ふんわり-のたりの日々

しあわせのエッセンスをさがして・・・

勘三郎さん

2012年12月06日 | かぶき

 

本当に衝撃でした。18代目勘三郎さんの訃報。

 

 このあいだ勘三郎さん贔屓のお友達と心配してたのです。

「復帰の報道が聞こえてこないね~。」って。

 

南座での顔見世興行で勘九郎さん、七之助さん兄弟がつとめている演目の

 

『寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』

 

おふたりを曽我十郎、五郎兄弟に重ねてしまいました。

 

 

TVでの息子さんたちの襲名口上の映像

覚悟、決意が見てとれました。

 

けなげななかにも言葉を詰まらせて「父のこと忘れないでください」って。

 

忘れるものですか!

 

 

 

勘三郎さん、楽しいお芝居をありがとう!

 

   

 

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『伊達の十役』@新橋演舞場 観てきました♪

2012年08月18日 | かぶき

 

一週間経ちますが

新橋演舞場に行ってきました♪

 


3Fのお得席のチケットをラッキーにもゲットできたの

 

開演時間ギリギリに入るとすぐ、涼しげな訪問着をお召しになった海老蔵夫人にお目にかかることができました!

 小顔がウラヤマシイ

 

 

八月花形歌舞伎


慙紅葉汗顔見勢 (はじもみじあせのかおみせ) ・・・顔を紅葉のように赤くし、汗を流して熱演するという意味だそう(笑)
三代猿之助四十八撰の内

『伊達の十役』You Tube→ 動画

四世鶴屋南北が七代目市川團十郎のために書いた演目です。

 

 

ずっと上演がなかったお蔵入り作品を3代目市川猿之助さん(当代 市川猿翁さん)が昭和50年代に164年ぶりに復活上演させて大当たりをとった通し狂言。というか”復活”といっても実は台本も残されていないので猿翁さんの創作と言ってもいい感じだそうです。

これを市川海老蔵さんが2010年に初演後(行けませんでした)、今月早くも再演。

拝見できてうれしいわ。

 

幕が開くとまず、夫人のお召し物とお揃いのような浅葱色の裃(かみしも)姿の海老蔵さんが口上。

善悪男女取り混ぜた十役の登場人物の写真パネルを前に物語のあらすじと人物を紹介してくれて理解ができたうえでお芝居が始まりました。

 

海老蔵さんが演じた登場人物

仁木弾正・赤松満祐の霊・絹川与右衛門・足利左金吾頼兼・土手の道哲・腰元 累(かさね)・高尾太夫・乳人 政岡・荒獅子男之助照秀・細川勝元

 

筋書きによると40回以上早替わりだそうです

見ているとあっという間に衣装も頭も変わっていて「これどうやって?」ってフシギになっちゃうほどのケレン。

早替わりだけでなく、

古典作品(伊達騒動)としてのお話しも驚きあり、クスッと笑ってしまうところや、ホロッとしてしまう場面も。

八汐役の市川右近さんの恐い女役や、渡辺民部之助役の片岡愛之助さんも印象的に演じてらっしゃいました。

 

 仁木弾正が宙乗りでゆ~っくり3階席まで上がってはけていく姿を真ん前で見れる席でした ぷぷぷ。

 

 花道は見えなかったけどね(*_*;)

 

(体も心もバッチリでないと取り組めないだろうな~)と思いますわ。

23日の楽日までお励みくださいな。


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3月歌舞伎公演観てきました♪ @ 国立劇場

2012年03月31日 | かぶき

 

パリはもうサクラ咲いているそうですね

今年は東京は先を越されましたがこの週末開花かな

 

 

さてさて、

公演は終わってしまいましたが、

国立劇場3月の歌舞伎公演を楽日に観てきました

 

国立劇場は開場45周年だそうですよ

 

 

 

時代物 義太夫狂言の名作『一谷ふたば軍記(いちのたにふたばぐんき)』の五段構成のうち、

並木宗輔が執筆した三段目までを通して公演。

 

序幕~堀川御所の場~

二幕目~兎原里林住家の場~

三幕目~生田森熊谷陣屋の場~

 

主な配役

熊谷次郎直実・薩摩守忠度 ・・市川團十郎

九郎判官義経・岡部六弥太忠澄 ・・坂東三津五郎

熊谷妻 相模 ・・中村魁春

経盛室 藤の方 ・・中村東蔵

五条三位俊成娘 菊の前 ・・市川門之助

菊の前の乳母 林 ・・坂東秀調

林の倅太五平・白毫の弥陀六じつは弥平兵衛宗清 ・・坂東彌十郎

平大納言時忠 ・・市村家橘

梶原平次景高 ・・片岡市蔵

堤 軍 次 ・・坂東巳之助

 

久しぶりの生の團十郎さんに心が躍りました

 

泣ける三段目切の『熊谷陣屋』を序段、2段目切から通して演じられる事によってお話しの繋がりがよく解って、観ていて気持ちが入りました。

 

「流しの枝」と称される2段目切『林住家』は上演がきわめて珍しいそうで、それが観れたのが得した気分。

 

藤原俊成が編纂した勅撰の『千載和歌集』に載る

「さざ波や志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな」というよみ人知らずのこの歌は、

実は平家方の薩摩守忠度のものだった!源氏の敵の歌を載せるわけにはいかないが、俊成が平家への鎮魂を込めて”よみ人知らず”として撰定したといわれているそう。

 

「一枝を剪らば一指を切るべし」

「十六年は一昔。 ああ、夢だ、夢だ・・・」 

 

 戦の無常、團十郎さんの名演にナミダ

 

3/30~4/8まで国立劇場の前庭でさくらまつりが催されるそうですよ。

 

10種類の珍しい種類の桜が植えられているそう。

私が行った3/27はあいにくまだ開花していませんでした。(≧д≦)

片岡仁左衛門さん他が出演の4月公演には(4/3~)きれいなお花が観られるでしょうね!

 

 

このお花は愛らしく咲いていました!

”カンサラサ”(寒更紗) ボケの園芸品種 はじめ白色で後に桃色更紗絞り

  

 

 


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海老蔵さん

2010年12月08日 | かぶき

更新ご無沙汰してしまいました。忙しくしておりますが元気です


このブログのテンプレートは近々またお世話になる”カフェ・ダーチャ”さんを意識してマトリョーシカを選んでみました






さてさて


いろいろUPしたいことはありますが、先にこれについて・・・


 


ここのところのああでもない、こうでもないの海老蔵さんの報道には飽き飽きして見る気にもならなかったですが、


 


昨夜の記者会見は見ました


 


成駒屋の福助さんがご自身のブログで海老蔵さんを擁護されていますね。


http://ameblo.jp/fukusukeeiichi/day-20101130.html


 


歌舞伎界の多くの人々の絆と懐の深さを感じました。


 


福助さんの記事を読んで、それを信じたい気持ちです。


 


福助さんいいお方ですね。ご自分の言葉で素直な気持ちを書かれている所にとても好感を持ちました。


 


それにしても海老蔵さん、死ななくてよかった。


 


無期限謹慎という厳しい事になりましたけれど、仕方のない事なのかなぁ。


 


反省をしてひと回り大きな人間になって、はやく復活してほしいです。


 


だって、彼は私が大好きな荒事(あらごと)の代々続く継承者なのですから


 


團十郎さんが偉大なお父様だって言う事もあらためて認識しました。どうぞご自愛なさいませ


 





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海老蔵さん がんばれ!!

2010年11月28日 | かぶき

 

市川海老蔵さん、大変なことになってしまいました

傷を付けた人、誰かわかりませんが、なんてひどい事をするのでしょう。ゆるせない。

結婚前のやんちゃぶりも耳に入りますが・・・

團十郎さんがお病気になってからの彼は一本スジが通った感じを受けたし、落ち着いて市川家の継承にまっしぐらだったのは間違いないと思うのです。

喧嘩両成敗って言葉があります。けれど一方的にやられたのかもわからないし、喧嘩になったのかもわからない。

歌舞伎界の自分の立場を思ったら、お酒が入ってたからといって、彼も喧嘩を売るほど馬鹿じゃないと思う!

だとしたら、後の事を考えて彼はやられ放題になっていたのよ。きっと。想像だけど。

こんな事にへこたれないでね!海老蔵さん。

でも、1月の座頭公演はどうなってしまうのだろう・・・

 

團十郎さんのご心痛もいかばかりかと・・・お健やかに勤めてほしいと願うばかりです。

それにしてもほんとにひどいです。何があっても暴力は許せない

役者さんの顔を傷つけるなんて。

 


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NHK『プロフェッショナル仕事の流儀の海老蔵SP』を観て

2010年08月24日 | かぶき


 



 


 


最近いろんなテレビ番組で拝見していると、なんだかハチャメチャぶりばかり表に出ているような気がして、


 


(成田屋の御曹司は傾(カブ)いているところばかり出ているなぁ~)と思っていましたが、


 


 


先日NHK『プロフェッショナル仕事の流儀 市川海老蔵スペシャル』を観て


 


(放送のあらすじはNHKのサイトへhttp://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/100819/index.html


 


 


この人はしっかりと”歌舞伎を中心に人生を送っている”ってあらためて感じました。


 


 


やはり名門市川家の跡継ぎ。


 


その重圧は並大抵ではないと思います。


 


それは代々の團十郎さんがたも同じだったのでしょう。


 


 


海老蔵さんは團十郎さんのことを


 


「目標でもありますし、父でもありますし、どんな角度から見てもかけがえのない人なので、精進しなくてはいけない」


 


小さい頃から市川家の型と演技をたたき込まれてきた跡継ぎ。


ここまでくるまでにはやはり紆余曲折があったのね。


 


重圧、團十郎さんの病・・・。


 


 


成田屋の芸と伝統を守るために


歌舞伎にすべてを捧げると覚悟を決めた。自分で決めた。


身体を整え、わずかな時間も歌舞伎の稽古に当てて。


 


 


そして立て続けに大きな舞台に臨んでいて、


 


ぎりぎりまで何もしない所まで追い込んで、ギリギリでリミッターを外して(要するに限界を超えること?)”シアワセな脳みそ状態”を作り、一気にセリフを覚えていく彼の記憶術。


 


プライベートで結婚されたけれど、なにひとつ海老蔵さん自身の生活スタイルは変えていなくて、お相手の麻央さんが全部合わせてくれている。


 


21才で初めて『弁慶@勧進帳』の役を演じる前日夜。重圧から家出をして酒を浴びるように呑み、気がついたら父の寝室の團十郎さんの横にいて。 その時に團十郎さんからはどんな決定的なことを話されたんだろう。気になるなぁ~。


 


見て、聞いていると、やはり團十郎さんのお仕込みとご家族の愛情なしでは成り立っていないなって思いました。


 


團十郎さんが急性白血病に倒れたとき、母や妹は泣き崩れている中、海老蔵さんは ”このまま便乗しちゃいけない” ”父はここでは死なないという勘があった” ”僕が病院へ行って看病していることが父が喜ぶことではなく、舞台をしっかり務めることが父の求めていることだと思い・・・明日の舞台に差障るから泣かずに家に帰って寝よう”って器の大きさ。


 


「生まれてくる時に順番待ちをしていて市川家が見えてきて”そこは自分の行くところだ”って他を押しのけてそこに生まれてきたってなんとなく覚えている」っていうのも面白い話。


 


 


『困難な時にこそ攻めよ』 これはテニスで役立つでしょ!!


 


 


 


人生は運・勘・縁



人生をばく進している人って輝いて見えます

これからも成田屋さんの舞台、楽しんでいきま~す!


 



歌舞伎座さよなら公演 壽 初春大歌舞伎

2010年01月04日 | かぶき
「やったぁ~!!」チケットがとれたのです 年末ギリギリにです。チェックしてみるものですね。

おせちもそこそこに出発


※ちなみにかまぼこ以外はふわのた作です(ё_ё)

1月2日 初日です




 ☆1等席☆  太っ腹ダンナに感謝♡ *☆(*≧▽≦*)*☆

いそいそと2人で伺いました



お正月のしつらえ。 和装の方々が華やかさを増してくれます。


昼の部11時開演。2階席前の方。花道の勧進帳の團十郎さま演じる弁慶の飛び六方は半分くらいの長さしか観れなかったけれど、舞台が近い。満足です(^∀^) V 前の席の方のもとに梅玉さんの奥様がごあいさつにいらっしゃいましたよ。ステキ。


そして見えますかぁ~、9代目團十郎さまと團ちゃんの2ショット!! ふわのたはしゃぎ過ぎです(^_^;)


昼の部演目はこちら


一、『春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)』中村福助さん、中村橋之助さん、市川染五郎さんによる曽我物の舞踊。
二、『梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)』いわゆる石切梶原。高麗屋さんのお家芸。松本幸四郎さんの梶原平三。
三、『歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)』成田屋さんのお家芸のひとつ。團十郎さんの弁慶、梅玉さんの富樫、勘三郎さんの義経という好配役☆
四、『秀山十種の内 松浦の太鼓』中村吉右衛門さんのお家芸のひとつだそうです。吉右衛門さんの松浦鎮信。愛嬌があって面白かった(^_^)

どの演目も晴々と気持ちいいものでしたよ。

歌舞伎座でお正月気分満喫

『こいつぁ春から縁起がいいやぁ~』

いい一年になりそうです


そうそう、食いしん坊ネタを!
三越地下でお弁当を買って・・と思いましたが、案の定時間が間に合わず、歌舞伎座入口外で買い求めました。




おひとつPOCHIよろしくです
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歌舞伎『象引』

2009年02月28日 | かぶき


1月に国立劇場に観にいった歌舞伎が
今日ハイビジョンでやっていました。

歌舞伎十八番の内『象引』(ぞうひき)と天皇陛下御即位20年記念『十返りの松』(とかえりのまつ)。

思い出します
私のひとり歌舞伎鑑賞デビューの作品です

目的はもちろん成田屋 市川團十郎さま。
病気を克服して彼のお家芸の〈荒事〉復活の舞台。
しっかりナマでこの瞼に焼き付けようと
あみネコの團十郎を連れてまいりました。
写真はポスターだけれど、ダブル團十郎で感動の記念撮影

あらためて成田屋さんloveです



1月公演ということでお正月のおめでたさが満載
このとっても楽しめたお芝居が1500エン(上の方の席でしたが十分)で堪能できるなんて
国立劇場



テレビの象引と十返りの松もよかったですが、この二つの演目の後にあった
『いじき くらべ はでな なかちょう』(ひらがなで失礼)という長いお話もおもしろかった

しばらく歌舞伎贔屓はやめられませんよっ (* ́ ∀ ̀*)