十勝・大地の気に包まれて

四季の美しい十勝ですが 自然が厳しいからでしょうか

十勝の農産物は良さそう

2013年08月24日 | Weblog
 引越し荷物の整理と大量の撮影画像のレタッチ処理で、ブログの投稿間隔が開くようになってしまった(苦笑;)。
 今年は平年にないほど、依頼されたガーデンの撮影期間中の天気が悪く、おまけに多年草の花を植えておられるガーデンでは、春の低温のせいで花が小さく、花のタケも低いものが多いそうで、各ガーデンのオーナーさんは苦労されていた。

 農業関係では、初夏の日照と気温の上昇のおかげで、寒い春のせいで生育が遅れていた農産物も遅れを取り戻していたのだが、7月下旬から8月上旬の雨と低温のせいでまた遅れかけていた。
 ただ、8月中旬の気温の上昇で、幸い平年並みのレベルに回復したそうだから、本当に農業は自然に左右されるし、農家の方の苦労も思いやられる。

 それに、北海道農業の行く末を暗い感じにしているのがTPPへの参加で、自宅のポストにも、反対運動をしている団体からのリーフレットも入る。
 単に農家だけの問題ではなく、北海道の経済がまわってゆく力が弱くなると、ただでさえ厳しい北海道の産業・経済状況がますます悪化する・・・農業に関わっていない自分にも、単に農業分野だけの問題でないのは分かる。メリットとデメリット・・・立場によって、具体的な印象も変わるのだろう。

 そのうえ天候、気候に大きく左右される農産物なので、漁業なら大漁にあたる豊作を望むのは当たり前なのだが、春からの異常気象を何とか乗り越えての『平年並み』はヤレヤレと安心できるとのこと。
 テレビのインタビューに答えていた農業関係の方々も、ホッとされていた。

 インフレからの脱却と、安い輸入農産物による国産農業への大打撃・・・あちらを立てれば、こちらが立たず・・・何事もバランスというが、暮らしてゆくには、自らの変化する力も必要という事なのだろうが、多くの人が最良の解決策を望んでいる。


   

花も農産物も、天候次第

2013年08月06日 | Weblog
 今、十勝は小麦の刈り取りを行っている畑が多く、国道を走る農業重機とすれ違うことも多い。
 少し前までは、今年の小麦の生育は順調といわれていたが、7月下旬から8月に初めにかけて気温が低く、雨模様の日が続いたせいで、畑で倒れてしまった小麦や生育不良になっている小麦が出た。そのせいで、ちょっと心配な農家さんもいらっしゃると報道されていた。

 今年も美しい庭、花壇、花畑などの記録撮影の仕事を頂いたのであるが、これが自然相手であり、庭の状態、花の生育状況などがまちまちで、オーナーさんの思い通りにいかないことが多い。
 しかし、撮影は晴れて光の状態が良ければ、たとえガーデンの状態がどういうものであれ、実行することになる。

 今年の初夏は平年になく気温の低い日が続いたあと、7月中旬になって、ようやく日中は夏らしく気温は高くなった。ただ、雨がまったくなく、一雨欲しいと農家さんはもちろん、ガーデニングをやっている人もおっしゃっていた。
 ところが、7月下旬から8月の初めにかけて、一週間以上重い曇り、または雨模様の日が続き、生育不順が問題になっている。

 自然相手ゆえに農作物はもちろん、楽しみにしておられる花々の育成も大変というのを目の当たりにする事になってしまった。
 自然の厳しい北海道・・・リスクも大きいが、住んでる人、暮らしている人が満足できるような環境・・・せめて、天候ぐらいは優しくして欲しいのであるが、これが一番難しいのかもしれない。