ふんわり-のたりの日々

しあわせのエッセンスをさがして・・・

メトロポリタン美術館展♪ (過去ログ2012.12)

2013年01月10日 | おでかけ*あーと

 

11月あたりから写真を溜め込んでおりまして・・・(汗)

 

これからこういう過去ログを更新しておきたいと思います

 

日が経った情報ですのでご了承を<(_ _*)>

 

 

『メトロポリタン美術館展』@上野

 

  上野の展示は終わってしまいましたが、記録まで。

 

 

エッセンスで! みんな、わたしのリクエストに応えてくれてありがとう

 

Kさんは残念でした。 これで雰囲気を感じてね!

 

 

都美へいく前にお散歩。

 

上野動物園前の並木道  銀杏がまだきれいな頃でした。

 

 

旧東京音楽学校奏楽堂(重文)や芸大の建物脇をとおり、

 

 

そこは”南京ハゼ”の並木道でした。紅葉するともっと美しそうですね! 

 

はじめて見た。ハゼの実

 

上野桜木の群言堂さんへちらっと寄りました。 マイブログの群言堂さんレポ→ 

 

おこだわりの服や雑貨で目の保養(笑)したりして。

 

 

 

メトロポリタン美術館展へ(もう終わっていますよ)  公式サイト→ 

 

”人間の自然へのアプローチ”をコンセプトに時代的には紀元前~20世紀まで。

7章にわたって絵画、彫刻、工芸物、写真がニューヨークから海を渡って展示されていました。

 

 目玉は初来日の

ゴッホの『糸杉』

 

 

 

《ガラス花瓶の花束》1662年 ニコラース・ファン・フェーレンダール

お花がとっても素敵に描かれています

 

 《マーセド川、ヨセミテ渓谷》1866年 アルバート・ビアスタット

 

アメリカの壮大な自然が印象的でした。小さいけれど、ネイティブの人たちも描かれています。

 

《音楽を奏でる男女の羊飼いのタペストリー》1500-1530年頃 南ネーデルランド

こんなつづれ織りの大きいタペストリーも展示されていました。234.9×292.1㎝

 

《ハイビスカスとオウムの窓》1910-1920年頃 デザイン:ルイス・コンフォート・ティファニー 製造:ティファニー・スタジオ

このステンドグラス、色がステキでした。アールヌーボー。

ルイスさんはあのティファニーの創業者の息子。家業を継がずに画家を目指した人だそう。

 

《花のアップリケのキルト》1850年頃 エメリン・トラヴィス・ラディントン

218.4×248.9㎝の大判キルト作品です。160以上前の人がひと針ひと針アップリケしているんですね。

ちょうど『大草原の小さな家』のインガルス一家の母さんが若い頃くらいですよね!? そう思うと、この作品は生活に密着したものだったのでしょうね~。

 

 写真の作品です

 

《切妻とリンゴ》1922年 アルフレッド・スティーグリッツ

写真作品です。

アメリカの作品って感じです。スティーグリッツさんは、あの画家のジョージア・オキーフさんの夫ですって。

 

《ボーデン湖、ウットヴィル》1993年 杉本博司

湖面を写した写真作品。これシンプルなのですが惹き付けられました。

日本人作家さんの作品もメトロポリタンに収蔵されているのですね。日本人として誇らしいわぁ。

 

《セリ科植物の飾り棚》1900年頃 エミール・ガレ

カバノキ、紫檀の化粧板でできた棚、(これお持ち帰りしたい!)ってほんとに思ってしまいました。

リビングの壁に飾ったら部屋の品格があがりそう(笑)

エミール・ガレといえばアールヌーボーのガラス工芸をイメージしますが、こういう家具も作っていたのですね。

 

画像ありませんが、他にも

ゴッホの『歩きはじめ、ミレーに拠る』

ギュスターヴ・クールベの『オルナンの風景』

オディロン・ルドンの『中国の花瓶に活けられたブーケ』

スタンリー・スペンサーの『クッカム・ライズのキング氏の庭』

エドワード・ホッパーの『トゥーライツの灯台』

ジョージア・オキーフの『骨盤Ⅱ』

ルノワールの『浜辺の人物』

ヤン・ブリューゲルの『冥界のアエネアスとシビュラ』

 

などグッときました(^_^)

 

 一部画像お借りしましたm(_ _)m

 

 

 

鶏卵紙ってなに?

 

 

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『マウリッツハイス美術館展』に行ってきました♪ @ 東京都美術館

2012年07月07日 | おでかけ*あーと

昨夜のウインブルドン男子準決勝 フェデラー×ジョコビッチ!

見ごたえあっていい試合でした~。

第3セット両者サービスキープの連続で迎えたフェデラーの5-4になったあとのゲームでのジョコビッチのミス。

ここが勝敗の分かれ目だったと見ました。

あまり感情を表に出さないフェデラーですけど、勝った時のあのガッツポーズに頑張りが凝縮されてましたわ

やはりさすがです!芝の王者!! 

優勝してATPランキング1位に返り咲いてほしいな~

でもアウェー状態になるんじゃないかな~

その決勝相手がイギリス人のアンディ・マレーだから。 

そのマレーに負けちゃったけれど、ツォンガのプレーも我が家では魅力的でした。

重圧を感じさせない大胆さ。大きい体の割になんだかお茶目で好きです

今夜は女子決勝 セリーナ×ラドバンスカ。観ましょ

 


 

さてさて、

 

 東京都美術館のリニューアル記念『マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝』(案内サイト→こちら)を観に上野へ

 美術館が改修工事に入るので都美にてこれだけ大規模な展示が実現したそう。

 

 

作品リストが小冊子になっていましたよ~

 

今年はこちらに次いで2回目のフェルメール。

 

オランダのマウリッツハイス美術館(マウリッツさんのお家の意味)には

43年の生涯で残された30数点といわれているフェルメールの絵画のうち、3点が所蔵されているそうです

そのうち2点が今回来日していました。

 

 もちろんお目当てはこの有名なトローニー

《真珠の首飾りの少女》(1665年頃) 

この絵に行き着くまでには蛇腹織りのように並んだ人、人、人! 

そこだけディズニーのアトラクション前のよう(笑)

そしてやーっと辿り着いたと思えば「立ち止まらないようにおねがいします」って(;-.-)

でも遠くから観る人用のスペースが設けられていたので、離れているけれどそこでもう一度観てみました。

左から見ても右から見てもこの青いターバンの少女の視線は自分に向いてるようにみえるのが面白かった♪

背景が真っ黒なところがまたこの娘をミステリアスにみせているのかな~とも思いましたよ。

 

フェルメールブルーの絵の具の原料”ラピスラズリ”はアフガニスタンから輸入で入手され作られたそうで、

とても高級だったそう。

この色の絵の具を下書きにまで惜しげもなく使っていたフェルメールはお金に不自由しない画家だったのね。

 

もうひとつのフェルメール作品は神話を主題にした

《ディアナとニンフたち》(1653~1654年頃)

お姫様と召使いだそうですが、どれがお姫様??(笑)

 

フェルメールの他にも

レンブラント・ファン・レインのが自画像(彼は驚く数の自画像を描いているのね!)を含む6点、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーン、フランス・ハルスなど48点。

 

レンブラント・ファン・レイン《自画像》1669年

 

 

その中で注目したのは・・・

 《四季の精から贈り物を受け取るケレスと、それを取り巻く果実の花輪》ヤン・ブリューゲル(父)とヘンドリック・ファン・バーレン(1621-1622年頃)

 

これはこの画像ではまったくこの歴史画の良さが伝わらないと思いますが(泣)

とっても細密に描き込まれているのです

一通り見終わった後、同行のお友達に頼んでもいちど階下に降りて入口から入りなおして観なおしたほどハマりましたわ。

天使がいっぱい!

 

《五色ひわ》カレル・ファブリティウス(1654年)

 彼はレンブラントの弟子だそうですが、レンブラントの特徴はみられないかな~。明るい絵です。

 

《万歴染付の花瓶に生けた花》ヤン・ブリューゲル(父)(1610~1615年頃)

右手前にはてんとう虫がいるんですよ~

 

Nさんご一緒ありがとうございましたぁ

 

 

 冷蔵庫には『ルーブル美術館展』のときの《レースを編む女》と一緒に♪

 

 


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特別展『ボストン美術館日本美術の秘宝』 @東京国立博物館

2012年05月24日 | おでかけ*あーと

 

 

暑かった日。

 

トーハク行ってきました

 

大きなゆりの木にお花が咲いてました。初めてかも!

 

 

平成館へgo!

 

 

 

 

特別展『ボストン美術館日本美術の秘宝』 @東京国立博物館 (6/10まで)

 

 

「東洋美術の殿堂」と称されるボストン美術館。日本美術の収集は10万点を越えるそう。

こちらで選りすぐりの92点を観ることができました。

奈良時代の仏画から近世絵画まで。

 

 

フェノロサさん、ビゲローさん、岡倉天心さん、ボストン美術館さんがたくさんの日本のお宝を大切に残しててくれてよかったですよね。

 

たくさんの幻の国宝、重要文化財が里帰り。

5年間出さない、出したらその後5年間は出さない→ 10年出て来ないのよ~。

 

 

『法華根本曼荼羅図』奈良時代・8世紀 

画像お借りしました

なんと奈良時代の絵です!!

東大寺法華堂がかつて所蔵していたそう。

(奈良時代の仏画はこれと『薬師寺吉祥天女画像』(国宝)の2つだけが現存だそうですよ。)

この横にあったX線で撮影したこの絵の画像にはお釈迦様が人々を救うために真実の教え『法華経』を説いた”霊鷲山”が後ろに描かれているのが分かりました。

なぜか絵の横の説明書きに如来寿量品第十六の文が。

 

『吉備大臣入唐絵巻』(平安時代・12世紀後半)

これには本当にたくさんの人だかり! 

遣唐使・吉備真備(きびのまきび)の痛快冒険活劇の絵巻。

中国で死んだ遣唐使阿倍仲麻呂が鬼になって

唐の出す難題に助け舟を出し、相手の目を欺いて騙し勝つという。

最後に吉備真備が中国のいい文化を持って帰るというおはなし。

 展示に2日間かかった24m50cm。 ボストンではこんなに長くして展示したことはないそう。

 

 

鎌倉時代 『平治物語絵巻 三条伝殿夜討巻』・・・社会の教科書で見たあの燃えている真っ赤っかの場面!

 公式サイトを見ればわかりやすくお話しがわかります。(→こちら

 

 

 

『龍虎図』長谷川等伯 (江戸時代・1606年)

 画像お借りしました

世界に誇る近世の絵師たち

派手な尾形光琳は  宗達のうつし『松島図屏風』

 

内向的な(笑)伊藤若冲 は『鸚鵡図』『十六羅漢図』(江戸時代・18世紀後半)の2幅。

鸚鵡図は『皇室の秘宝』で拝見した30幅の『動植綵絵』に先行して描かれたものだそう。

 

 

 

奇才・謎の絵師曾我蕭白の衝撃的ですごい迫力の

襖絵の『雲龍図』江戸時代・1763年 の勢いのある絵もあると思えば、

画像お借りしました

『鷹図』18世紀後半 のような繊細な着色表現の絵も雰囲気が良かったです。

 

 仏像で目を引いたのは

『弥勒菩薩立像』快慶作(鎌倉時代・1189年)・・・静かな佇まいで美しかった

 

 

 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1442#

 

 

 

そのほか、刀剣や着物も。

『染分麻地御座船梅竹模様』という帷子(かたびら)に注目しました。麻の上布に友禅染めが施されているのがなんて珍しくてひかえめで☆

 

 

いにしえ奈良時代の仏画、曾我蕭白の迫力

 急ぎ足でしたが、観れて良かった。 

 


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『フェルメールからのラブレター展』観てきました♪ @ Bmkamura ザ・ミュージアム

2012年02月23日 | おでかけ*あーと

 

フェルメールからのラブレター展 コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ』

 

娘を引き連れ、やっと観てきました(^_^) 「キョウミナ~イ」と言ってたけど「こういう文化に触れるのもたまにはいいじゃん!」って(笑)

 

36点しかないといわれるヨハネス・フェルメールの絵画のうち3作も観れました♪

 

《手紙を書く女》 1995年 @ワシントンナショナルギャラリー

実物のほうがこれより明るく見えました。白テンの毛皮のふわふわ感や、黄色や青色の布の色がやわらかい色使いです。

かわいらしいおでこの女性がいい雰囲気に描かれていますね~。

後ろにかかっている絵はヴィオラ・ダ・ガンバという楽器だそうで、楽器=愛をあらわすそうですからきっとラヴレターを書いているのね!

 

《手紙を読む青衣の女》1663-64年 @アムステルダム国立美術館

日本に初めて来た!

科学的調査をした上で黄変したニスを除去して、当時の高価なラピスラズリの絵の具を使った”フェルメールブルー”が鮮やかに修復によって復活したそうです。

後ろにかかっている絵はオランダの地図。もしかしたらこの家の主人は航海に出て不在だと読み解けるそう。

ダンナさんからのお手紙を何度も読み返してお帰りを心待ちにしているのかしら

 

 

《手紙を書く女と召使い》 1670年 @アイルランドナショナルギャラリー

後ろにかかった絵→モーゼの発見=和解の象徴

 

この絵、他のフェルメール画に比べると(ハッキリしてるなぁ~)と思ったのですが、

TV番組で絵画修復家の方が仰ってましたが、陰の部分の修復の際にオリジナルより強く陰を補彩し過ぎたのでフェルメールのハーフトーンの印象が変わってしまっているそう。

こういう世界的な名作はほとんど未来に残すために修復の手が入っているそうです。

修復って大事なんですね。保管じゃなくて保存していかなくてなならない。

なのに日本では修復部門があるのは数館だそう。大丈夫かしら。

日本にも世界的な名画がたくさんあるのに。

 

フェルメールの他にも17世紀オランダ絵画が40点。

絵の中に込められたメッセージが面白いの!

 

これはインテリの人の絵

《薬剤師イスブラント博士》コルネリス・デ・マン 1667年 @個人蔵ニューヨーク

この絵の中のメッセージは・・・

バイオリン→ 芸術や学問の素養がある。それに楽器は愛の象徴だそうです。

ドクロ→ ここでは"memento mori"(盛者必衰の理をあらはす)の意味ではなく、医学の象徴だそうです。

服→ ヤポンズローブといそうです(フェルメールの《地理学者》でも観た!)日本の着物を模した上着でこの頃、知的でおしゃれといわれていたそうですよ。

だからこの人はおしゃれで、教養があって、モテモテだったと想像させる絵画と読み解けるそう

 

 

8点の絵にワンちゃんがいました! かわゆい♪♬ 

   画像クリックで大きく見れます!

左から:《エーワウト・プリンスとその家族》ヘンドリック・マルテンスゾーン・ソルフ 1661年@ロッテルダム博物館

    《手紙を書く女》フランス・ファン・ミーリス(1世)1680年 @アムステルダム国立美術館

    《手紙を読む女とトリック・トラック遊びをする男たち》フランス・ファン・ミーリス(1世)1680年 @サラ・キャンベル・ブラファー財団、ヒューストン

 

オランダはヨーロッパの中で識字率が高かったそうで、手紙のやりとりが盛んで正しい手紙の書き方みたいな本もあったそうよ~♡

《レター・ラック》エドワールト・コリエル 1703年 @個人蔵

インテリアでマネできそう。

 

 

グッズ売り場に蝋印が売ってて親娘で「いいね~」と。

 

17世紀当時紙は高価だったため封筒は使わず手紙を三つ折りにして封蝋で閉じられていたそうです。

 

電子メール、書いてもハガキぐらいになってしまった現在。

カッコいいけれど、蝋印で封をした手紙を誰に送ろう・・・と思ったら伸びた手を引いてしまいましたとさ(^_^;)

 

 


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アール・デコの館(旧朝香宮邸)建物公開を観てきました♪

2011年10月22日 | おでかけ*あーと

用事を済ませ、少し時間ができたので南北線で乗換なしで後楽園→白金台へ

東京都庭園美術館

リニューアル前の旧朝香宮邸の建物公開に寄ってきました。 

当美術館は朝香宮邸として1933年に建てられた建物を、そのまま美術館として公開したものです。

11/1から修復等リニューアル休館に入る前の建物をじっくり拝見してきました!

お庭も素敵ですが、建物メインで観ました。

この期間中は建物内もマナーを守れば撮影OKです

それはそれはステキなアール・デコの館。

見るだけでもスーッと違う世界にいざなわれますよ~。

 

あ~ん、この素敵な空間が私の撮影技量では表現しきれませぬ

 

正面玄関入口にあるガラスレリーフbyルネ・ラリック 

 

同じく正面玄関のモザイクタイル

 

 

次室の香水塔と床のデザイン

  

各部屋にあるラジエーターカバーのデザイン

    

 

この扉のガラスエッチング、アップで 撮っておけば良かったわ(;-.-) 

照明器具に惚れ惚れ

     

     

   

蛇口に目が・・・☆

 

3階のウインターガーデン これが昭和初期の東京にあったなんて~☆ 

モダンという感じだけれど、細かいところにアールデコ的な装飾もありました

 

ロイコペのペンギンさん!

1Fの設計もしたアンリ・ラパン作の花瓶

 

ルネ・ラリック

 

允子妃殿下のお印のグラジオラス(暖房装置のカバー)

 

建物内を見終わって外に出るともう日暮れ。

4時以降はライトアップも素敵です♡

    

シコンノボタンは建物とナイスマッチ

  

秋バラは色も香りもひときわステキ

 

 

 

朝香宮さまがフランス留学中に交通事故に遭われ、看護の為渡欧された妃殿下とともに長期滞在を余儀なくされた当時、フランスはアール・デコの全盛期。

帰国後、この白金台の新邸建築にあたって妃殿下がお勉強なさり、深く関わったそうですが、

その妃殿下が完成後この邸に住まわれたのはなんと僅かに半年ぐらいだったそうです。

腎臓病でお亡くなりになったそうです。これには胸を打たれました(泣)

その後朝香宮家は第2次世界大戦後まで住まわれましたが、

皇籍を離脱し、熱海に移られたそうです。

殿下は93歳の長寿でしたが、允子妃殿下がお亡くなり後、

再婚することはなかったそうです(T T)

職員さんが色々ご親切にお話ししてくださいました。ありがとうございます。

戦後、吉田茂首相公邸、白金プリンス迎賓館(西武グループ)と様々に変わってきて都の美術館に。

戦前→戦中→戦後の波瀾万丈の中、こういうふうに残してこられたのは色々な努力があったことでしょう。

そしてこれからも永遠に残ってほしいわ。

 

最後まで長々とご覧いただきウレシイです!

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『ワシントンナショナルギャラリー展』と秋バージョンのwe love HACHIOJIバッジ♪

2011年09月05日 | おでかけ*あーと

 

東京での会期終了目前の先週、

『ワシントンナショナル・ギャラリー展』を観に国立新美術館に行ってきました。

公式サイト→こちら

アメリカのワシントン・ナショナルギャラリーは全ての作品が一般市民から国家への寄贈品で成り立っている、しかもダヴィンチやフェルメールなど質の高い作品が多いのに無料で入館できるのですって。

とてもすばらしい美術館。

そこからたくさんのバルビゾン派・印象派・ポスト印象派の作品がたくさん来ているとあって会場は混雑していました。

それでも時間をずらして3時過ぎに入ったので、ゆっくり見ていると人ごみも少なくなりました

いちばん最初から好きな画家、バルビゾン派の”コロー”の絵画から始まったところが好印象

 

ジャン=バティスト=カミーユ・コロー『うなぎを獲る人々』(1860/1865年)

”どじょうを獲る~” だったらも~っと話題性高かったかも(笑)

 

ワンちゃんが描かれた絵画5点!

マネ2点、カサット1点、ゴーギャン1点、ロートレック1点

 

サロンで入選したというエドゥアール・マネの『鉄道』 心地良さそうに寝てますね~。

ひとつの絵にいろいろ見所がありますね。

 

メアリー・カサットの『青いひじ掛け椅子の少女』だら~んとした少女の横でなに食わぬ寝顔のワンコです

 

ポール・ゴーギャンの『ブルターニュの踊る少女たち、ポン=タヴェン』 ヨーキーかな?

 

 

ルノワールの『ボン・ヌフ、パリ』 活気あふれた街が輝いて見えました!

 

マネの『オペラ座の仮面舞踏会』道化役者の明るいところと男性達の黒との色の対峙に惹かれました

写真で切り取ったような構図がおもしろいですね。

ゴッホの『薔薇』ゴッホが亡くなる年に描かれた絵。

これとさっきの『鉄道』には特に人だかりができてました。うん、わかる。目をひきました。

 

このほかにもルノワールの『踊り子』(ルノワールの青の使い方はいつも魅了されます)、なぜか和むシスレーの『アルジャントゥイユのエロイーズ大通り』ゴッホの『自画像』などなど

 

ホンモノよかったぁ

 

新美術館は今日で会期終了ですが、

9/13からは京都に巡回するそうですよ。

※一部画像お借りしました※

 

 


帰りがけにそごう八王子へ

 

新しく出たWe love hachiojiバッジの秋バージョンをゲットしてきました!

keep green

 

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特別展『写楽』~役者は揃った。~ @ 東京国立博物館 平成館 

2011年06月11日 | おでかけ*あーと

新美術館で始まったばかりの『ワシントンギャラリー展』展覧会HP→こちら 

どちらにするか迷い、やはり見ておきたいです!と同行のお友達に了解を得て・・・

上野に向かいました! Nさんありがとうございました!

 

   

 

 

 

-SHARAKU-

公式HP→ 特別展『写楽』~役者は揃った。~ 東京国立博物館 平成館

謎の浮世絵師と呼ばれている東洲斎写楽。

江戸三座の役者を個性豊かに描いた作品28図を1度に出版するという華やかなデビューを果たした。

これはそのうちの一枚。 

 

《市川蝦蔵の竹村定之進》大判錦絵 寛政6年5月

 

しかしその10ヶ月後、正月に忽然と姿を消した。

この展覧会ではその10ヶ月に残された作品が制作時期を4期に分けて展示されていました。

これほど短い間に写楽の画風は世間の風評からか、描かれた役者のダメ出しか(笑)、それとも版元の意向からなのかわかりませんが、どんどん変貌していき、

こういってはいけませんが、写楽のあの斬新さが消え失せた、ツマラナイ絵になっていったように感じました(ノД`)・゜・。

やはり、豪華な雲母摺り(きらずり)で役者の特徴がうまく表現されている(役者にとってはマイナスのところも表現されているのがイヤなのかもとも思いました)最初の28図が一番写楽らしくてスキですね~。

 

浮世絵は版画ですから何枚も出回っていました。

内外の美術館はもちろん、個人蔵もあります。

ですから歩き進むと、同じデザインの絵がありますし、

見比べできる箇所もありました。

保存状態や別摺りなどによって絵の具の色など変わっていました。

上の蝦蔵さんの絵でいうと、着物の緑の部分も別の絵には黄色っぽい色のもありました

 そしてできたてホヤホヤの当時のはハッキリと鮮やかだったそうですよ。


約140図、約170枚の写楽作品とともに同時代の歌川豊国、勝川春英など、他の浮世絵師の作品も並んでいましたから、

すべて観たあとは足が疲れたこと(´~`;)

 

興味はあったものの、震災後で会期が変更されたりして、行くのが遅れました。

会場はえらく混み合っていましたよ。

会期は明日までですよ~。

 

帰り、平成館を出てひだりを見ると建物の間に”東京スカイツリー”が見えました!!

 

歩き疲れたあとは甘味で♪

みはし』のクリーム白玉あんみつです(^_^)b

 

 

 


今日はこの曲を聴いています♪

Arrietty's Song / Cecile Corbel ( セシル・コルベル )

 

そうそう、来月公開のジブリ作品『コクリコ坂』は準備万端かしら!?

 

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マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン展 @ 三菱一号館美術館

2011年05月03日 | おでかけ*あーと

やっと行けました、三菱一号館。

(展示替え休館などで何度かフラレていました)

この建物を見たかったのです!

  

 

「いいわね~。丸の内にお勤めの方々はこんなステキな建物をたびたび見れて。」

「こんなステキなお庭で癒されながらお弁当いただけて。」

一号館とブリックスクエアの間のパティオ(?)では

OLサンが手作りお弁当を食べたり、おじさまが足を組んで本を読まれていたり。

絵になるお庭だこと!

 

話かわって、

『マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン展 華麗なる宮廷を描いた女性画家たち』も良かったのですよ~♪

公式サイトは→ こちら

Madame Vigee Le Brunさん(1755-1842)はマリー=アントワネットと同い歳ということもあって王妃の肖像画家としてまた、ヨーロッパ中にその名を馳せていった画家です。

フランス革命で宮廷が大変なことになった後はイタリアなどに移り住み、長生きをして作品も大変多く残されているそうです。

そのわりには回顧展は過去にアメリカで一度開かれただけだそうですよ。

彼女の他にライバルであるラビーユ=ギアールなど、女性画家の作品も多く展示されていましたよ。

 

エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン《自画像》(1791年)

イックワース、サフォーク州、ナショナル・トラスト ブリストル・コレクション蔵

この絵が一番好きです。可愛らしいヴィジェ・ルブランの表情、ドレスの質感。

きっと、自分の魅力の引き出し方が解って描いているのだろうなぁ。

彼女の描いている絵の中の絵にも注目!

 

《ポリニャック公爵夫人、ガブリエル・ヨランド・クロード・マルティヌ・ド・ポラストロン》(1782年)

ヴェルサイユ宮殿美術館蔵

麦わら帽子に野の花、白い軽そうなドレス(というかシュミーズかな)に黒をさっと羽織って。ふだん着っぽいですよね。

王妃の村里と呼ばれる「プチ・トリアノン」で仲良しのマリー=アントワネットと一緒に過ごすときの姿かしら。想像ですけど。

 

《フランス王妃、マリー=アントワネット》個人蔵

この絵はもともと綺麗なバラと一緒に全身を描いたものを胸上のサイズにしたものらしいです。

この絵の説明書きのところに小さく全身画がありましたが、ダンゼンそのほうがよかったです。

美しいというより、キュートな顔立ちですよね。

 

《クリュソル男爵夫人、アンヌ=マリー・ジョゼフィーヌ・ガブリエル・ベルナール》1785年

トゥールーズ、オーギュスタン美術館蔵

見返り美人?(笑)手に持っている楽譜はグルック作曲の『エコーとナルキッソス』という曲だそうですよ。

 

ショップに並んでいるものもよかったです。 よくできたフェイクフラワー買っておけばよかったと後悔・・(´~`;)

 

5/8(日)で終了です。

まだ間に合います。ラストの数日は混みそうですけれど。

 

さっきまでどうしようかって話してたのですけれど、

山の家に行ってきます!

 

 

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こんな曲を聴きながら・・・

Goo Goo Dolls - Better Days (Video)

 

 


山中千尋ライヴ @ Tokyo TUC

2010年12月28日 | おでかけ*あーと

またまたよかった!!千尋さんのライヴ。 このあいだ行ったビルボードライヴの記事はこちらhttp://blog.goo.ne.jp/fuwari-notari/e/df3305ef419f03195bf06f814a64fcd5

 

クリスマスの日、岩本町へGO

アンコールステージ(この日の3回目のステージ20:00~)だったのです。

あれだけのパワフルなプレイを1日に3回もなんてスゴイ体力!!

お隣に座られていたファンの方は1st&2nd showも聴かれていたのでどんなだったか聞いてみたら、

「もちろんよかったけど、アンコールステージで正解ですよ!」ってお話でした。リップサーヴィスかもしれないけど(笑)

足を踏み入れたのが初めてのTokyo TUCはJAZZの提供を目的としている場所。

Billboad Tokyoと比べるとグッと規模も小さく、ライヴハウスという感じです。

ホールでのjazzも経験しましたが、jazzはTUCくらいのキャパシティがアーティストからも近く、みんなで片寄せ合って盛り上がるところがいちばん好きだな~

気取らず、飾らずの千尋さん。曲もおしゃべりしながら決めて、いざ演奏に入るとグッと集中っていうところがまたスゴイ。

終わった後、お疲れにもかかわらずのひとりひとり時間をとってのサイン会。

主人とふたり、最後のほうまで待って彼女とおしゃべりできました。「CDもライヴのようにパワフルにすれば・・」って話すと「CDもパワフルモードで録音すると聴くほうが疲れちゃうから」って。

しっかりサインもゲット♪

 

すてきな山中千尋さんでした。

 

 


 

 

ライヴの前に最終日だったこちらにも伺いました。

『わが心の歌舞伎座展』 @ 日本橋高島屋

 

再現された花道の先で成田屋の三升の紋入りの『暫(しばらく)』の衣装を間近で見れました。

 

 

1/15~ロードショーの 同名のドキュメンタリー映画も観に行くつもり。

 

高島屋さんの中でいただける『五代目 野田岩』さんのうなぎ白焼き御膳の 山葵をピリッときかせたいいお出汁のうな茶漬けが絶品!

臭みなどまるでなくて、やわらかくて。

同じく高島屋さんの中のピンクと白の壁がカワイイ『FAUCHON Salon de The』さん でいただいた

 

”ムジェーヴ” フランス産の3種のチョコでできたトロ~リ濃厚なドーム


 

”モンブラン”


 

紅茶は渋くなった時のためのお白湯も最初からサーヴィス

 

 

ONE POCHI PLEASE!!

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ドガ展よかったですよ~♪ @ 横浜美術館

2010年10月21日 | おでかけ*あーと
初めて足を踏み入れました、横浜美術館! 1989.11開館。
重厚な造りは東京都庁などを手がけた世界の故丹下健三氏の設計だそうですね。
入ると、中は横に細長いけれども、吹き抜けがうまく取り入れられていて広々と感じました。
また、開館時間とほぼ同時に伺ったのがよかったのか、あまり人も混みごみしていなくて、
最大の目的の初来日の《エトワール》のところでもゆっくり、ゆったり、のんびり観ることができました。ラッキー
踊り子の画家といわれる、印象派のエドガー・ドガ。
『ドガの人柄については、感情の起伏が激しい、議論好き、気むずかしい皮肉屋、女嫌いなどとも伝えられますが、その一方で、マネやルノワールなど画家の友人も多く、ポール・ヴァレリーやステファン・マラルメなど、同時代の文学者や知識人とも幅広い交流を持っていました。音楽を愛し、自らソネット(14行詩)を書くなど、豊かな教養を持った魅力的な人物だったことがうかがえます。生涯独身で過ごしましたが、女性画家メアリー・カサットとは、互いに尊敬しあう友情をはぐくんだとも伝えられています。・・・ドガ展公式サイトより』
あまりにも有名な『エトワール』fromオルセー美術館
やはり本物はステキでした。遠くから見ても近くで見ても輝いて見えるの
チュチュと足のあいだの透け感がスゴイ!
斜め左下からライトが当たっている臨場感たっぷり。
この写真ではわからないけど、舞台袖に立っているパトロン(と思われる人)を描いていたりとか、ドガはパリオペラ座の裏の現実も素直に絵に表現していて、その頃の時代背景が伺えます。
パステルを使い始めたのは視力が衰えてきたから。
バレエや室内画になってきたのも、外の強い光を避けて。
パステル画は繊細だから海外に借用するなんて、なかなかない事なんですってね。
それにしてもミュージアムショップで見ましたが、パステルって高級品なのですね。
売られていましたが、12本セットで¥45000には驚きました
『バレエの授業』fromオルセー美術館
「線をたくさん引きなさい」と師匠から言われて頑張った、
一瞬を捉えるデッサン力がすばらしい絵を生み出しているのですね。
『田舎の競馬場で』fromボストン美術館
ドガはブルジョワジーの社交の場の競馬場のお馬の絵も沢山描いていました
『14歳の小さな踊り子』from E.Gビューレー・コレクション
彫刻が没後たくさんアトリエから見つかったそうです。
これは生前出品されて、服を着せたり、リボンをつけたり、本物の踊り子の毛髪を付けたりとあまりの斬新さに展示会で酷評されたそうです(;-.-) 
《綿花取引所の人々(ニューオーリンズ)》fromポー美術館
ニューオーリンズってジャズ発祥の地ですよね!?バンジョーを想像します。ディキシーランドジャズ綿花を摘むのに大勢の黒人労働者がかり出され、そこから生まれたのですよね。
アメリカらしい光景ですよね。
この他にもドガ自身が撮影の写真とか、アトリエに遺された品々など、132もの出品です
のたりのたり観て足が疲れましたが、
家に帰って、買ってきたこれらの絵はがきをみたらもう一度本物《エトワール》を見たくなってしまいました。
21年ぶりのドガの回顧展。特にオルセー美術館からたくさん来ているのはオルセーが閉館中だからですよね!?
こんなにたくさん一度に観れるのはもう無いかもしれないと思うと貴重ですよね。
大みそかまで開催中。

ご参考にドガ展公式サイト こちら

ゴンチャロフのチョコをお土産に。



☆そうそう、《ある理工科大学生の肖像》も地元村内美術館から出品されてました!観ましたよ~。

オルセー美術館展 @ 国立新美術館

2010年07月07日 | おでかけ*あーと

是非行こうと約束していたお友達と一緒に行ってきました、国立新美術館!




オルセー美術館展2010[ポスト印象派] 公式HPこちら


フランス ルーブル美術館のセーヌ河を挟んで斜向かいにある駅舎を改修してできたオルセー美術館がリニューアル工事中で、


その間に世界を巡回するようです。


最後の印象派とよばれるモネやドガなどや・・・

『睡蓮の池、緑のハーモニー@クロード・モネ』


『階段を上がる踊り子@エドガー・ドガ』


『モレの橋@アルフレッド・シスレー』




ポスト印象派(=印象派の圧倒的な影響を受けた画家たち)の名画が115点。

半分以上が日本初来日だそうですよ。

『台所のテーブル(篭の静物)@ポール・セザンヌ』


『タヒチの女たち@ポール・ゴーギャン』


『舵を取る男@テオ・ファン・レイセルベルヘ』




特にふわのたが個人的に心揺さぶられたのはこの2点。


『星降る夜@フィンセント・ファン・ゴッホ』


ゴッホは37年の短い生涯で2000点描き、売れたのは1点だけだったそうですね(;-.-)

この頃の絵で夜景が描かれているのを初めて見ました。
アルルのローヌ河畔の様子と北斗七星と老夫妻。 ロマンティックでステキです。



『オルフェウス@ギュスターヴ・モロー』1865年


妻を失った悲しみから唄うことをやめた吟遊詩人”オルフェウス”。
神に仕える女たちの怒りを買い、八つ裂きにされ川に流されるというギリシャ神話を主題にしているそう。
オルフェウスの竪琴と首を拾い上げた乙女を墓へ運ぶ場面。

悲哀に満ちていながら忽然としているところ。
八つ裂きにされているのに、安らかに描いているところにモローの内面性をみました。

これはこの美術館展の中で群を抜いて異色に感じて、私の身長ほどもある大きな板に描かれた作品。
長い時間、遠くからも、近くから細部も魅せられました。


サロンで絶賛され、国に買い上げられたそうですよ。


8/16まで開催です。もう一度観に行ってもいいかな。



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ボストン美術館展 @ 六本木ヒルズ森アーツギャラリー

2010年05月21日 | おでかけ*あーと

根津美術館に行ったあと、歩いてここも行こうと決めこんで・・・

『ボストン美術館展』(サイトhttp://www.asahi.com/boston/)
でもぽつぽつしてきたし~
と、美術館を出た所で眺めてたらバス停が!
六本木ヒルズ行きのコミュニティバスがあるではないかぁ~

¥100でイソイソ
雨のせいか思いのほかゆったり観れました
ヒルズ52階で堪能してきました名画のフルコース。
アメリカのボストン美術館(1876.7.4~)って世界最大の私立ミュージアムなんですって。公的資金を全く受けず、寄付、寄贈、入場料収入のみで賄っているなんて。
まずそこに感銘を受けちゃいました(美術館サイトhttp://www.mfa.org/)
時代や地域を超えた作家の作品がテーマごとに展示されていて
フムフム。なるほどって画家が描いた背景を意識しながら観れましたよ。
でも展示リストが用意されていなかったのが残念。
モネの絵は11点。 『ヴァランジュヴィルの崖の漁師小屋』(上の写真の右上の風景画です)の光の表現には一目惚れ。
色彩表現と光を意識した描写がステキなコローの絵は『バラ色のショールをはおる女』、『花輪を編む娘』、『鎌を持つ草刈り人』、『ピアツェッタ、ヴェネツィア』、『フォンテーヌブローの森』の5点かな。
心の栄養補給になりました
来週からは『オルセー美術館展 @ 国立新美術館』ですね!
(公式サイトhttp://orsay.exhn.jp/index.html )

『燕子花図屏風』と かきつばた @ 根津美術館

2010年05月20日 | おでかけ*あーと

日にちが経ってしまい、新鮮みがなくなりましたが、

急に時間ができて・・・
根津美術館に行ってきました。(5/7おでかけ)
5/12の朝日新聞夕刊に載っていましたね
この『国宝 燕子花図屏風』(by尾形光琳)が観たかったのです
根津美術館はお庭も素敵。
そして
かきつばたが見事に咲いていたんです。
新緑にお花の青が映えて。
屏風のかきつばたを観た後だったのでこの景色を見たとき感動すら覚えました
ポツポツと降った雨の後だったのでさらにいい感じです
表参道駅からほどない所で心の栄養補給 (ё_ё)

冷泉家 王朝の和歌守展 @ 東京都美術館

2009年12月27日 | おでかけ*あーと

先週末で終了してしまいましたが、『冷泉家(れいぜいけ)王朝の和歌守展』を観てきました。



一番の目的は古筆(平安・鎌倉時代の名筆)と料紙(色々な装飾が施された紙です)のホンモノを観るため

冷泉家は教科書にも出てくる勅撰撰者(天皇や院の命で編まれる撰者)の藤原俊成、定家、為家を祖にもつ

京都で国宝や重要文化財が山ほどある書物を800年にわたり守ってきた家です


いにしえの人々の自筆の書をみて王朝文化に思いを馳せました

あの時代に作られた美しい金銀散らし、唐紙、継紙、具引、飛雲などの料紙


ここのところ、とみに”平安かな”の美しさに魅せられているふわのたは、
(あ~、日本人に生まれてよかったなぁ)って帰り道々何度も思い返しましたよ



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皇室の名宝 2期 @ 東京国立博物館

2009年12月01日 | おでかけ*あーと

師走になりましたね。今年もあと1ヶ月。
「お正月明けにグッタリになってしまわないように、少しずつおそうじと片付けを進めないと!」っていろんな誘惑をいましめてますが、どうなることやら(^_^;)

さて、おとといで終わってしまいましたが、

『皇室の名宝 2期』を観てきました。 1期のレポはこちら


会場は平成館です


ラス前しかも土曜日。えらい混雑ぶりで入場制限されていましたので(それでも『ダヴィンチの受胎告知』の時ほどではなかったです)

春と秋の各一ヶ月間だけ庭園開放されている本館裏のこちらをまず散策。

もみじやとうかえでやいちょうが色づいていてきれいでした。桜の木もたくさんあったので春もきっとステキでしょうね。


この本館の建物の裏側が見れるのも庭園開放時のみですよね。この本館が建っている所が寛永寺本坊にあたり、この庭も寛永寺の庭であったと考えられているそうですよ。


点在している茶室などの建物ものちに移築されたもので当時の面影を残しているのは一部分だそうですよ
5つの建物には炉がきってあり、申し込めばお茶会などにも利用できるそうです。

この建物は九条館。もと赤坂の九条邸にあった建築で当主の居室だったそうです。
奥の床張付けの山水図は狩野派の筆によるものだそうです。欄間はカリンの一枚板に藤花菱が透かし彫り。


多種多様の植物が植えられていましたよ



そして平成館の行列もさっきよりは少なくなり・・・

でも中は相当ごった返していました(>_<) やはり展示は平日に観るべきだわ~(〃´o`)=3 フゥ

といいながらも2周回ってお気に入りのはがんばってじ~っと観れましたよ

内容は正倉院の宝物と書・絵巻の名品と皇室所蔵の刀剣がずらり。


阮咸(げんかん:螺鈿と紫檀で作られた楽器。)・花せん(カシミヤ系のヤギの毛の敷物)・縟(じょく:きょうけち染めの
テーブルクロス)


扇面散屏風(俵屋宗達) ・ 源氏物語図屏風(狩野探幽) ・ 春日権現験記絵 巻5(高階隆兼)



雲紙本和漢朗詠集(伝藤原行成筆) ・ 安宅切本和漢朗詠集(伝源俊頼筆) ・ 玉泉帖(小野道風筆)



この藤原行成さんがお書きになったといわれる『粘葉本和漢朗詠集』のめちゃくちゃステキな”かな”にウットリ (* ́ _ ̀*)



藤原行成さんは小野道風さんと藤原佐理とならんで三跡のおひとり。王羲之の生まれ変わりといわれていたという小野道風さんの力強い漢字に対して(右下の書です)、やわらかくて墨つぎや連綿の美しさに心奪われました(✿◡‿◡ฺ)

そして唐紙の粘葉装(2つ折りした料紙の折り目近くの背の部分を糊で貼り合わせた装丁のこと)の本の形体になっていて。

平安時代の人がこの本を手に声に出して和歌を詠っていたのね~(^_^)

タイムスリップできたら藤原行成さんに会って、

どうやって書いているのか見てみたいです。゜+.(・∀・)゜+.゜

それから17条の憲法の基本になった日本最古の肉筆の遺品
聖徳太子直筆の法華経の解説書『法華義疏(ほっけぎしょ)』も興味深かったです

あらら、振り返ればとっても長くなっちゃいました^^;
1期と比べると地味な感じでしたが、堪能いたしました


この辺にしておきます



展覧会HPはこちら



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