だ・こーじの「いま、思い、考えること」

「目に見え心に思ふこと」をホンネのごとくフィクションとして綴ります。

5月21日(月)日本K謡学会から明けて金環日食

2012年05月21日 | 日記
この週末は日本K謡学会が都内神保町の女子大で行われたので参加。
関西の方々が比較的多いのだが、こじんまり(会員数約170名)としながらも有意義な学会であり、ワタシじしんの専門にももっとも近い。

古く創立準備委員には浅野建二・臼田甚五郎・大久間喜一郎・尾畑喜一郎・倉林正次・志田延義・新間進一といった面々が名を連ね、
第1回の案内文のうち、たまたま宛先不明で戻ってきたのが小西甚一だったとK学院のS先生が実物をお持ちになって見せてくださった。
消印は昭和38歳10月19日。ワタシもまだ生まれてはいないが、よってこの学会も間もなく50周年を迎えるのである。

初日は役員会と中国少数民族と古代文学の研究で著名なO氏と、この日志田延義賞の受賞となった関西のN氏の講演。さらに役員選挙と懇親会であった。
終わってから、大学1年のときから同じクラスで、同じ上野理門下生、さらに、今回の会場校が勤務校であるE氏とサシ飲み。
二人で飲むのはいつ以来だろうか。いろいろとそれぞれが感じていることを遠慮なく話しができ、これもまた有意義であった。
途中から一名加わったが、ワタシにしてはけっこう飲んでしまった・・・。

明けて二日目は研究発表。
この日の発表はいずれも平安期の歌謡に関するものであったため、1本目には司会を担当し、2本目には質問をした。
昼は弁当の配給を受けながら、新役員会が開催。再び常任理事なる役目となった。

午後の発表ではD大学のI先生がわれわれが出版した本を紹介までしてくださり、ありがたかった。まぁI先生のご論がなければこの本もできなかったかもしれない。
終了後、軽く打ち上げをし、早めに帰宅。

五月の土日、この業界は忙しい。
次の土日は、いわゆる都内であるが、また別の学会である。

明けて月曜日。朝からたいちゃんとイクラとともに、金環日食に盛り上がる(写真は同僚のK教授がくださったもの)
ちにみに、6月6日には「金星の太陽面通過」が起きるらしく、当面は天体ショーが楽しめそうである。

それにしても、疲れがたまってますなぁ・・・と思いつつ、アサイチ指導法を行う。
卒業生で現職の教員Wさんが顔を出してくれて、元気をもらった。
また、Tさんも顔を出してくれたのだが、ちょうど面談中だったので、ゆっくりと話せず申し訳ないことをした。

その後、学生の推薦書を書いたり、事務処理をしたりする。
明日は実習中のKさんの陣中見舞いならぬ研究授業に行く。
やや遠いが、一時間目。これもつとめである。


5月18日(金)週末金曜日・・・

2012年05月18日 | 日記
温度差が激しい昨日、今日。
2年生の担任であるワタシとしては、そろそろ社会にでるための心構えを社会の現状と合わせて伝えなければならない、
そんな担任クラスの時間「キャリアセミナー」を任されている。
昨日はT紙・S紙・Y紙の一面トップがそれぞれ異なることを具体例としながら、
衆議院の社会保障と税の一体改革特別委員会の質疑について解説をした。
特に年金についてはこれから彼・彼女たちに直接ふりかかってくる大きな問題である。
今月末には元官僚をゲストに迎え、講演をお願いする予定になっている。

明けて金曜日、アジトにたどりつく直前に雷雨に見舞われ、我ながら雨への強運(凶運?)にあきれるばかりである。

古典文学演習は枕草子。
四年生が丁寧な資料を作ってくれたので問題も明確になったが、三年生にはちと難しかったかな?

その後、事務上の処理をあれこれとすませ、レポートの採点にあたる。
明日、明後日は日本K謡学会である。司会は、避けられないだろうなぁ。

5月16日(水)五月も折り返し

2012年05月16日 | 日記
昨日、雨の火曜日は、都内某私立高校の視察。
古典の授業を見学するとともに、食堂でランチを食す。
現場での古文の授業もこうしてたまには目に入れつつ、現場の先生の声を聞き、
教員になりたい学生へ役立てていけるようにしたい。

帰りに日本で二番目にうまいタイ焼き(一番目は今後登場するかもしれないので暫定的にあけてある)を食べようと立ち寄るも、
残念ながら休業。
あまり誰にも言ってはいないが、わたしの携帯の待ち受けはこのタイ焼きなのである。

さて、明けて晴天の水曜日、11時からは『うつほ物語』をゆっくり読み続ける時間。
さらに、古今集を二人の3年生に発表してもらう。

それぞれ限られた時間でよく努力はしているのだろうが、まだ、もうひとふんばりのSくん、
体調が悪いながらポイントはよくつかめていたSさん。
次回を期待したい。
失敗を恐れず、精一杯調べて、考察する。それしか、ない。


5月14日(月)母の日から一夜明けて

2012年05月14日 | 日記
一昨日の土曜日が誕生日、昨日の日曜日が母の日となると、家族はみんな、何かイベントをしなければ、という思いがよぎっているのだが、
今年はシンプルながらも心温まる贈り物であった。

品物自体はたいちゃんへの母の日の感謝分とワタシの誕生日ブレゼント分が合作となり、ペアのワイングラス。

その誕生日プレゼントを包んだ袋には高校2年のイクラが英語で、
47th anniversary May12th.Saturdayと表書きをし、なぜかSaturdayがイチバン大きく書かれていた。
それだけかと思ったら、裏側には I Love You と書かれていた。

なんだか、高校2年の息子がこんなに「直球」で愛情を示してくれたことに、ただただ感謝、感激であった。
長男の「素数」発言といい、次男といい、決して枠にはまるような子ではないが、このまま、これでいい、と思った親バカなのであった。

そんな日曜日は朝からカーネーションを持って母の墓参へ。
大学1年の夏からもう27年の月日が流れたが、墓参りをすると、なんだか心が落ち着くものだ。
午後はボーイスカウトという充実した日となった。

明けて月曜日はアサイチから指導法、源氏物語、指導法と三連発の日。
一週間の半分がここで消耗されるのだが、言葉は力、なんだか今日は気合いが入った一日だった。

また、アメリカのいとこともメイルでやりとり。
なんと、建築学者であった私たちの祖父とあの江戸川乱歩に交友関係があったことが判明した。
なんでも、祖父は推理小説を書く趣味があったらしく、とある作家に書き続けることを薦められるほどの腕前だったようだ。
なんとも歴史上の人物と祖父が近しいとは驚きであった。
祖父の手記などがどこかにありそうなので、探してみなければと思った次第。






5月12日(土)「47、素数だね」

2012年05月12日 | 日記
ひとつ歳を重ねました。
今年から理系に進んだ長男が、朝、「誕生日おめでとう!」と言ってくれたコトバに続いて言った一言が、これ。
「47、素数だね」
いや、さすが理系です。なんだか、感動です。

午後は茗荷谷のO大学でW文学会。
発表はというと、
一人目は編纂者を探るというのは、女房が前提でいいのか、というそもそも論が気になり、
二人目も和歌の分析の仕方はもう少し丁寧でもいいのになぁというのが気になり、
三人目も俊成から定家への継承が何なのかが気になり、
いずれも平安後期以降の和歌で興味深かったのですが、問題も残るかなぁと。

それ以上にその後の委員会は、もう少し根回しが必要だろうに、
忙しい、ムリだといっていたら、何もできなくなるだろうに、などと感じながら過ごしていました。

K師匠と一献と思っていたのですが、途中でメイルが入り、急ぎ帰宅。
大事にいたらず、一安心。

「あと3歩で50」などといってくれた学生もいました。
院生のTさんとも話ができて、今後の展開を確認しました。

さて、明日はもっといい日にしたいものです。
お祝いメッセージをくださった方々、ありがとうございました。