徹底的にパクる、これを略してTTPというそうです。
関係ない話なんですけど。
ところで今話題のTPP、そもそも総理の腹は決まっていたということでしょう。
少なくとも交渉参加ということにはなるのはまちがいない。
参加?不参加?どっちがいいのでしょうか。
議論そのものがよく見えないのですが、みなさんはいかがなものでしょうか。
民間のしがない商売人の私には全体がまったく見えない話です。
乏しい知識を前提にしているので、ただなんとなく、あくまで自分が感じる範囲で意見をまとめて書いてみたいと思います。
ズレていたら恥ずかしい限りなのですが、この話題についてはなぜか無関心ではいけないような胸騒ぎのようなものがするのです。
《感じること その1》
TPPに参加しないということは、「鎖国」といわれるほどの状況を生み出すものなのでしょうか。
日本はそもそもそれほど閉鎖的なのでしょうか?
(現状以上の)グローバリゼーションこそ、これからの日本の進む道、というのは本当に盲信してもよい選択なのでしょうか。
《感じること その2》
また、いまこそ開国を!と息巻いていますが、肝心の交渉力というものを日本はもっているでしょうか。
これまでの日本の外交の経緯から推測しても、TPP協議に参加したはいいけど、結局は言われるがまま、ということになりそうな気がするのは私だけでしょうか。
《感じること その3》
日本人は約束を守る民族なので、条件がたとえ不利なものであっても守る方向に比重が高まるでしょう。
他方、背に腹がかえられないと裏であれこれと自国の有利にふるまう国もあるでしょう。
良くも悪くもズルさの足りない日本に、相対的に不利に運用されることは多くなるのではないでしょうか。
《感じること その4》
そもそもTPPの背景にはどういった事情があるのでしょうか。
加盟国の経済規模からして、事実上はアメリカと日本の2国間協議ともいえます。
オバマ大統領も必死でしょう。
アメリカはすでに金融市場を舞台にしたこれまでの経済政策が完全に行き詰っていることから、実態経済による収益確保に動き出すしかない、ということなのではないてでしょうか。
アメリカの目的は、実質的にアメリカの輸出の拡大で、これ以上他国からの輸入を拡大するつもりはないのではないでしょうか。
他の加盟小国のものくらいをちよろちょろと輸入して体裁を保っておきつつ、日本にドカンとモノを買わせて、日本からはさほど輸入しないつもりとか。
《感じること その5》
またその輸出入の品目として話題になっている農産物や工業製品はむしろダミーなのでは?
問題を目先の消費財的なものにすり替えて日本を強制的に開国(というより丸裸にして)、その他の非貿易項目の進出で根こそぎ…なんてシナリオがあるのではないでしょうか。
農業のあり方 vs 工業製品の輸出立国としての日本 という図式にこの問題を矮小化して議論するのはやばくないでしょうか。
ちなみに農業や食糧自給の問題はいずれにおいても変革が必要だと私は思います。
《感じること その6》
確かに他国との交易なくしてこれからの日本はやっていけないでしょう。
しかし「これからは強い日本じゃなくてはいけない」からと言われて、いきなりリングにあげられたとしても、強者相手に袋叩きにあうだけなら行かないほうがいいのではないでしょうか。
とにかくまずは国力をもっとちゃんしないと。
《感じること その7》
あくまでたとえというか、私のフィーリングですが、
太平洋戦争に突入していったかつての日本の状況と似ているような気がします。
アジア環太平洋における日本包囲網しかり、
また当時の軍部の好戦的姿勢と、今の経済界の一部、例えば企業トップの発言が参戦を煽っているのが被ってもみえ…
なんか追い込まれている気がするんですけど。
とりあえず日本からパールハーバーを攻めたりして向こうに理由を与えることがないように気をつけないといけないんじゃないでしょうか。
《感じること その8》
小泉竹中政権下における規制緩和、郵政民営化のときともすごく似ているものを感じます。
郵政民営化が実現すれば世の中はバラ色…はたして、そうなったのでしょうか。
だいたい今のところ以上です。
たいした説明もなるほどと思える理由も明らかにされないまま推進されるということの背景には、我々の知りえない何か特別な要因があるのでしょうか。
こんな素人の私が思うこと感じることに、国や政治家がもっとわかりやすく、誤解のないよう解説していだだけると本当はうれしいです。
…でも、政治って、そういうわけにはいかないものなのでしょうかね。
とにかくがんばってもらいましょう!
自分の仕事はお客様によろこんでいただくことなので、それに邁進するしかありません。