Yutaka's Room ☆ Sparkling!

☆街や地域のこと、洋服のこと、制服やランドセルのこと、少し自分のこと☆石川県白山市株式会社フクズミ代表取締役社長 福住裕

ガンバレ、タテマチ。

2009-04-21 06:03:31 | 街のこと

日曜日、金沢市街に行く用事があったので、

ついでに街ブラしてきた。

朝、10時前なのでそれほど多くの店は開いてなかったが、

人の往来もまだ少ない分、じっくり覗くこともできる時間だ。

 

片町から物販業が減り、飲食店や居酒屋が多くなって久しいが、

竪町に行って驚いた。

 

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空き店舗がいっぱい。数が尋常でない。

そして閉店セールがいっぱい。まだまだ増えるの?

 

竪町は経済産業省の市街地再生パイロット事業により

主に空き店舗へのテナントの誘致などを効果的にすすめる株式会社を設立して

本腰でこの問題に取り組む体制をとっている。

 

私は白山市松任に生まれ育ったけれど、

やっぱり片町、竪町、香林坊を含む金沢の市街地は石川の県都。

どんどん繁栄してほしいものだといつも願っている。

特にタテマチはサービス・飲食偏重の街が多くなった中で、

比較的街のコンセプトも戦略も明確で、店舗構成もしっかりしていたはず。

 

だいじょうぶか、タテマチ。

がんばれ、タテマチ。


どんなお店で買いたいですか

2009-04-19 05:58:00 | 街のこと

ある人が自転車の修理についてこんなことがあった、

というのがこのお話しのはじまりです。

 

子供の自転車がパンクしてしまいました。

当然、修理が必要です。自分ではやったこともなく、できません。

自転車屋さんに持っていってお願いすればいいのですが、

これ、うちの自転車じゃないね、買ったところにいけばいいんじゃないの、

と断られたそうです。

上の子のとき、その店で買った自転車が故障したときは、

笑顔で修理を引き受けてくれて、

ほかに傷んだところはないかチェックまでしてくれたのに。

 

あえて買ったお店でないところに持って行ったわけでなく、

使わなくなった自転車を知り合いからもらったものだったためで、

どこで買ったものかわからなったけど、

あの自転車屋さんならなんとかしてくれると思ったから、相談したのに。

  

もう、その自転車屋さんには行きたくありません。

悩んだあげく、ふと思いついて、

ショッピングセンターの自転車売場で相談しました。

すぐには直せませんが、3日ほどお預かりして修理できますよ。

へえ、ここでも直せるんだ。

うれしくなって、ふたつ返事でお願いしました。

 

3日後、修理が終わったと電話がかかってきました。

自転車を取りに行きました。

子供は喜んで乗っています。

ああ、街の店はダメになるはずだなあ。

ショッピングセンターは気楽だし、

今度から新しいものを買うときもそうしよう。

 

ガチャン。

子供が自転車に乗っていて止まりきれずぶつかってしまいました。

自転車のブレーキが甘くなっていて、

子供のチカラではかかりにくくなっていたようです。

 

ショッピングセンターの自転車売場では、

依頼したパンクを直すことができました。

でも、頼んでないことまでしてくれなくてあたりまえです。

自転車屋のおじさんのことが頭に浮かびました。

ああ、街の自転車屋さんなら、ブレーキもチェックしてくれてただろうな。

 

いま、どこの業種業態も、

コストや手間という現実と戦いながら、

お客様のためにできることにしのぎを削っています。

 

近いうちに、ショッピングセンターの自転車売場にパンク修理を頼むと

ほかもちゃんと点検してくれるようになるのではないでしょうか。

もう既にしてくれるているところもあるかもしれません。

  

自転車屋のおじさんは、お客様の相談を感情的にならずに

笑顔で受け止めることができるようになるでしょうか。

それとも、頑ななままなのでしょうか。

 

いまのお客様はどんな視点でお店を見て、そして選んでいるのでしょうか。

一度じっくり考えてみなくてはいけない大事なことだと思います。


チューリップの季節

2009-04-10 09:54:00 | 街のこと

今年は春先から、とても暖かいですね。

冬場、三男の保育所への送迎は、もっぱら車ですが、

子供本人が、今日は歩いていこう!、今日は自転車で行こう!と言うので、

この頃はそうしています。

 

朝のひととき、子供といっしよに歩く時間も好きですが、

帰り道、ひとりで街や自然を眺めながら歩くのもとても楽しいです。

 

保育所の前に、

秋のうちに子供たちが球根を植えたチューリップの鉢が並んでいます。

 

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そろそろ花を開いている鉢が目立ってきました。

三男の鉢はまだつぼみ。

毎日、つぼみが大きくなってきた、あともう少し、もう少しと言っています。


第五回 商人×笑人倶楽部

2009-03-23 07:05:00 | 街のこと

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写真は毎回似たような感じになってますね。

不思議とこういうとき、いつも同じ場所に座ろうとする傾向があるようです。

例えば、アイデアに詰まったら、環境を変えてみるのもいいかも。

会議の席をシャッフルするとか、会場を変更するとか。

自分ひとりの場合でも、いつものデスク以外の場所゛仕事してみるとかも良いかも。

余談ですが。

 

3月12日、第5回商人×笑人倶楽部が開催されました。

区切りの最終回として総括です。

 

これまでの経過、議論を通して、じゃあこれからどうする?ってことです。

テーマは、自分のためになる共同作業、ということです。

 

各自からさまざまなアイデアがでました。

清掃やあいさつなど、大前提となる心構え、人格形成に関すること、

個人のレベルをまずあげる必要がある、といった意見。

個店のメッセージを共同してお客さまに伝えることや、

飲食、食料関連のお店が協力してできることはないか、

店内や出張によるプチイベントの開催について、

インターネットやHP、メール配信などを今一度本格的に取り組むなど…

 

やりたいこと、やれること、やらなくてはならないことがいろいろです。

アイデアはたくさんありますので、アクションプランに具体化しなくてはなりません。

具体化とは、手順とスケジュールを決め、組織やしくみを用意することです。

 

会議に出席していたほとんどの気持ちは前向きで、

自分なりにいくつか取り組んでみたいと思うことが見つかった様子でした。

 

効果を高めるために、共同、協力が必要です。

一方で、テーマ毎に20人も30人も集まって話し合いしていても

おそらく物事は進まないのではないかと思います。

 

これまで商人×笑人倶楽部は参加者の負担にならない

気軽に参加できるスタイルを心掛けてきました。

より多くのみんなが本心に気づき、ヒントをみつけて、

行動のステップに一歩進むことができたら、という思いでした。

 

会議の中で私が話したことですが、

矛盾するかもしれませんが、と前置きしたうえで、

誰かがいいアイデアを出して、自分のためになりそうだったら乗る、

というスタンスから脱してほしい、ということです。

このテーマに取り組んでみたいと思ったら、そのテーマについてだけでいいから、

ここはひとつ自分が核の一部となって集中してがんばってみよう、

という気持ちを持って欲しいと思います。

  

ポイントはおそらくここです。

そんなに大儀なことでもありません。気の持ちようです。

鉄の熱いうちに、スタートを切りたいですね。

これまでの商店街組織とは異なる行動派ユニットが動き出しそうです。

楽しんでやりましょう。

 

最後に意義のある機会を提供いただき、開催に協力いただきました

石川県商店街振興組合連合会の岡田さん、

白山商工会議所の川北さん、油谷さん、

コーディネーターの多田さん、

ゲスト講師の谷内さん、村中さん、

大勢の参加者のみなさん、

おつかれさまでした、ありがとうごさいました。


なかまち雛めぐり2009 その3

2009-03-21 03:09:00 | 街のこと

お宝雛人形、雛だるま、幼児の作品など、

いろんな雛の展示に加えてこんな催しも行われました。

 

Img_0079 木工作家 武田正弘氏による木のぬくもりの雛人形展です。

 

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期間中の特定日には、会場内で木工の実演も。

 

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まさにぬくもりあふれる作品を来場のお客さまに楽しんでいただきました。

(写真 A.M)

 

そんなこんなのいろんな企画をスタンプラリーで結び、

街をぐるっと一周楽しんでいただきました。

ふだんなかなか入ることのないお店でも、

今回の企画をきっかけに店主と会話が生まれるなど、

お店にとってもお客さまと触れ合える大切な機会とすることができました。

 

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ちなみにスタンプラリーにご参加いただいた方には抽選で、

なかまち商品券または白山市の物産詰め合わせ(今回は旧白峰村中心で)を進呈いたしました。

 

街のなかの点を線で結ぶ、

白山市内の点を線で結ぶ、

地道ですが、有意義なイベントでした。


なかまち雛めぐり2009 その2

2009-03-19 07:08:40 | 街のこと

続きです。

 

2月26日からスタートした私たち千代尼通り商店街なかまちの雛めぐり2009、

目玉企画の力作雛だるまを会期の後半は集合展示しました。

 

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白山市松任美術協会の方々の作品10組と、

一般参加の作品75組が一同に会するとまさに壮観です。

だるまのデザイン、アイデアは本当にさまざまで、

ずこい!と思わず声を上げたくなる作品から、ほのぼのとしたものまで。

 

なかにはこんなふうに、後ろにこそ入魂の作品も。

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参加いただいた方々の年齢も幼稚園児からお年寄りまで。

こちらはおなじみ?白山市出身のお笑い芸人ぶんぶんぼうるのふたりの作品です。

 

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↓この作品にまつわるお話しはかっちゃんのブログにて。

http://blog.livedoor.jp/kat3272/archives/51430572.html

http://blog.livedoor.jp/kat3272/archives/51436210.html

 

今回のイベントはとても反響が大きく、

参加した人も見に来ていただいた方も楽しめる企画になりました。

 

話は早くも来年に及んでいます。

来年は何組の雛だるまを集めることができるかな。 


なかまち雛めぐり2009

2009-03-18 21:27:43 | 街のこと

終わっちまったイベントなんだけど…

報告してなかったので。

 

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2月26日から3月8日の期間、

私たちの千代尼通り商店街なかまちの各店を会場に、

なかまち雛めぐりが開催されました。

 

各店所蔵のお宝雛人形や、

市内近隣の保育所・幼稚園や子供のための施設のみなさんの作品を

ショーウインドウや店内の一角に展示しました。

 

そして今年の目玉はなんと言っても雛ダルマ展。

姉妹都市である静岡県藤枝市から取り寄せた

真っ白な無地ダルマをキャンバスに、

一般参加によって思い思いの雛ダルマを彩色していただきました。

↓作品の募集についてはこちら

http://blog.goo.ne.jp/fukuweb/d/20090111

 

集まった作品はなんと総数75組。

本当にすばらしい力作ぞろいでした。

 

また、白山市松任美術協会の方々には少し大きめのダルマ作品を

10組制作いただきました。

ご協力本当にありがとうございました。

 

今回のイベントのしめくくりとして、

この雛だるまの集合展を3月10日から15日まで開催しました。

 

壮観でした。

このあたりのお話しや写真は、少しもったいぶって次回ご紹介。


商業活性化推進事業意見交換会

2009-03-17 12:01:49 | 街のこと

勉強好きは、成長する人の大切な要素のひとつ。

 

2月16日、七尾商工会議所を会場に、

石川県商店街振興組合連合会主催の

商業活性化推進事業意見交換会が開催されました。

私たち千代尼通り商店街から7名が参加しました。

(多い。ほかはひとりとかふたり。)

 

はじめに基調講演をいただいたのは、

長野県の株式会社飯田まちづくりカンパニー取締役事業部長 三石秀樹氏。

飯田市では、空洞化した市街地を生活者にやさしいまちに再生するため、

地元の商業者が核となって、行政や金融機関、地域の企業と協力することで

複合ビルやテナントビルの建設と管理運営、

高齢者に配慮した援助付き賃貸住宅の建設と管理運営、

りんご並木の三連蔵を活用した交流スペースの設置など、

さまざまな事業を展開して成果を出しています。

 

休憩をはさんで、グループディスカッション。

コーディネーターは、商人×笑人倶楽部でもゲスト講師として参加いただいた

七尾街づくりセンターの谷内博史さんです。

 

飯田の事例をもとに意見交換を行ったのですが、まず手法がおもしろかった。 

みなさん、フリップトークってご存知ですか?

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はじめに課題について自分の意見をフリップにまとめる時間をとり、

次に順に話していくわけです。

 

自分の話すことの論点がまとまり、

短時間で相手に大事なことが伝わるというしくみです。

 

私が感じたことは、「本気さ」が違うということ。

 

行政の責任、人材がいない、不況だから…と、

できない理由を並べてやらないのは簡単。

 

わざわざ長野県飯田市から、雪の中を自家用車でおいでいただき、

情熱的で実践的なとてもいいお話を聞かせていただいた直後から、

だからうちでは何もできない、ということを一生懸命主張している方が

いらっしゃったのはとても残念でした。

 

たしかに地域ごとにいろんな事情はあるけれど、

地域ごとにできることはいっぱいあります、現実に。

そして、実行するのは、あなたです。私です。

 

誰もやらない…

その中に自分も含めて語る人があまりいない。

内外を問わず、商店街関係者からこの類の話をこれまでどれくらい耳にしたことか。 

このあたりのところがダメになる、ダメといわれてしまう必然です。

がんばっているつもり、悩んでいる、では、残念ながら足りないのです。

この差が本気さの違いであり、結果の違いに現れるのです。

 

夢や未来を今すぐ実現する能力は誰も持ち合わせていないのです。

あったら今すぐ叶えてしまうからです。

チカラがないと悲観したり、見栄を張ってとりつくったりせず、

目標を決めて、本気でやりましょう。

 

気づいた今がチャンス!、開き直った年齢に手遅れはありません。

 

もちろん私たち千代尼通り商店街から参加したメンバーは

そんなことを口にしません。

前向きなので、この手の会議では時に浮いていることさえがあります。


第4回 商人×笑人倶楽部

2009-02-13 07:07:00 | 街のこと

2月12日は、商人×笑人倶楽部の第4回目。

 

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前回までのゲスト講師のお話を受けて、

自分たちも何か新たな活動につなげていけそうな感覚を持ちながら、

今回は、先日の視察研修の報告を題材にして、

ざっくばらんな意見交換を行いました。

 

横浜市の市井の名店継承事業のこと、広尾商店街振興組合の活動、

そして各自が自分の眼で見てきた街や店や商品のことなど、

収穫はいろいろとあったことが確認できました。

↓視察研修の様子はこちらで。

http://blog.goo.ne.jp/fukuweb/d/20090207

http://blog.goo.ne.jp/fukuweb/d/20090209

http://blog.goo.ne.jp/fukuweb/d/20090211

 

視察に行けなかったメンバーからも近況報告。

酒屋さんと珈琲屋さんのコラボレーションで、保育園を訪問。

お母さん方を対象にコーヒーの入れ方や、

豆の煎り方の違いによる味くらべなど、楽しい時間を過ごしてきたそうだ。

  

先方はこういうミニ講座をいろいろやってほしいと思っているようで、

商店街にはいろいろとネタがありそうだ。

今後もメンバーを拡張して、ツアーを組んで行くのもおもしろい。

 

個店でできること、仲間どうしでできること。

  

視察研修で話題になっていた後継者や空き店舗の問題も、

結局はお店を繁盛させることに解決の方法が帰着する。

そのために大事なことは、

今のお客さまの視点で自店と自分を見直し、(←これが素直にできると半歩前にすすむ)

では具体的にこうしようと決めて(←これが明るく決断できると前にすすむ)

とにかく実際にやってみることだと思う。(←気楽にまじめに行動すると前にすすむ)

 

あとは、継続はチカラ、ですね。

 

今回は特にいろんな意見が出たので書ききれません。

続きは次回。最終回ですから、具体的にいきましょう、ということで。

臆せず、こんなことやってみよう、を出し合ってみよう思います。


広尾商店街振興組合 訪問

2009-02-11 12:31:00 | 街のこと

P2040054 東京視察研修のつづきです。

 

最終日午前は広尾商店街振興組合を訪問しました。

 

渋谷区にあり、広尾という地名にも、

どこかハイソでセレブな雰囲気があります。

実際、地下鉄の広尾駅を出て、

商店街を通りぬけた先には中低層のマンション群が立ち並び、

都心部の住宅街として、また商業地としても

とても良好な環境にあるように感じました。

 

当日は、理事長の新村さん、副理事長の田井さん、専務理事の秋山さんと、

東京商工会議所渋谷支部職員の方2名にご対応いただきました。

ありがとうございました。

 

こちらの商店街では、中小企業診断士の方々と継続的に連携しながら、

さまざまな課題にメスをいれながら奮闘中です。

はじめのきっかけは、商店街の街路放送で流す

各店のアナウンス原稿が集まらなかったこと。

よくよく調べてみると、みんな何をアピールしたらいいのか、

どうアピールしたらいいのかが自分でつかめていないことが原因だった…

それをきっけに勉強会を開催し、それが発展していき…といった感じです。

 

また、こちらでもご多聞にもれず、後継者問題が課題となっている様子。

家賃相場が高いことから、閉店しても貸したほうが身入りがいいなどの条件もあり、

商店街のビジョンについても意思疎通がまたまだ図れていないことから、

今後の商店街の活動のあり方や方向性が見えてこない。

 

商店街活動というと、

なにか自分にとってメリットがあまりないことのように捉えられがちなのですが、

実はお互いのコミュニケーションがないと、

街が成立しない事態にだって陥る可能性があるのです。

 

私たちが最近行っている木曜会議、商人×笑人倶楽部も本質はここです。

お互いのレベルや方向性をスミからスミまで一致させることはできないけれど、

それぞれの価値観を認め合いながら、

大きくは同じ方向を向いているお店同士、商人同士の集まりでないと、

結局は魅力的な街になどなりえないということです。

  

帰りの道すがら、ふらっと入った同商店街のお店にて。

 

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お箸専門店です。

お箸だけ。

1,000円程度の値ごろなものから、

数万円の高級品まで、いったい何点ぐらいの品揃えなのでしょうか。

 

ちょうどキャンペーン中ということで、

箸への名入れをその場で、しかも無料でしていだきました。

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購入したのはこれ。

ラッキーカラーの赤い塗り箸と、

箸袋、ケースをチョイスして、締めて3307円也。

 

この日から私もMY箸ユーザーとなりました。