映画感想(ネタバレもあったり)

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映画『フォードvsフェラーリ』 映画音響が素晴らしい 

2020-01-19 | 映画感想




音が凄い。

車が走る時の音がブーンッなんていう単純な音じゃない。

「車は1万個の部品でできている」とのことで
走行中はその部品の全てが振動して音を発している。


タイヤが回る音、地面を擦る音、滑る音、焼ける音。
ホイールが軋む音、燃える音。
ミラーが、ドアが、ガラスが、メーターが。。。


車がいかに奇跡の乗り物なのかを音で伝えてる。


録音じゃないと思うんで、音を作ってるんですね。


***


あと、撮影。
どうやって撮ってんの、と。

レースシーンの大半は実写とのことなので
後ろに走ってる車とかバックミラーに映った車はCGですよね、たぶん。

めちゃくちゃ奇跡的なアングルの連続ですよ。
興奮しない時間がない。


***


意外とサラリーマン映画でしたね。

「おれたちはチームだ」という魔法の言葉で体制側に飲み込まれていくし
それがある程度美しきものとして描かれる。


***


あとは電話妻ね。

ヒーローとして活躍する夫をやきもきしながら電話の前で待つ妻。
今回は演じられたのはカトリーナ・バルフさん。

いかに単純な電話妻にしないかに注力されていましたね。

荒っぽく運転して夫を脅したり
野太い声で威圧したり
腕組んで仁王立ちして
自立した女性感を強めていましたね。



***


やっぱフェラーリかっこいいなぁ!
と思うのはこの映画の感想として正しいかと。





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