では、ある程度、車の中を冷やしておいてから走り始める方が、体力を使い果たすまでに余裕ができるかもしれないので、今年も熱中症に気を付けて、屋外の撮影の仕事に当たりたいと思っています。


    

夜はヒンヤリ・・・夜の十勝

2015年07月01日 | Weblog
 いよいよ7月がスタートしましたが、十勝は日中に日差しがある時はそれなりですが、夜はヒンヤリとしています。それに、エゾ梅雨と言う、本州の梅雨とは少し違った、雨が降るというよりも日照が大幅に減ることがある気象となる年が多くなりました。
 自分が十勝に越してきた20数年前は、5月から6月にかけては新緑が萌える、一年では秋と並ぶ気持ちの良い期間でした。それが何年前からか、春の訪れが遅くなり、夏の到来が遅くなり、結局冬から夏の間に長期間、日照不足の重い曇り空の日が続くことが多くなりました。

 とはいえ、一年の変動にすると微妙なものなんでしょうが、その中を実生活で過ごしている者にすれば、安定感のない不安定な気候の中で過ごしているわけで、特に、マスコミからも注意が喚起されるような農業被害が出ることもあります。そうはいっても、寒いから温めるというわけにはいかないので、農業王国の辛いところなのかもしれません。
 人の方は、気象健康学と言うものがあるとか、無いとか。気象が人間の気分、慢性病、体質を左右するそうですが、それもあるのかもしれません。なにより、この、7月1日に入った日の現在午前3時近く、腰から下がヒンヤリするので、空気取り入れ口を閉めたほどです(苦笑;)。

 スーパーに並ぶ北海道の野菜をみても、小ぶりだったり、以前は並ばなかった不揃いな野菜も箱売りされていることから、安全で美味しいのなら、形はどうでも良い、という消費者が増えたという事でしょうか。逆に言えば、規格内の野菜が品不足という事でもあるのかもしれません。
 健康関連番組では、コレステロール値についての新説や、基準撤廃などのニュースが流されていますが、健康のために野菜の摂取は、さらに勧めらえています。プラモデルか、商品サンプルのようなキレイな野菜を探すのは程々にして、実質、野菜を食べたいと思います(笑!)。

 さて、自宅周りは小雨が降って、気温も10度を切っているようです。温かいシャワーでも浴びてから、寝ることにします(苦笑;)。