絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

「一弦琴 一つ緒のみち」

2006年04月29日 13時02分41秒 | 一絃琴
奏法について図入りで書かれているのは
大西一叡著「一弦琴 一つ緒のみち」でした。

これと愛知一紅著「一絃琴 愛知一紅演奏曲集 別巻(解説本)」を
読むあわせてみると、清虚洞という一つの流派の流れがわかる。
これらを読む前は、この派が一絃琴の一大流派と思い込んでいたが
(泊仙操があるので)
いまは、あくまで種々ある流派の一つと思うようになってきた。

真鍋豊平の芸風?を色濃く残している流派というのは
果たして存在するのだろうか。
あるいは、奏者による解釈や好みで変わって行っており
そのようなものは残り得なかったのか。

ともあれ、もとは一つの流れで始まっても、枝別れしていくのは
一絃琴に限らずあることだろう。