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徒然なる ぶろぐ

流石訴訟大国!!!

2014-07-20 23:31:48 | Weblog



あなたはタバコを吸いますか?
私は以前吸っていました。
辞めた理由は、吸える場所がだいぶ減ったというのと世間的なところかな?

今回、アメリカのフロリダ州でとんでもな判決が言い渡されました。
当然、とんでも過ぎるので被告は上訴を予定しています。

訴訟の内容はというと、
同州のベンサコラ市のシンシア・ロビンソンさんが自分の夫が1996年に36歳のときに肺がんで死亡したのは、RJレイノルズが健康へ与える影響を隠していたと言うもの。
訴訟は2008年に起こされているのだが、なぜこれがとんでもなのか?と疑問に思う人もいるかもしれない。

それは、
ロビンソンさんの夫は、13歳の時からタバコを吸っており多い時で一日3箱も吸っていた。
それが20年以上も続き、上記の通り肺がんで亡くなった。
それを、RJレイノルズが健康への影響を隠していたのが悪い!
という意味不明な訴えをおこし、陪審団はRJレイノルズに対し懲罰的賠償金236億ドル(2兆4千億円)の支払いを命じたのだ。
さらに、損害賠償金1700万ドル(17億2千2百万円)の支払いも命じた。

まったくもってメチャクチャである。
日本では懲罰的な賠償金は存在していないので余計理解しづらいところもあるかもしれない。
有名になった事案でいけば、マクドナルドのコーヒーが熱かったせいということで3億円の支払いを命じたものがあります。
結局はコレもこの金額ではなく減額はされています。

しかし、アメリカではこのような懲罰的損害賠償が存在しているため何かを起こした場合それだけで会社が簡単に潰れてしまうほどの請求額が出てくることがあります。
そういうことを次に起こさせないようにさせるための懲罰的なものであるが、いささか行き過ぎなものが毎回のように見受けられる。

さて、今回の件でも普通に考えれば自己責任であるのは言うまでもない。
日本で、こんなもの裁判に掛けたところで受理すらしてもらえないだろう。
いくら懲罰的といっても限度を超えすぎなのは明らかなのに、これが通るというアメリカの裁判は恐ろしすぎる。

こんな判決が出たのも、近年の嫌煙の流れも追い風になっているのではないかと思われるがそれでも酷い。
RJレイノルズが、タバコは身体に良いですよなんて言って売っていれば、このような裁判はありかもしれませんが、自分自身から吸っておいて死んだのに、それはRJレイノルズが悪いと訴える妻。
どう考えてもマジキチです。


2.4兆円賠償認める=たばこ会社提訴の女性に