訪れるたび新たな感動をもらえる
軽井沢町 の
矢ヶ崎山 。 久し振りに一眼レフカメラを持っての 山歩きです。
登り始めは 早朝 5時半。 まだちょっと 危険な時間帯です。 野生動物の 朝ごはんの時間ですから ・・・。
矢ヶ崎山は
軽井沢駅 の南側。
軽井沢プリンスホテルスキー場 の裏山です。
登山口は群馬県との県ざかい、
碓氷峠 です。 コースの大半は 林の中なので、陽射しや風の影響は少ないです。
プリンスホテルは
トレッキングコース として スキー場からのコースを整備していますが、夏は陽ざしがきびしいのでは (?)。
登山路に沿って数基の鉄塔があり、道しるべになっていたのですが、撤去作業が進んでいました。
30分ほど歩き、見通しの良い場所に出ました。
浅間山 がくっきり見えています。
イノシシの足跡っぽいです。 道からそれた湿地にも、たくさんの足跡がありました。 イノシシがキバで土を掘り返した様な跡もあります。
さらに進んだ所に、小動物の細長いウンチを見つけました。
山頂直下の急登はいつもキツイですが、ひと登りすれば やさしい陽ざしに包まれます。 この日はまだ、
ヤマツツジ が残っていてくれました。
標高 1184m。 登山口から 1時間足らずで山頂に到着です。 山頂からは 軽井沢の街が一望です。
そして、どこかの看板屋さんが作ってくれたのでしょう。 洒落た標識が建っていました。
浅間山の手前に こんもりと見えるのが
離山 。 標高 1256m。
どうやら、軽井沢の街中から浅間山を見ようとすると、離山が邪魔するようです。
おにぎりを食べて一休みしていると、崖下から
ガサガサ と音が聞こえました。 腰にぶら下げた
熊よけの鈴 を鳴らしながら覗いてみると、イタチ君と目が合いました。
草むらにいたので写真は撮れませんでした。 彼はさほど驚いた風もなく 去って行きました。 もしかしたら、さっき見た 真新しいウンチは、この子の落とし物だったのかも知れません。
山頂から東南東を望みます。 木の葉がオレンジ色をしていますが、紅葉ではありません。 芽吹きの新芽がオレンジ色に見えるのです。
中央奥に
妙義山 。 その左が
五輪岩 。 右手前に
稲村山 です。
矢ヶ崎山の山頂は険しい岩山です。 周囲を低い樹木がおおっているので実感はありませんが、足を滑らせると 100m以上
滑落 しますので、あまり身を乗り出さないで下さい。
望遠レンズで覗くと、
上信越自動車 が見えています。 右に
軽井沢インター 方面。 左に
横川サービスエリア 方面です。 アーチ橋の下は
碓氷川 と
国道 18号線 です。
南側には、
高岩 が見えます。 その左奥に
大黒岩 。
高岩は、軽井沢インターを降りると真正面にそびえている岩山です。 見る方向によって ずいぶん形が変わって見える山です。
スマホでも写してみました。 太陽の位置が低かったので
光亡 が写りました。 日中は風景に陰影が付かず、のっぺりした写真になってしまいそうです。
この日出会った動物は、南牧村で
シカ の群れ。 碓氷峠で
リス と
サル。 そして、矢ヶ崎山で
イタチ でした。。。