だ・こーじの「いま、思い、考えること」

「目に見え心に思ふこと」をホンネのごとくフィクションとして綴ります。

5月9日(水)三分咲きの桜・・・

2012年05月09日 | 日記
昨日火曜日はいわゆる研究日。
出勤せず、研究にあてられる日なのだが、ここしかない!ということで、
N准教授とともに一路函館へ。

始発、7時30分のJALで機上の人へ。
ところが、ものの10分もたたないうちに、函館に到着した感じになった。
なぜなら、離陸直後に爆睡。着陸とともに目覚めたのだ。

こんなに早く着くのかぁぁぁ!!!と、アホなことを考えながら、空港にて函館に近いO小学校校長S先生の出迎えを受ける。

早速レンタカーを一台借りて、O小学校へ。
全校児童70余名、複式学級のある小学校。
そういう点では昨年度に行ったN小学校に似た構成である。

建物は一回の平屋建て。
E型に建物が建っており、明治期に創立した伝統のある学校である。
郷土資料室なる部屋には「青い眼をした人形」が日米の友好の証として贈られ、飾られてあった。
歌では聴いたことがあったが、ホンモノを見たのは初めて。
一体一体に名前と証明書が付いたものだというハナシに感嘆する。

こどもたちは純朴、素朴。授業を見学したのだが、元気な挨拶、中には握手やハイタッチをしてくる子までいた。
建物も、まるで昭和初期か大正期のような外観。山田洋二監督がどこかでカメラを回していてもおかしくない、そんな雰囲気だ。
今年のプロジェクトの舞台は整ってきた。

その後、昼食を御馳走になり、次には宿舎の予定地へ。
ここもきれいな場所であり、過ごしやすそうであった。

数か所見学をしたのち、改めて作戦会議。
マスコミからの取材依頼がすでに入っているというし、
教育委員会も協力体制は整ってきている。
あとは、ソフトとしてのプログラムとなる。

町の中は「さくら祭り」の準備がされていたが、まだまだ桜は三分咲き程度。
気温も低く、日本列島の縦長を体感した。

最終便で帰京し、土産話しをたいちゃんとする。

明けて水曜日はプレゼミから。
正規の時間ではなく、有志のゼミ生を対象に『うつほ物語』を読み始めて二回目。
また『古今集』の発表は今日から3年生が担当。
緊張しながらの発表に、4年生が容赦なく質問を浴びせ、ピンとした雰囲気が生まれてきた。
4年生の成長も感じられる瞬間でもあった。

17時。昨日の下見の情報をもぎたてとして、学生ガイダンス。
多くの参加希望者がやってきた。
夏が早くも始動した、そんな感じである。