THE BOOKハンター!

~〈本の虫〉の痛快読書日誌~

「『かわいい』論」(四方田犬彦/ちくま新書)

2006年03月28日 | Weblog
近頃の若者は女性を中心に、何でも「かわいい!」と言います。最近では、老人などのほか、気持ちが悪いものに対しても「きもかわ」などと言うそうです。

 そんな中で見つけたのが、この本。なかなか面白かったです。

 日本製のキャラクター商品が世界中を席巻していますが、その市場規模は2兆円ともいわれるとか! 消費社会の文化商品として大きな意味を担うようになりました。
 本書は、「かわいい」を21世紀の美学として位置づけ、その構造を通時的・共時的に分析しています。


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