つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

ブログジャズ喫茶ブルーリース「ライブ・イン・ジャパン~1961VOL.2]

2006-05-10 17:53:10 | 気まぐれ雑記
久びさブログジャズ喫茶ブルーリースを開店します。今回は前回に続いてアートブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの後編を紹介します。

テナーマン、ウェイン・ショーターとトランペッター、リー・モーガンの二人について話しをします。ウェイン・ショーターと私との出会いはスーパー・ノバと言うアルバムでした。そのオビにはジョン・コルトレーンの再来と書かれていたのが目を引き買って聴いたのが始まりでした。ジョン・コルトレーンと聴き比べた事を今でも鮮明に覚えています。実力もコルトレーンにも劣らないプレーを披露している彼が、この当時は新人でありこの日のプレーで日本人ミュージシャンを唸らせた事はまさに新人らしからぬ将来の大物プレーヤーになる素質を当時から兼ね備えていたと思います。

この日の彼の目立った曲は「ネリー・ブライ」であります。ソロの部分で若さにまかせたコルトレーンばりの演奏は圧巻でした。ぜひとも聴く価値ありです。

片やリー・モーガンはクリフォード・ブラウン並みのプレーを披露し当時者若干19歳の若さで一流トランペッターの仲間入りをしており人気もありました。彼も不運な事故で若くして亡くなった事はジャズ界にとっては大きな損失であったと思います。その点は天才トランペッター、クリフォード・ブラウンと同じ様な運命だったと私は感じました。彼のこの日のプレーで目立った曲は「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」であり、その演奏を聴くと彼がいかに素晴らしいプレイヤーであったかと言う事が分るはずです。

その他VOL.2に収録されている曲では「ダット・デアー」の中でボビー・ティモンズの力強いピアノが聴けます。「チュニジアの夜~テーマ」が最後を飾る曲になっています。この二枚はジャズにおいて歴史的なアルバムであり初心者の人も満足出来る構成になっています。ぜひ聴いて楽しんで下さい。

今日は夕方にかけてもの凄い強風が吹いてきて空も急に曇ってきました。春雷も聞こえています。ここ3日ほど五月雨のようです。それではそろそろこの辺で閉店と致します。又のご来店をお待ちしています。

参考資料、テイチク(株)             YOSHI