ふせちゃんのブログ

布施隆宏 公式ブログ。 鉄道写真 風景写真 ジオラマ制作など 趣味の世界を紹介します。

樺太(カラフト)鉄道の存在

2021-07-14 19:01:10 | ローカル鉄道写真
 戦前の鉄道地図 です。 北海道開拓の歴史 を 鉄道の観点から見てみたいと思い、いろいろと検索してみました。
< 公的なサイトから 地図の一部をコピーさせていただきました >

 北海道の北、樺太にも 鉄道路線網があった事が解ります。 日本国有鉄道 樺太東線、西線 などから成っています。




 稚内港から210km離れた大泊港まで、8時間かけて定期船が結んでいた事が、当時の鉄道時刻表に掲載されています。
 地図中の赤い線は旅客の航路を示していますが、そのほか多数の漁港が存在しています。 炭鉱もありました。

 近年発行されている日本地図では その存在が抹消されている樺太ですが、70年ほど前まで、これほど発展した場所が日本にあったとは 実に感慨深いです。




 樺太は アイヌ民族 の居住地でした。
 江戸時代、間宮林蔵 が 樺太と大陸が陸続きでないことを確認し、西洋の地図に 間宮海峡 と記載されました。
 当時のロシアは冬になると 自国の全ての港が凍ってしまうため、凍らない港が欲しくて 朝鮮半島や樺太の強奪をくわだてました。
 2WW(第二次世界大戦)後の サンフランシスコ平和条約 により、南樺太はどこの国でもない「帰属未定の地」という扱いなのですが、ロシアが実効支配して現在に至っています。。。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バッテリー機関車 | トップ | 可動式ソーラーパネル »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ローカル鉄道写真」カテゴリの最新記事