世界中で愛されている「ピーターラビットの絵本」。本書は、その物語世界に分け入り、作者のビクトリアス・ポターの生涯を辿り、絵本そのままの村々を周遊して、多数の図版とともに、この愛すべき絵本の魅力と背景を描き尽くしています。
作者の吉田新一氏は、日本におけるビクトリアス・ポター研究の第一人者。この本では、何度もポターの故郷に足を運んで、たくさんの関係者を取材した吉田氏ならではのとっておきのエピソードが随所に紹介されていて、興味を注ぎました。
ポターは創作活動の傍ら、野生動物に触れ合いながら田園生活を続けました。彼女が作り出すピーターラビットの作品には、地元の自然や町並みなども随所に描かれており、地元の人たちを楽しませていたといいます。
子どもの頃に湖水地方で休暇を過ごしていたポターは1905年から定住し、30年に『ピーターラビットのおはなし』シリーズから得た収入で広大な農地を購入。彼女は自分の土地が永遠に未開発のまま残るように、ナショナル・トラストに譲渡しました。だから、「ピーターラビットの絵本」に出てくる村や街の風景の多くが今もそのままの形で残っているのです。
この本を通して、ポターとその絵本の世界にどっぷり浸かることができました!
作者の吉田新一氏は、日本におけるビクトリアス・ポター研究の第一人者。この本では、何度もポターの故郷に足を運んで、たくさんの関係者を取材した吉田氏ならではのとっておきのエピソードが随所に紹介されていて、興味を注ぎました。
ポターは創作活動の傍ら、野生動物に触れ合いながら田園生活を続けました。彼女が作り出すピーターラビットの作品には、地元の自然や町並みなども随所に描かれており、地元の人たちを楽しませていたといいます。
子どもの頃に湖水地方で休暇を過ごしていたポターは1905年から定住し、30年に『ピーターラビットのおはなし』シリーズから得た収入で広大な農地を購入。彼女は自分の土地が永遠に未開発のまま残るように、ナショナル・トラストに譲渡しました。だから、「ピーターラビットの絵本」に出てくる村や街の風景の多くが今もそのままの形で残っているのです。
この本を通して、ポターとその絵本の世界にどっぷり浸かることができました!