ふんわり-のたりの日々

しあわせのエッセンスをさがして・・・

特別展『ボストン美術館日本美術の秘宝』 @東京国立博物館

2012年05月24日 | おでかけ*あーと

 

 

暑かった日。

 

トーハク行ってきました

 

大きなゆりの木にお花が咲いてました。初めてかも!

 

 

平成館へgo!

 

 

 

 

特別展『ボストン美術館日本美術の秘宝』 @東京国立博物館 (6/10まで)

 

 

「東洋美術の殿堂」と称されるボストン美術館。日本美術の収集は10万点を越えるそう。

こちらで選りすぐりの92点を観ることができました。

奈良時代の仏画から近世絵画まで。

 

 

フェノロサさん、ビゲローさん、岡倉天心さん、ボストン美術館さんがたくさんの日本のお宝を大切に残しててくれてよかったですよね。

 

たくさんの幻の国宝、重要文化財が里帰り。

5年間出さない、出したらその後5年間は出さない→ 10年出て来ないのよ~。

 

 

『法華根本曼荼羅図』奈良時代・8世紀 

画像お借りしました

なんと奈良時代の絵です!!

東大寺法華堂がかつて所蔵していたそう。

(奈良時代の仏画はこれと『薬師寺吉祥天女画像』(国宝)の2つだけが現存だそうですよ。)

この横にあったX線で撮影したこの絵の画像にはお釈迦様が人々を救うために真実の教え『法華経』を説いた”霊鷲山”が後ろに描かれているのが分かりました。

なぜか絵の横の説明書きに如来寿量品第十六の文が。

 

『吉備大臣入唐絵巻』(平安時代・12世紀後半)

これには本当にたくさんの人だかり! 

遣唐使・吉備真備(きびのまきび)の痛快冒険活劇の絵巻。

中国で死んだ遣唐使阿倍仲麻呂が鬼になって

唐の出す難題に助け舟を出し、相手の目を欺いて騙し勝つという。

最後に吉備真備が中国のいい文化を持って帰るというおはなし。

 展示に2日間かかった24m50cm。 ボストンではこんなに長くして展示したことはないそう。

 

 

鎌倉時代 『平治物語絵巻 三条伝殿夜討巻』・・・社会の教科書で見たあの燃えている真っ赤っかの場面!

 公式サイトを見ればわかりやすくお話しがわかります。(→こちら

 

 

 

『龍虎図』長谷川等伯 (江戸時代・1606年)

 画像お借りしました

世界に誇る近世の絵師たち

派手な尾形光琳は  宗達のうつし『松島図屏風』

 

内向的な(笑)伊藤若冲 は『鸚鵡図』『十六羅漢図』(江戸時代・18世紀後半)の2幅。

鸚鵡図は『皇室の秘宝』で拝見した30幅の『動植綵絵』に先行して描かれたものだそう。

 

 

 

奇才・謎の絵師曾我蕭白の衝撃的ですごい迫力の

襖絵の『雲龍図』江戸時代・1763年 の勢いのある絵もあると思えば、

画像お借りしました

『鷹図』18世紀後半 のような繊細な着色表現の絵も雰囲気が良かったです。

 

 仏像で目を引いたのは

『弥勒菩薩立像』快慶作(鎌倉時代・1189年)・・・静かな佇まいで美しかった

 

 

 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1442#

 

 

 

そのほか、刀剣や着物も。

『染分麻地御座船梅竹模様』という帷子(かたびら)に注目しました。麻の上布に友禅染めが施されているのがなんて珍しくてひかえめで☆

 

 

いにしえ奈良時代の仏画、曾我蕭白の迫力

 急ぎ足でしたが、観れて良かった。 

 


merci
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