Yutaka's Room ☆ Sparkling!

☆街や地域のこと、洋服のこと、制服やランドセルのこと、少し自分のこと☆石川県白山市株式会社フクズミ代表取締役社長 福住裕

言葉の真意

2011-10-20 07:04:54 | 2ndS 社会・経済の話題

食事中の会話は楽しいものだけど、

つい話に夢中になってしまい、食べることがおろそかになってしまう次男と三男。

「お前ら、何をしゃべっとるんや」

私がそう言うと、

「あの、何の話かっていうと…」

と会話の内容を説明しはじめた三男。

 

いやいや、そうじゃなくて、

何を会話しているのか知りたかったわけではなくて、

しゃべってる場合かよ、話ばっかりしてないでちゃんと食べろよ、って意味でしょ、

お前ら、日本語もっと勉強せーよ。

 

そういうと、なるほどーっ、と妙に感心している次男。

 

言葉というのは文字面には直接表現されない真意があるものです。

 

友人の中に逃げなかったバカがいる。

そう発言した人の真意は、

逃げなかったことを愚かな行為だと言いたかったのでないだろう、と私は思います。

ましてや逃げなかった人たちが悪いのだ、という意味ではないだろうと。

たぶん、それが友人のことだから、

親しみと惜別の情を込めて、バカ、と表現してしまったのだと。

 

日本人なら、それくらいの言葉の真意をわかってあげてもいいと思うのだけど。

大臣だから言葉に気をつけないといけない、それは当然とは思いますが。

 

バカという言葉は、確かに聞きようによっては不快と感じるものだけど、

この人の真意は被災者をバカにしているわけではないですよって、

言葉をお仕事の道具にされているマスコミさんの1社でもいいから、

言ってあげてもいいと思うのだけど。

(そんな解説そのものが野暮な気もしますが)

 

あげ足をとられるような言葉の使い方がまずいのか、

言葉狩りのような解釈ばかり先立つのが今の日本人なのか、

日本の国語観、道徳観はそんなレベルでいいのだろうかと思います。

言葉の在り様、どんな言葉を交わしあい、どんな気持ちを交し合うかは、

その国の未来の在り様に、とても大きな影響があるように思えるのですが。